皆さんは、本を読みますか?あまり読まないという人も少なくないと思います。実際に僕も「本を読んでいますか?」と聞かれたら、「ほとんど読んでない」と返してしまうくらい読んでないかと思います。親には本を読みなさいと言われ続け、国公立大学の入試では現代文で足を引っ張り、大学に入れば教授も本を読みなさいと言います。教授は、スマホの普及により読書をする学生が体感的に減ったと言いますが、両親の話などを聞いていると納得します。読書をあまりしたことのない僕ですが、新しい本と出会いたいと思い(ゼミで必要な本を探しに行ったのは秘密です…)、本の街・神保町を巡ました。今回はいくつかの古書店、新刊書店などを紹介していきたいと思います。
・本と街の案内所
こちらは、神保町に来たら、是非最初に行ってもらいたいスポットです。ここでは、神保町の古書店MAPがもらえる他、在中しているスタッフの方が、自分の探している分野の本の探し方や、神保町の書店の在庫検索、在庫を持っていそうな書店についての情報などを教えてもらうことが出来ます。古書店マップを見ると、「こんなにも書店があるんだ!」と驚くほどにあります。神保町を歩いていると探していなくても古書店があるというくらいあります。今回は、欲しい本がおおよそ決まっていたので、多くは調べてもらいませんでしたが、神保町で有名な書店の情報など役に立つ情報は多かったと思います。以下に店頭端末で見られるサイトのURLを張っておきます。多くの書店は、店内撮影禁止でしたが、本と街の案内所だけは、特別に許可をもらい、店内の写真の掲載許可を頂きました。小学館ギャラリー内の一部に入っておりますが、どちらも内装がきれいでとても良い場所だなと思いました。奥のテーブルには訪れた方が自由に書けるノートが置いてあったので、僕も足跡を残してきました。
BOOK TOWN じんぼう http://jimbou.info
日本の古本屋 https://www.kosho.or.jp/
想-IMAGINE Book Search http://imagine.bookmap.info/
・神田古書センター
こちらは、1~5階に古本屋が、7階にボードゲーム店が入っているビルになります。神保町駅を降りてすぐにある、神保町古本屋のシンボルとも言えると感じました。
1階;高山本店
店内には歴史書を始め、能や狂言などの伝統芸能の書物、美術書などが所狭しと並んでいます。料理本も少なくはなく、料理好きの方も是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
お店HP http://takayama.jimbou.net/catalog/index.php
BOOK TOWN じんぼう http://jimbou.info/town/ab/ab0099.html
2階;夢野書店
1階の雰囲気とは打って変わって、こちらは漫画、雑誌、絵本を扱っているお店になります。見た目で、「ジャンプじゃん!」「コロコロコミックじゃん!」と思うものに出会うも、背表紙の発売日を見ると、自分の誕生日に近いことに驚きを隠せませんでした。
お店HP http://www.yumeno-manga.com/
BOOK TOWN じんぼう 掲載なし
3階;鳥海書房
こちらは、動植物系の書籍がメインのお店でした。その書棚は、古生物、昆虫、釣り、園芸,野草、料理、科学史と、多彩なジャンルに分けられており、その数は40種類以上にもなるといいます。これらの分野の本を探しているなら、鳥海書房さんは是非訪れてみるとよいかもしれません。「菫」や「桜」など、花の種類については一つにつき書棚1段分の図鑑や書籍がそろっていることもあるというほど、品ぞろえは充実しています。
お店HP https://www.kosho.or.jp/abouts/?id=12010590
BOOK TOWN じんぼう http://jimbou.info/town/ab/ab0109.html
4階;梓書房
文学を柱として、哲学・教育・心理学、そして演劇関係がこの店の品ぞろえのメインだそうです。お店には、専門性が高いものが多く、理系の自分にとっては、分かりづらい部分もありましたが、神保町には、この様に、専門性の高い本が並ぶお店が多々あるということも分かりました。梓書房さん、気の利いたことが書けず申し訳ありません。
お店HP http://azusa.jimbou.net/catalog/index.php
BOOK TOWN じんぼう http://jimbou.info/town/ab/ab0005.html
5階;みわ書房
このお店は、児童書を専門に扱うお店の様です。店内に入り、書架を見ていると、宮沢賢治の本など、小学生の頃に読んだなという本もあり、懐かしく思いました。絵本も数多く、つい手に取って読んでみたいと思うものが多かったです。
お店HP http://www.miwa-shobo.com/
BOOK TOWN じんぼう http://jimbou.info/town/ab/ab0156.html
・明倫館
こちらは、自然科学系の専門書の専門店です。物理が好きな僕にとっては、ページをめくってて面白いと思う本が多いです。(数式ばっかり見てないで、文字を読みなさいって感じですね。) 量子力学を勉強しようと思っていたところでしたので、若干の書き込みはありましたが、良書に出会えました。
お店HP https://www.meirinkanshoten.com/
BOOK TOWN じんぼう http://jimbou.info/town/ab/ab0159.html
・中川書店
岩波文庫の本を目当てに入りましたが、なかなか多くの数を揃えておりました。
お店HP http://www.koshokaitori.com/field/
BOOK TOWN じんぼう 掲載なし
探していた岩波新書の本は、回った古書店では見つからずということでしたが、午前授業が終わり、午後から神保町に来ていたので、おやつ時になり、おなかもすいてきました。とぼとぼ歩いていた私は、神田古書センターの隣にあるカフェに入ることにしました。
・神保町ブックセンター
ここは、岩波文庫の新刊書籍を専門に扱った、カフェ併設の書店です。スタッフに目当ての本を伝え、席でメニューを見て待っていると、すぐに本を持ってきてもらえました。
本を開けてみてみると、きれいな表紙と新品の紙質、紙そのものの香りがあり、新刊も悪くないと思いました。ロマンを求め(お金を節約したかったのはここだけの話)中古を探していたはずですが、運ばれてきたケーキを食べながら読書に夢中になっていました。
お会計と一緒に読んでいた本も購入しましたが、つけて頂いたブックカバーが、神保町の歩き方ということで、デザインがとても良いなと感じました。
お店を出るともう夜で、多くの古書店は閉まっています。もう少し早く出ていればと思いもしますが、それだけ、夢中で本を読める環境でしたので、神保町ブックセンターはなかなかオススメスポットです。ここからは、夜遅くまで空いている、新刊書店を2店舗紹介いたします。
・書泉グランデ
計6フロアを持つ、新刊大型書店です。中でも、1フロアは鉄道関連のみのフロアで、売り場面積がとても広くとられています。鉄道関連の書籍をお探しの方は、是非訪れてみてはいかがでしょうか?
・三省堂書店
神保町最大級の書店だと思います。新刊でお探しの本であれば、ここをあたってみるのが良いと思います。外からは、見上げる程の高さでした。
お店HP https://www.books-sanseido.co.jp/shop/kanda/
いかがでしょうか。まだ、回ってない本屋は沢山ありますが、古書店マップを見て回れば、きっとお目当ての本は見つかるはずです。皆さんも、是非本を探しに神保町に行ってみてはいかがでしょうか。
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