三津家貴也
好きをシゴトに!

【好きをシゴトに】三津家貴也さんが考える、好きなことを仕事にする良さと難しさとは。「ん~、やってみよう!」に込めた想い。

こんにちは、ガクセイ基地のあずなです!

 

今回は、SNS総フォロワー約100万人、走る楽しさを広めるために活動していらっしゃるインフルエンサーの三津家貴也さんに【好きをシゴトに】というテーマでお話しを伺ってきました。

 

三津家さんについてもっと知りたい人、好きなことを仕事にしたいけど悩んでいる人は必見です!

 

「ん~、やってみよう!」に込められた想いや(髪の)ハイトーン維持方法もお伺いしたので、ぜひ最後まで読んでください!

 

三津家貴也

 

三津家貴也
熊本県出身。筑波大学、大学院でランニングについて研究。現在は、モデル、非常勤講師、インフルエンサーなどマルチに活動中。全国各地のマラソン大会に出場し、走る楽しさを発信し続けている。「ん~、やってみよう!!」で有名。好きなアニメは「コードギアス」で6周した。
 
 
インフルエンサー業、モデル、タレント、大学の非常勤講師、この4つが軸となっています。インフルエンサーとしてのお仕事は境界線が曖昧なので、どこからお仕事でどこからお仕事ではないかの判断は難しいですね。ゲストランナーとしてマラソンを走るのも、モデルのお仕事もそのあとインスタを投稿することも含んで、起用してもらっています。なので、インフルエンサー業と言えば、インフルエンサー業に入るのかなと思いますね。
 
 

好きを仕事にする良さ

三津家貴也
 

毎日楽しいです!好きなことをして生きているので、「うわ、これやりたくないな」ということが少ないんですよね。インフルエンサーという立場上、自分で全てを決められるので、楽しそうな仕事は受ける、やりたくない仕事は受けないということができます。「楽しいな」と思わないと自分の気持ちも乗らないので、できあがったものもあまり良くないんですよね。
 
だから、ストレスがあまりなくて。好きを仕事にしたことで、仕事効率も上がりましたし、結果的に自分に無い力を発揮できている感はあります。
 
あとはやはり、やりがいがあります。自分が好きだと思っている「陸上の良さ」を広められるということ。価値観が広がる瞬間をリアルタイムでファンの人に届けられるということ。この2点に特にやりがいを感じます。
 
この仕事をしていなかったら、できなかった活動ができる点も魅力ですね。世の中を少し動かせる経験というか。僕が「ランニング楽しいよ!皆でマラソン大会に行こう!」と言えば、そこに何百人も集まってくれる。この「自分の価値観を多くの人に共有して、それを現実に起こせる」という経験はインフルエンサーにしかできないと感じています。
 
 

好きを仕事にする難しさ

主にインフルエンサーとしての難しさになるのですが、1つは自分の発言に責任が出てくるということですね。自分のちょっとした言動が良くも悪くも、大勢の人に届いてしまうので、そこは気を付けています。
 
あとは皆さんに知ってもらうことは良いことばかりではなくて。ちょっと街を歩けば、大勢の人に見られたり、外でご飯を食べる時は常に声をかけられたり。2人でお忍びデートのはずが、声をかけられて台無しになったり、、。
 
家の外に一歩出た時点で、もう仕事モードに切り替えないといけないことが難しいというか、少し大変だと思う部分です。
 
インフルエンサーとして、ランニングの楽しさを広めるという活動が好きだから続けられているのですが、それでも好きが仕事になることで、好きではなくなってしまうこともあって
 
今までは目立つこととか、人から褒められることとか総じて人から承認されることが好きだったんです。でもそれが一回満たされてしまうと、そこに対してあまり魅力を感じなくなってしまうというか。昔はモテたい、目立ちたいから始まりましたが、今はいかに自分の活動を高めていくかに焦点を当てています
 
好きを仕事にすることは、大変なことですし、誰でもできることではないと思います。だからこそ、0→1を作れたら強いです。好きだからこそ、他の人にはできない力やこだわりがあるというか。
 
 
 

髪をハイトーンに維持する大変さ

三津家貴也、銀髪

三津家さんといえば、銀髪!ということで難しさ、大変さつながりでハイトーン維持方法をお聞きしました。
 
-髪色を銀にしているのは、何か意味があるのですか?
 
銀髪で走っている人がいたら、目立つと思ったのがやり始めたきっかけです。
 
金か銀かで迷ったのですが、「かっこいい×目立つ」かつ、ぎり日常生活にも溶け込める銀にしました。
 
-ハイトーンだと維持が大変ではないですか?
 
