「どうやったら人に読んでもらう文章や記事を書けるのか…?」
SNSで自由に情報を発信できるようになった今、この様な悩みを持っている人はとても多いのではないかと思います。今回は、圧倒的な面白さで人をグイグイ惹き付けるブログを書いている、LIGというウェブ制作会社にインタビューをしました!
人事部長のそめひこさんに、読ませる記事を書くコツや、ウェブ媒体として意識している事などについてお話を伺いました!
目次
ワクワクを作りみんなを笑顔にする
ー事業内容を教えてください。
元々はウェブ製作会社としてスタートしたのですが、今はLIGブログというメディア事業や広告事業も手がけています。また、コワーキングスペースのいいオフィスや求人サービスのPooleなども立ち上げました。
なぜそれほど多くの事業を手がけているかというと、私たちの社名でもある「Life is good」という理念に関係があります。
ー「人生は素晴らしい」という意味でしょうか?
直訳するとそうですね。ですがLife is goodには「ワクワクを作りみんなを笑顔にする」という副次的な意味もついていて、自分たちも関わる人たちもみんながLife is goodでありたいという思いを持っています。なので、Life is goodにつながるものであれば、ジャンルや手段を選ばず何でもやるというスタンスで活動しています。
ー素敵な理念ですね!
ところで、LIGブログを見てみると、真面目な記事の中に、驚くくらいぶっ飛んだ冗談をやっている記事がありますね。「なぜ仕事中はオフィスにいなきゃいけないの?途中で家に帰ってみた」とか、大笑いしてしまいました。
読みたい方はこちら!→http://liginc.co.jp/life/useful-info/131350
うちはすごい自由な会社なんですよ。「これがやりたい」って言ったら、どんなにぶっ飛んだ企画でも、みんながそれを叶えるために事業やチームを作り取り組みます。
ただ、ぼくらは学生ではなくビジネスマンであり、お給料をもらっている以上、ビジネスでやらないといけません。自由な反面、必ず責任を持たなくてはならないので、先ほど言ってくれたようなおバカな記事でも、お金を稼ぐツールにしなくてはならないという非常にシビアな意識も持ちながら書いています。もちろん楽しいですけどね。いつも自由と責任のバランスをしっかり見るように心がけています。
人を惹き付ける記事を書くには?
ー私たちもガクセイ基地の活動として記事を書いているのですが、どうやったらLIGブログのように人を惹き付ける記事が書けるのか、コツを教えて欲しいです!
ぼく自身は今はあまり編集に携わっていないので少し答えづらいのですが、ひとつ言えることとして、熱量のある記事と熱量のない記事はまったく違うなと思います。毎月一本のノルマがあるから「本当にこれが書きたい」と思うものだけが書けるかというとそうではないのですが、その中で「こんな大発見をしたから誰かに伝えたい」というようなものをいかに見つけてくるかというのが、読ませる工夫以前に大事なことなのではないかなと思います。
また、自分のオリジナルの世界観を持ち、それをきちんと形にしようとすることが重要だと思います。たとえば、先ほどの「途中で家に帰ってみた」を書いた菊池は、すごく独特な世界観を持っている上に、その世界観をアウトプットする力に長けているんですよ。ひとつの記事を完成させるのにすごく長い時間を費やしたりするし、何が面白いのかを毎日ずっと考えていたりします。自分が好きな食べ物でも、毎日食べてたら飽きますよね。でもクリエイターが生きるのはそういう世界で、「面白い事を考えよう」って朝昼晩考え続けるんですよ。けっこうしんどいことですけど、それをストイックにやり続けることが大事なのではないかなと思います。
ー自分だけの世界観を持つだけでなく、ストイックな努力もしなければならないのですね。
ところで、LIGブログはウェブメディアですが、紙媒体とウェブでは色々な点で異なると思います。ウェブメディアとして意識していることがあったら教えてください。
それはすごく意識しています。
構造的な観点から言うと、2つ大きな違いがあると思います。
ひとつは、ウェブは縦スクロールの中でしか生きられない事。紙媒体は縦読みや横読みなど色々な読み方ができる一方で、ウェブは上に行くか下に行くかできないですよね。
もうひとつは情報の多さです。紙はリンクを貼れませんが、ウェブはリンクを貼ることによって一枚の中に様々な情報を仕入れることができます。
つまりウェブは、縦に動く世界の中で、しかも色々な誘惑が待ち受けている中でその記事をちゃんと読んでもらわなければならないという課題があるんです。これが実はかなり難しく、記事の構造を綿密に考えて組み立てなければなりません。とことんまでタイトルをこだわらなくてはならないですし、見出しもいかに面白くできるか頭を絞って考えます。5000文字の記事があるとして5000文字が全部きちんと読まれる可能性というのはかなり低いですから、それをいかにしっかり読ませるかというのを日々考えています。
ー色々な情報を載せられるというのが、記事を読んでもらう上では逆に障壁になるのですね。
さて、今後の展望を教えてもらっても良いでしょうか?
てっぺんまで行きたいですね。誰よりもLife is goodでありたいし、どこの会社よりも影響力を持ちたいです。LIGは本気で世界に届くものだと思っていますから、最終的には全世界の全人類を支配したいと思っています(笑)それがいつになるのかは分からないですが、それが自分たちが人生全てをかけてでも追いかけたい目標です。
ー全世界ですか!カッコいいですね!
では最後に、これからウェブメディアに関わりたいと思っている学生に対してメッセージをお願いします!
やりたいことをすぐにやってくださいと伝えたいです。
よく、「LIGに入って面白いことがやりたいんです」っていう人がいるんですけど、LIGに入らないと面白いことができないわけはないんですよ。本当にそれを純粋にやりたいのであれば、既にやってるんですよね。何か幻想を抱いていて、たとえば出版社に入ったらライターができるとか、ウェブの編集者になったらウェブの入力ができるとか、そういう思いを持っている人がいたら、ちょっと違うかなと思います。
自分が本当にやりたいことがあるならその会社に入ってやるのではなくて、「もうやっています」と言えるように今色々な経験を積むことが大切だと思います。
ーそめひこさん、どうもありがとうございました!
<information>
ホームページ:http://liginc.co.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/LIG-inc-151284414928781/
(編集後記)
どんな風に面白い記事を書いているのだろうと思って取材させていただいたのですが、やはり面白い記事を書くためには相当な努力と工夫をしなければならないのだなということが分かりました。ガクセイ基地もLIGを見習って、これからも皆さんに読んでいただけるような記事を発信していきたいと思います!(久保)
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