IT業界

予防領域で活躍するヘルステック企業、FiNC!

 

株式会社FiNCという、急成長中のスタートアップ企業をご存知でしょうか?テクノロジー✕ヘルスケアで、予防領域の最先端を走る企業です!

今回は、学生時代からインターンシップをしており、新卒にも関わらず広報責任者を任されている、玉野井桐子さんと、大学を中退しFiNCに入社した広報の南有紗さんにFiNCの事業内容やインターンシップの魅力などについてインタビューしてきました!

玉野井桐子さん(左) 南有紗さん(右)

 

株式会社FiNCとは

ヘルスケアの予防領域に特化したベンチャー企業。

20124月設立。
従業員
170人(インターン/アルバイト含む)

 

 

カスタマイズされる健康改善方法

 

—FiNCのビジョンを教えてください

玉野井:FiNCは「一生に一度のかけがえのない人生の成功をサポートする」というビジョンを掲げています。

日本は長寿国として有名ですが、実は、健康寿命と平均寿命に11年くらいの差があります。これは、人の手を借りなければ生きられない期間が11年あるということを意味しています。FiNCはその差をなくし、平均寿命=健康寿命にすることで、多くの方が自分の人生を楽しめるようにしようと健康をサポートしている会社です。

 

—なるほど。具体的にはどんなサービスを提供しているのですか?

玉野井:たくさんサービスがあるのですが、主に、一般の方向けのサービスと、企業向けサービスの2種類あります。どちらもアプリをつかって、お悩みや体質、健康状態から、医者・栄養士・トレーナーといった予防の専門家と人工知能が、一人ひとりに最適な改善アドバイスをくれるというものです。

FiNCが現在力を入れているのは、FiNC for Businessという企業向けのサービスです。最近、「ウェルネス経営」や「健康経営」という企業の取り組みが流行ってきています。簡単に説明しますと、企業が従業員の心身を健康をサポートすることで、生産性を上げてもらいましょうという企業の取り組みのことです。

従業員が健康になるだけではなく、企業のブランディングになったり、離職率の低下につながったり、医療費の削減に繋がったりなど、たくさんのメリットがあります。

そのウェルネス経営をサポートするサービスが「FiNC for Business」です。FiNC for Businessでは、通常は数字に出しにくい「健康リスク」というものを数値化・可視化します。改善方法は、アプリを通して専門家と人工知能が教えてくれます。一人ひとりにカスタマイズされるので、効果がでやすいですし、従業員のご家族も利用できるので、とても喜ばれています。奥さんがつくるご飯も、どんどん健康的になっていったりもするようです。

今は世界中で一番売れているウェアラブルデバイスfitbit (※)と連携したので、睡眠時間や歩数等も自動でログをとり、連携した「FiNC for Business」にデータがたまるようになりました。自動でデータをとって、自動で分析して、アドバイスをしてくれるようになったのでとても便利です。

※運動量や睡眠の質を図る、リストバンド型の活動量計。


(イメージ)

 

:あと、FiNC for Businessのサービスの中で、会社のグループタイムラインみたいなものがあるんですけど、すごく素敵なシステムなんです!コミュニケーションの潤滑油です!!たとえば、ご飯の写真をタイムラインにあげると、会社内の人がそれを見て、「今ダイエット中なんだからこんな甘いもの食べちゃダメでしょ!」とか言ってくれたりするんです。

部署が違ったり、入社歴が浅い人でも、スタンプを押してくれたり、会社内ですれ違う時などに会話のきっかけになったりして、すごく楽しいです!健康管理をみんなでできるだけじゃなくて、コミュニケーションが自然と生まれるのが、私が思うこのサービスの魅力です。


玉野井
:たしかに、会話がかなり増えましたよね。見ていてくれる人がいると更に頑張れたり、挑戦する気も起きます。

 ついつい企業向けのサービスのお話ばかりしてしまいましたが、実は、来年の1月には、皆さんにも使っていただけるように、無料で利用できる新アプリ「FiNC」を提供する予定なんです。詳細はまだ詳しくお伝えできませんが、女子大生の皆さんにはもってこいのアプリだと思います。

 

—それは楽しみです!「健康」ってつい疎かにしてしまいがちですが、楽しみながら取り組めれば、多くの人の健康が向上するでしょうね。多くの人がサービスを利用できるようになるといいですね!

玉野井:海外にも展開して、最終的には、世界中の人たちに使ってもらいたいなと思っています。「FiNCのおかげで、」っていう言葉を世界中で聞きたいです。

 

大きな仕事を任されるFiNCインターンシップ

—お二人とも入社する前にインターンシップをされていたそうですが、詳しく教えてください。

玉野井入っていきなりびっくりするような仕事を振られるんですよ。初めてのインターンシップで、「広報」が役職の名前かもわからないような何も出来ない時だったんですけど、「ランディングページ(Webページ)を作って」とか「FiNCの公式ブログを作って」とか「イベントで企業紹介してきて」とか。広報が私1人だったので、怖すぎて、最初は「私で本当に大丈夫ですか?」みたいな質問をよくしていました(笑)

FiNCのインターンシップは、仕事だけではなく、「仕事をするにあたってどういう心持で働いたらいいのか」という、社会人としてのマインドセットを教えてくれるのも魅力です。社員だけじゃなく、みなさんが知っているような有名な経営者からも教えてもらえたりします。今の自分にとてもつながっていると思います。


:私は、入社して2カ月で、大手企業が50社近く参加するイベントの運営を任せてもらいました。

大手企業だと長い間下積みをしなきゃできない仕事を、やる気次第で任せてもらえるのは、スタートアップの魅力です!
最初のスタートラインでは、大企業に入った人たちに頭の良さ・能力など負けているとは思うのですが、とても早い段階で実践の機会をもらえるので、やる気次第で、すぐに追いついて追い越せるのではないかと思っています。
社長がいつも言っている言葉を使うと、「すべてはトレードオフ(何かを得るためにはなにかを捨てなければいけない)」なので、自分自身の性格・個性を分析し、FiNCを選びました!

