好きを見つけよう

ウクライナに希望はない!?けれども美しい国!!!

こんにちは!ポーランド在住2年目に突入しました、白間です。

ポーランド語は相変わらず上達していませんが、ポーランドの文化や生活にはだいぶ慣れてきました。

今回は私の友人であるウクライナ出身のダシャが日頃から興味深く、自分の人生についても考えさせられる話をしてくれるので、皆さんにも是非読んで頂けたらと思い、インタビューすることにしました!

それでは早速インタビューに移ります!

 

ウクライナ1

 

簡単に自己紹介をお願い!

 

―私の名前はダリア!なんだけどニックネームのダシャで呼ばれる方が嬉しいかな。親も基本的にダシャと呼ぶから、お母さんにダリアって呼ばれた時は「あれ、私何かしてしまったかな?」ってちょっと緊張する(笑)

 ウクライナ生まれで、ポーランドには1年前から住んでるよ。今は大学院で国際関係学を学んでいて、2年生になったから、来年2019年6月頃卒業予定。

 一人っ子で、両親は教師。ウクライナ内だと中流家庭に属すかな。性格は幼いころから呑気であまり心配とかしないタイプだから、ポーランドに住むのに大きな抵抗はなかったわ。

 

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たぶん性格もだけど、ウクライナとポーランドはお隣同士だからっていうことも関係あるのではないかな。

 

―そうそう!その通り。

 ウクライナの大学では英語を専攻していたから、今大学院で勉強している専攻とは全く異なっていたね。ドイツ語も少しだけ勉強したけど、それについてはあまり触れないわ(笑)

 今はほぼ忘れてしまったし。

 今22歳なのだけど、この歳の割には、色々なことを体験してこれたと思う。

 

 

趣味は何?

 

―ありふれた趣味かもしれないけど、歌うこと、絵を描くこと、踊ること、ユーチューブを見ることが好きね。あと、これはあまり多くの人が趣味に挙げないことだろうけど、勉強することも好き。

 

 その趣味はすごく得してると思う!

 

 

 

ウクライナの教育事情

日本の教育制度を基準にすると、22歳で既に大学院の2年生っていうのはとても早いのだけど、ウクライナの教育制度はどうなっているの?

 

―私が22歳と聞いて驚く人は他にもたくさんいたわ。でもウクライナで育った人には、私の年齢で既に大学を卒業してるってことは当たり前のことなの。

 なぜかっていうと、16歳か17歳で学校を卒業するからなんだよね。日本を含めた他の国々では学校が小・中・高みたいに分かれていることが多いと思うけど、ウクライナではそういった区分がないんだよね。

 そういった背景から、ウクライナでは16歳、17歳の時点で社会に出ていくことになるのだけど、そんな年齢で自分の進みたい道を決めるなんてとても難しいでしょ?

 

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本当にそうだよ。私なんて既に20歳超えているけど、今も将来どうやって生きていこうかなんてはっきり定まっているわけではないもん。もちろん16、17歳の頃なんてもっと分からなかったもの。

 

―でしょ?大抵の生徒がそう思ってるはずよ。

 だから、大学に行く生徒の大半は、学校を卒業する時点で自分の興味のある専攻親に勧められた専攻に決めるわ。

 私自身はたまたま、将来も英語に関わっていきたいと強く思っていたから、とても幸運だったと思う。私の知り合いにも何がしたいか全くわからなくて、親に言われた専攻に決めている人がいたわ。

ウクライナの大学は3年ではなくて4年間

 

 

4年なら日本やアメリカと同じだね。

 

―そうなんだね。

 私は英語を大学で4年勉強した後、大学院では英語ではない別の専攻にしたいなと思っていて、国際関係学を選んだの。

 さっきも話したけど、もっと明確に説明しておくと、ウクライナの学校は6歳から始まるのだけど、その前の幼稚園にも3年間行かなければならないの。

 6歳からの11年間が学校に通う期間になっていて、自分で学校を変えようとしない限り、基本的に11年間同じ学校に通うのよ。

 

 

 

ポーランドとウクライナの違い

どうしてポーランドを選んだの?なぜ続けてウクライナで大学院に行かなかったの?

 

―まず、ウクライナの大学院でそのまま英語を専攻したくなかったからね。

 次に、これが一番大きな理由と言えるのだけど、ウクライナにとどまりたくなかったからね。

 2017年に大学を卒業したのだけど、ウクライナの状況っていうのは2013年の終わり頃、2014年の初め頃から悪くなってきていて、特にここ2、3年で状況の悪化に拍車がかかっているの。

 はっきり言ってウクライナに留まることにメリットを感じなかったわ。

 

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状況って言うのは経済的、政治的状況のこと?

 

―それはもちろんのこと、安全面や、仕事キャリア面法律面における状況もね。本当にたくさんのこと。

 そして、それらの状況が改善されるという希望が見られなかったの。

 ウクライナはもちろん自分にとっては故郷で、そこに代わりはないのだけど、本音を言うと、自分の人生の中でウクライナが一生を過ごす場所だとは感じたことがないの。

 解決したくても自分には解決不可能な問題がたくさんあって不満に思うことが多かったわ。

 

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 自分はウクライナ人っていうよりもヨーロッパ人に近いと思ってきたふしが幾度となくあったわ。ポーランドに来る前から自分の国に対して批判的に見ていたと思う。

 そういう自分の性格もあってだと思うけど、大学院を選ぶ時に、ポーランドだけではなくて、カナダやドイツ、イギリスも検討したわ。

 だけどやっぱり学費が高いし、奨学金を貰うにはハードルが高くてかなり難しいし・・・。

 だからそれらの先進国より少しハードルの低い所に行こうと思ったのね。ポーランドなら他のヨーロッパの国々と比べると安いけれども、ウクライナより良い教育が受けられるから。

 あと、ポーランドはEUに入っているけど、ウクライナは入っていないのね。

 だから卒業した時に、ポーランドの大学院で勉強したっていう証明とウクライナで教育を受けたという証明では、国際的な信頼に大きな差がつくの。

 

 

じゃあ要約するとポーランドに来たのはより良い機会を求めてってことで良いかな?

―その通りね。特に私のいるワルシャワはポーランドの首都で他の街よりも国際的だから、色々な人に出会うこともできるわ。

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gakuseikichi

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