最近の私は怒っている。
「みんな、留学が遊学になってしまっていないか?」
せっかく高いお金をかけて、場合によっては休学をして海外に勉強をしに行っているわけなのに、なぜこのような事態になってしまうのか心底疑問である。
私も高校のときに1年間カナダに留学をしていた。自分では「成功した」留学であったと思う。
その経験をもとに、留学に行っている人の過ちを一つ一つ露呈してやろうと思う。
・・・覚悟しろよう(`・ω・´)
目次
あなたの留学は遊学になっていないか
元国連職員の大学講師が「遊学になるくらいなら、留学はしない方がまし」だと言っていた。
その講師によれば遊学とは本来の辞書に載っている意味とは異なり、次のような状態を指す。
・現地にいる日本人とつるむ
・SNSなどで日本語に触れる機会がある
・日本に一時帰国する
もちろんその人の目的や期間によっても良し悪しは変わってくるのだろう。
ゆっくりと時間をかけて楽しみながら言語を学びたい人もいれば、1年という期間の中で一程度まで言語を上達させたい人もいる。
自分の目的や期間と留学の内容を照らし合わせてみてほしい。
留学を成功させる秘訣
ここからは私が今留学している人たちが犯している過ちを例に挙げて、留学を成功させる秘訣を考えていきたいと思う。
過ち① 目的を持っていない
過ち② 留学先
過ち③ SNSで日本語に触れる機会が多い
過ち④ 日本に一時帰国する
過ち① 目的を持っていない
前述したようにそれぞれの目的をもって留学に行くだろう。ただ問題なのは、目的がない人たちだ。
私の大学は語学系の学校なので、学年の約2/3は一年間留学に行く。
もちろん高い志を持っている人もいるが、中には「周りが行くから」「語学系の大学だし…」「親に勧められて」などというとんでもないやつがいる。
そんな感じなら、その留学資金を私に与えてください。(切実)
まずは留学をする目的をきちんと決めることが、成功する第一歩だろう。
過ち② 留学先
留学先の学校は重要な要素である。
私が考える選ぶポイントは2つ。
1、日本人留学生の数は? 2、語学学校かローカルな学校か
1、日本人留学生の数は?
留学も一般的になってきて、どこに行っても日本人がいる現代。
以前、カナダエリアを担当していた留学コーディネーターが、「バンクーバーは日本人がすごく多いですよ。いつも日本人同士でつるむので英語を使う機会がないんです。」と言っていた。
私はカナダのアタバスカという小さな町に留学していた。そこにいた日本人はたった3人。
当然、カナダ人と接する機会の方が多いので英語は嫌でも身についた。
「英語を身につけなければいけない状況」に自分を追い込むことで英語力が上がった気がする。
2、語学学校かローカルな学校か
そこまで大きな問題ではないのだが、個人的には、ローカルな学校に通うことをおすすめする。
これも1と同様の理由だが、語学学校には日本人が多い。日本人以外だとしても、彼らは、その学ぶ言語を第1言語として使用していない人々である。
より生の言葉に触れたいのなら、ローカルな学校に通うのがいいだろう。
ただ、私は授業についていけなかったので本当につらかった( ^ω^)タンイクダサイー
過ち③ SNSで日本語に触れる機会が多い
インスタグラムやTwitterなど、SNSは私たち大学生にとって手放せないものとなってしまった。
留学に行くと、「やっとアメリカについたー!」「ご飯、まずい…」「ジェニーとランチ♪」など、近況をいちいち報告してくるやつがいる。
日本に残っている家族や友人としては、楽しくやっていてよかった、と安心する。
ただ…更新しすぎじゃない⁉めちゃくちゃ日本語使うやん!!
と、思うことは多い。
中には、長文の英語で近況報告をしてくれる人もいるのでSNSが一概に悪いとも言えない。
長いし、難しいから読まないけど(ボソッ
過ち④ 日本に一時帰国する
期間にもよるが、1年の留学で一時帰国してくる人なんなん( ^^)
私も1年間留学した身として、日本に帰りたい気持ちも友人や家族に会いたい気持ちもわかる。
でも、1年くらい我慢しようや、とも思う。
3年とか4年とかなら、たまに帰ってきてもいいと思うが、1年は頑張ろう。
まとめ
留学を遊学にしてしまう諸悪の根源を4つご紹介した。
①目的がない
②留学先
③SNSで日本語に触れる機会が多い
④日本に一時帰国する
せっかく高いお金をかけるのだし、周りの協力もあって実現することのできる留学なのだから、やっぱり成功させてほしいと思う。
私自身が留学をして一番大切だと感じたのは、日本以上にその国を好きになることである。その国を好きになることで、言語も身に着けたいと思うし、もっと楽しみたいと思って努力を続けることができるのではないだろうか?
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