金融業界、証券会社って堅そう、難しそう…というイメージを持つ方もいるかもしれません。
そもそも証券会社がどのような業務を行い、どのような役割をはたしているかご存知ですか?
今回は、SBI証券の人事部の鈴木さんに取材を行い、証券会社の業務や役割、オンライン証券の強み、証券会社で働く魅力などをお伺いしました!
―本日はよろしくお願いします！
初めに証券会社が社会に果たす役割を教えていいただけますか。
国を挙げて「貯蓄から資産形成へ」ということが叫ばれていますが、証券会社はその一役を担っています。
家計に占める資産の割合は半分以上が現金・預金と言われています。この数値は諸外国と比べても極めて高いんです。
貯蓄するのではなく、人々が投資をしていくことで日本の経済は元気になっていきます。
―証券会社にはどのような業務があるのでしょうか。
証券会社の固有業務には、ディーリング業務、ブローキング業務、セリング業務、アンダーライティング業務の4種類があります。
SBI証券も一通りの機能を持っていますが、オンライン証券といわれる所以は、主に個人投資家向けに行っているブローキング業務を、インターネットを通じて展開しているからです。
ブローキング業務とは投資家からの委託を受け、それに従って有価証券の売買を行う業務のことを指します。
―証券会社は数多くありますが、その中でSBI証券の位置づけはどのようですか。
SBI証券は、対面店舗を持たず、主にインターネットを通じてサービスを提供しており、国内の個人投資家の3割以上の取引を担っているんですよ。
現在では、オンライン証券は当たり前になってきましたが、SBI証券は創業当初からITを駆使して成長してきた企業です。
Fintech企業として、AIなどの先端技術もいち早く取り入れてきました。
―インターネットを通じたサービスが強みということですが、オンライン証券と対面店舗の違いとは何でしょうか。
一つ目は対面店舗がない分、人件費や土地代を削減することができ、手数料を安く抑えることができます。
また、インターネットを活用する世代にご利用いただくので、30～40代のこれから資産を形成していく層、70～80代から資産を継承する層の方々が多いのも特徴です。対面店舗の場合は、70～80代のお客様が比較的多いかと思います。
他にもインターネットを利用する強みとしては、質問に答えるだけで、自動で資産運用をしてくれるロボアドバイザーなど最先端の技術をご利用いただけることです。この機能は、投資初心者にとっても、知識を持っていても忙しくて自分ではできない人にとってもどちらにも魅力的だと思います。
―それでは他のオンライン証券会社との差別化はどのように行っていますか。
SBI証券はインターネットだけではカバーしきれないお客様がいるのではないか、との考えからインターネットとリアルを融合させました。
インターネットのお客様は、金融リテラシー・ITリテラシーがともに高いのでご自身で自由に取引を行っていただきます。
一方で対面のお客様には、IFAと呼ばれる独立系ファイナンシャルアドバイザーと提携することで商品のご紹介などのコンサルティングサービスも提供しています。
SBI証券はIFAとそのお客様が取引をするためのプラットフォームとしての役割を果たしています。
―SBI証券の魅力とはなんでしょうか。
なんといっても一番の魅力は手数料の安さです。
「業界屈指の格安手数料で業界最高水準のサービス」を提供することを目標に、オンライン証券の中でも格安手数料を意識したブランドづくりをしています。
また、オンライン証券というとお客様と関わることが少ない、という印象があるかもしれませんが、コールセンターの顧客満足度が高いのもSBI証券の自慢です。コールセンターにはスタッフが200名以上おり、組織としての研修体制もきちんと整えています。
このような理由からお客様に選んでいただき、口座開設数は426万口座を突破しました。
―426万！とても多いですね。
口座開設数が426万ということは、お客様が426万人いるということです。私たちの使命はそれぞれのお客様が必要とするニーズに適切に応えることのできる426万通りの商品ラインナップを取りそろえることです。
現在は投資信託だけでも約2600種類が商品として用意されているんですよ。
逆に、多過ぎて困ってしまう、というお客様にはリスク許容度や運用目的に合わせてAIが自動で運用してくれるロボアドバイザーをご用意しています。
―常に成長しているという印象を受けますが、今後の目標はなんでしょうか。
今後の目標はホールセール事業の拡大です。現在は個人投資家のお客様との取引が主ですが、今後は対企業のホールセール事業にもどんどん展開していきます。
証券会社の中で1番になることが目標です!
―それでは最後に大学生に向けてアドバイスをいただけますか。
金融は難しいイメージがあって二の足踏んでしまう方もいるかもしれませんが、入社の際に金融に関する知識は不要です。実際に入社する人の大学時代の学部は様々です。
証券会社の魅力は働きながらも様々な業界と関わることでいろいろなことを知ることができることだと思います。
SBI証券は業界で一番になるという目標を持っているので、夢を共有できる人や会社と一緒に成長していきたいという人にはぜひ入っていただきたいですね。
―ありがとうございました!
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