IT業界

音楽を元気づけたい!音楽スタジオ比較サイト「Studoor」

コロナ禍でダメージを受けている音楽業界を何とかできないか…!そんな想いで開発されたサービス「Studoor」が6月にリリースしました!

この数カ月でアプリの開発&リリースをされた芦野健太(あしのけんた)さんにアプリ開発の経緯や事業をはじめるコツなどについてお聞きしました。

ーStudoorとはどんなサービスですか?
(芦野)音楽スタジオの空き状況をネット上で比較して予約までできるサービスです。旅行サイトは期間や場所を選択すると最安値が比較できますが、それの音楽スタジオ版です。駅・場所・時間を選択することで、空いてるスタジオの最安値を検索することができます。

 

ーStudoorのこだわりを教えてください。
使う人の「面倒くさい」を解消するサービスにしたことです。
自分もバンドをやっていたので分かるんですけど、スタジオの予約って意外と面倒くさい。電話じゃないと予約を受け付けていなかったり、ページが見にくかったり。そういう「面倒くさい」が解消されたら、もっとスタジオを使う人が増えるかもしれないと思ったので、使う人が本当に求めているサービスを作ることにこだわりました。

 

ー芦野さんの音楽経歴について教えてください
大学2年生の時に「Emily Sugar」というバンドに加入しました。3年活動してCDを出したりしたんですけど、やりたいことができたので就職を機に音楽を辞めました。今でも、バンド活動を一生懸命やってた経験が役立ってると感じる事が多くあります。
なのでプレーヤーとして音楽業界に戻るというよりは、自分の持っているスキルを活かして何か別の角度から音楽業界を支えたいなと思うようになりました。

 

ーサービスを開発しようと思ったきっかけは?
コロナが流行りはじめた時にライブハウスでクラスターが発生してしまったことで、音楽に対する風当たりが強くなった。有名なライブハウスがつぶれてしまったり、バンドが解散してしまったりと、音楽業界全体で元気が無くなっています。そこで、自分に何かできないかなと思ったことがきっかけです。ライブハウスの利用者が増えることで音楽業界が盛り上がったら良いなと思っています。

 

ーStudoorのサイトには、バンドのMVを流すためのスペースが設けられていますが、これを作ろうと思ったのはなぜですか?
コロナでライブができなくなって音楽をする人たちの活動の場が狭まっている中で、Studoorをライブハウスだけでなくバンドも応援する場にしたいと思ったからです。Studoorを使う人は基本的に音楽をやっている人たちなので、Studoorが一つのバンド活動の場になったら嬉しいです。

ーウィズコロナ時代の音楽業界はどうなると思いますか?
今もそうですけどライブ配信の需要は確実に高まりますね。後は、音楽スタジオの無人化とか。予約の時間になったら自動で鍵が開いて…料金は電子マネーで…みたいになると思います。こんな感じで確実に音楽業界の形は変わっていくので、その変化に柔軟に対応しつつ、何が本当に大事なのかを見極める力が必要だと感じてます。

 

ーStudoorはまだ事業化されていないんですね。
事業化はこれからのStudoorの目標です。事業にするためにはやっぱりお金が必要になるので、まずは使う人を増やして行こうと思っています。今はまだ、掲載しているライブハウスの数が少ないので、Studoorからスタジオの予約が入ったという実績を増やしていって、スタジオ側からの掲載依頼を貰えたらいいなと思います。

 

ーStudoorは芦野さんお一人で開発されたと伺ったのですが、芦野さんは何者なんですか?
本業は会社員です。エンジニア兼デザイナーとして働いています。
大学の時から独学でプログラミングを勉強してiOSのアプリをリリースしたりしていたので、サービスを作る事は慣れているといえば慣れています(笑)

 

ーバンドマンからエンジニアという大きな方向転換をされたのはなぜですか?
元々何かを作るのが好きで、自分の作ったもので誰かに影響を与えたいと思っていました。バンドの活動でも、自分で作った曲だったりライブのパフォーマンスだったりが、誰かの心を揺さぶるっていうことが楽しかったんです。エンジニアも何かを作り出す仕事なので、音楽もエンジニアも僕としては楽しみ方が同じなんですよ。
音楽だけで生活していくのが難しいっていうのは実感していたので、自分が仕事にできてやっていて楽しいと思える物がプログラミングとかだったので、エンジニアになろうと思いました。
結果的に音楽は仕事にしなかったけど、音楽をやっていた経験は「何かに本気で打ち込んだことがある」という自信につながっています。その自信があるので、今もエンジニアとして頑張れているっていうところはありますね。

 

ーStudoorはコロナ禍でアイデアが生まれてリリースまで行っているということで、非常に短いスパンで事業展開されてますが、何か意識していたことはありますか?
何か事業を起こすときとかは、スピード感が重要だと思っています。自分で考えてることって絶対に誰かも考えているんですよ。なので、それをいかに早く実現するかどうかが成功するかどうかが変わります。Studoorは自分一人で作ったということで、個人でやるからこそ実現するスピード感がありました。

 

ー事業を立ち上げたいと思っている学生に何かアドバイスをお願いします。
最初は全部ひとりでやろうと思わずに、周りの人を頼ることが大事です。一人で悩むよりも既に企画を成功させてる人に話を聞いたりアドバイスをもらったりした方が、自分で気がつけないことに気が付けるので良い事業になると思います。

 

ーありがとうございました。

>Studoorサイト

芦野健太(あしのけんた)
1994年生まれ。埼玉県出身。千葉工業大学卒。
学生時代にバンド「Emily Sugar」のギターとして全国CDデビュー。
映画サマーウォーズのOZの仮想世界を実現するために、独学でプログラミング言語を習得。
ブラウザ×SNSアプリ「WAS」を開発しクラウドファンディングを成功させる。
現在はディップ株式会社の次世代事業統括部にて新規事業開発に携わり、エンジニアとしてサービスのデザインやアプリ開発を担当。

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