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人間としての魅力とビジネス
最後になりますが、人生の先輩として、読んでくれた学生へメッセージをお願いします!
―あまり変なことも言えないけど・・・。学生の頃、20代、30代はやっぱり恋したいじゃないですか。
是非お聞かせください!皆聞きたいと思います(笑)
―その国の基準で魅力的な人間になることが大切だと思いますね。恋愛においてだけではなく!(笑)
ヨーロッパならヨーロッパ基準での素敵な男性像、女性像についてね。もちろん「絶対にこうだ!」という明確な基準はないけどね。
中身だよ!背が高くなるとか外見に関しては変えようのない部分が多いしね。
ふるまいであったり、言葉の言い回しであったりとか、その国の基準で素敵な人になっていかないと、ビジネスで成功はできないからね。
私も結婚していなければ、今の自分はないよ。だからいつも彼女には感謝しています。
(左:松木さんのパートナー イザベラさん 右:Uki Ukiを経営されている松木平さん)
では日本にいた時とふるまいなどが変わったと思いますか?
―そうだろうね。でないとこっちでは通用しないからね。若い頃に色々やらかしてしまったこともあるし(笑)
ただ、例えば気遣いや感受性、(ヨーロッパではあまり良いと言われないが)心を読むなどの日本人の良いところは残しつつ、ヨーロッパでは主張をはっきりとしたり、正面から受け止めてYES/NOをはっきりするとか。
個人的にとても心に響いた言葉が松木さんのおっしゃった「ふるまい」です。海外に出て、日本に帰国した時に、日本で培った良さまでなくしてしまう人がいるのは、残念に思うことがあります。
―学生なら、まだ良いんですよ。
でもそのまま日本の会社に入ってしまうと・・・。だったら自分に合う別の国で勝負したら良いのではないか、と思いますね。
自分が、ここで勝負したい、一生住みたいという国で頑張ってください!
編集後記
松木さんは私の取材のすぐ後にも別のアポイントメントが入っているという、超がつくほど多忙な中、「学生のためなら協力させていただきますよ!」という温かいお言葉のもと、学びの多いお話をしていただきました。
Uki Ukiは午後12時開店後20分足らずで満席になってしまうような繁盛店です。私は本当なら毎日UkiUkiで食べたいくらい、本当に美味しいお店です。
松木さんがおっしゃっていたように、「日本の味をそのまま出そう!」と常に努力されているだけでなく、店内の雰囲気もヨーロッパ感が、良い意味で無いので、UkiUkiに一歩踏み入れると日本へ帰ったように感じます!
ポーランド料理も美味しいですが、ワルシャワに来たら是非UkiUkiと2019年にオープンする精進料理屋にも足を運んでみてください!
最後になりますが、お忙しい中、取材を快く引き受けてくださった松木平さまに心より感謝申し上げます。