 

―インターンシップは何人くらいされているんですか?

:だいたい20人から30人くらいです。


―多いですね!期間や頻度は問われないのですか?

玉野井:学生は試験とか就活とか不規則な部分があるので、かなりフレキシブルです。ただ、個人的には、週に1度とかだとあまりオススメはしないです。頻度が少ないと大きな仕事を締切までにやりきることが難しくなってしまうので、お願いしづらい部分があって、どうしても中途半端になってしまうかなと思います。

 

―なるほど。ちなみに、インターンシップをしたらどういう力がつくと思いますか?

玉野井:力と言えるのかわからないですが、インターンを始めて変わったなと思うことが2つあります。1つは自分が頑張ることを恥ずかしいと思わなくなったことです。学生の頃は、一生懸命やったのにできないことがかっこ悪く思えてしまって、頑張ることを避けていたり、頑張ったことを隠していたりしたんです。FiNCに入ったら、頑張ることが当たり前で、できなくてもやってみることを良しとしてくれて、常に自分の限界にチャレンジできるようになりました。

もう1つは、社会人に対する免疫がついたことです。社会人って厳しそうとか、怖いとか、常に人を評価していそうとか、ネガティブなイメージを持っていたんですけど、FiNCでインターンを始めてからは、社会人の優しさや考え方、仕事への姿勢などを学べて、社会人の方とお会いするのが楽しいと思えるようになりました。学生のうちにいろんな方と知り合えたのは非常に大きい経験でした。

 

―最後に、学生へのメッセージをお願いします!

学生のうちは「とにかく“勉強”、とにかく“行動”」です!

人より早く社会に出て感じるのは、社会人ってけっこう厳しい世界で生きているんだなということです。私、今まで勉強する意味が分かんなかったんですよ。色んな方が説明してくださったんですけど、なかなか腹落ちするものがなくて、小学生の時からずっと、なんで勉強しなきゃいけないんだろうって思っていました。でもここ数ヶ月社会人として生きてきて、勉強って常識なんだなと思ったんです。

それを自分の肌で理解するためにも、勉強する意欲がない人は特に、一度インターンシップをすることをオススメします。しかも早ければ早いほどいいと思うので、大学1年生から始めてほしいですね。

最初は目的がなかったり、分からないという人もいると思うのですが、そんな人こそ、とりあえずやってみてほしいです!
実際にやることによって見えなかったものが必ず見えますし、今までに自分の中になかったものが芽生えてきます!
あと、迷ってなかなか行動できない人に特に言いたいことは、「頭で考えるのは1日までにして、迷ったらとりあえずやってみる!」です。私は何度も頭で考えてチャレンジすらしないという選択をしようとしたことがたくさんあります。でも、そういうものに限って人生が大きく変わったり、想像と全く違うことが起きたりしたので、自分の可能性を自分で狭めてしまうことが怖くなりました。後悔の方が強く長く自分自身にまとわりついて、それが重りとなりブレーキの原因になるので、迷ったらやってみる!どうですか?(笑)違和感があったり、嫌なら辞めればいいし、「とりあえず」やってみてほしいです!この気づきも大きな一歩ですし!


玉野井
:少し前まで学生だった私がこんなことを言うのはおこがましいのですが、学生は覚悟が決まらず迷っている人が多いという印象があります。

今の学生は、選択肢がたくさんあって決めきれず、”いろんなことをやってみるけど、またスタートラインに戻る”を繰り返している印象があります。視野を広げるためのつまみ食いは、大体2ヶ月もあれば十分ではないかと思っています。自分が意思決定する期限を決めて、それ以降は決めたことに一生懸命になってみた方がいいんじゃないかなと思います。

今は目的を達成するにもいろんな方法があるので、正解を選ぶ力より、選択を正解にする力の方が求められているのではないでしょうか

 

:私もそう思います。先ほどの話と少し被るのですが、選ぶのに時間を割くよりは、目の前のことを一生懸命やる方が自分の夢も見えてくるんです。私は、やりたいことが鮮明に見えていない部分もあったため、とりあえず社長の言葉を信じて目の前のことを一生懸命やっていました。そうしたら新たな目標を見つけられたんです。何度も言いますが、迷っている時間は1日くらいならいいけど、それ以上は悩まないで行動して欲しいですね!

 

―玉野井さん、南さん、どうもありがとうございました!!

<参考URL>

FiNC ホームページ:https://finc.com/
FiNC Facebookページ:https://finc.com/

 

(編集後記)

まだ日本ではあまり「健康を管理する」という文化が根付いていないように思いますが、FiNCのサービスが広まりその文化が定着すれば、何万人もの人が今より健康で暮らせるのではないかと思います。

2人とも新卒にも関わらず非常に大人びていて、やはり学生のうちにするインターンシップの経験は大きな糧になるのだろうなと思いました!

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gakuseikichi

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