大変ですよ!笑
 
二ヶ月に一回美容室に行って、ブリーチして。二日に一回は必ず紫シャンプーを使って。
 
その後にトリートメントして、集中ケアして、お風呂あがりに洗い流さないトリートメントをする。
 
乾かした後にバームをつけてパサつかないようにして、、
やっとこのレベルを保てています笑
 
 

インフルエンサーを仕事にするまでの経緯

三津家貴也、研究発表、英語プレゼン

知識に基づく陸上への出会い

学生時代の持久走って、「追い込め」「出し切れ」「喋るな」みたいな感じで、苦しいとか辛いとかのネガティブなイメージが強いと思います。
 
自分も根性論みたいなことを思って大学4年間練習したんですけど、一回も自己ベストが出なかった経験があります。
 
そこで一つ目の挫折を経験したのですが、研究の世界に進んだことで、がむしゃらに努力することを辞めて、知識に基づく練習に切り替えたら、すぐに成果がでました。
 
そこから、大事なのはがむしゃらな努力ではなく、「何をするのか」だと学びました。
 
努力すれば、きついことをすれば、報われると思っていたんですけど、そうではないんだということを実感して。
 
その後は大学の先生になろうと思ったのですが、結局トレーナーの道に進んで、選手としての活動も続けていました。
 
その結果、10年間夢見ていた舞台の日本選手権に出場できました。でもお金は貰えないし、有名にはならない。今まで、陸上を極めるために頑張ってきたけど、今僕がやるべきことはランニング、陸上に対して速くなることではなくて楽しさを伝えることだと思ったんです。
 
 

極める陸上から楽しさを伝える陸上への出会い

ずっと速くなるためにやってきた陸上でしたが、楽しんでもらうことが一番だと日本選手権に出場したことで、気づきました。

そこでTikTokを始めました。日本選手権に出場しても、お金が貰えなかったという話があったと思うのですが、それどころか選手は出場料を支払っているんですよね。だから、もっと陸上業界を盛り上げたいと思ってインフルエンサーとして発信に力を入れるようになりました。

-なぜTikTokから始めたのですか?

YouTubeはタイトルとサムネを見て、再生するかどうかを決めるじゃないですか。だから、「ランニングだ!見たい!」となる人は限られているな、と思って。自分の「楽しさ」を広めたいという想いと相性が良くないから絶対広まらない。だからTikTokから始めました。興味のある人しか見ないという関心の壁を壊すために。

 

速さから楽しさ重視へ

陸上の楽しさを広めるとは言っても、初めは速さを見せていました。自分が速く走れば、バズるかなと思って、実際にバスりはしたのですが、ただ再生数が伸びるだけで、そこまで大きな反響はありませんでした。

 

その時は、陸上、仕事、SNSの三足のわらじを履いている状態だったので、過労で倒れてしまって、2ヶ月間引きこもりの生活をしました。

その時、お世話になっている先輩からジョギングに誘われて,外に出てみたら、一気に心と体が健康になって。そこで、ランニングは速く走ることだけではなくて、健康のためとか、楽しむためにもやっていいんだと気づきました

 

そのおかげで、TikTokでの活動はより一層「楽しさを広げること」にフォーカスするようになりました。

@takaya_mitsuka 奈良マラソンで42km走ってきました!最高に楽しかったし鹿がいました。#奈良マラソン #やってみよう ♬ Chu,Tayousei. – ano

 

好きから恩返しへ

三津家貴也

自分がランニングによって救ってもらったから、ランニングの楽しさを広げる人になりたいと思っています。好きというより、今は恩返しをしたいです。

 

若い世代に伝えたいこと

・出し切れではなく、楽しむ!

三津家貴也、笑顔

僕は出し切ることに囚われてたくさん損してきました。大学四年間で自己ベストもでず、犠牲にしてしまいました。だからこそ、若い人には「出し切ることが一番良いことではなくて、何をするか考えることが大切だ」と伝えたいです。

単に努力しろ、だと陸上を嫌いになってしまうのではないかと思います。結果的に追い込むことは別に良いですが、追い込むことが目的ではないですから。

楽しむことが継続とかのめり込むことに繋がればなと思います。

 

・ピンチはチャンスだ!

三津家貴也

大学四年間上手くいかなかったのですが、だからこそ勉強しました。知識がついたからこそ、院でベストがでました。働き出して、過労で倒れて立ち直るときにランニングをしたこからこそ、極めるものではなくて、楽しむものでもいいんだという新しい価値観に出会えました。そして今、それが仕事になっています。

 

学生の皆さんは、苦しいこととか、失敗したこととかって多いと思うのですが、それって意外と全部チャンスに変わるかもしれないよ、と伝えたいです。

 

・好きなことば1「二兎追うものは二兎を得る」

三津家貴也

二兎を追ったものしか、二兎をも得られないじゃないですか。何かを制限するのではなくて、良いところ取りしちゃおうという考えです。

僕はお菓子もジュースも好きなので、制限するのではなくてその分、走る量を増やして調整します。

 

 

・好きなことば2「過去は全部変えられる」

三津家貴也

過去は変えられない、という言葉が一般的に知られていると思うのですが、僕はそうではなくて。

「過去は全部変えられる」と思っています。

その時は失敗だ、ピンチだと思っても、今こうして話すことでその時の経験があったからこそチャンスになったよと伝えられている。

だから、自分の失敗やミスも成功に変えられるように、これからの人生を前向きに、ポジティブに生きて欲しいです。

色んなことに「やってみよう!」してくれたら、と思います!

 

ん~、やってみよう!に込められた想い

三津家貴也、ん~、やってみよう!

僕は、いつも動画とかの最初で「ん~、やってみよう!」という言葉を言うんですけど、これには意味があって。


悩んだら、やってみよう!という意味
なんです!

(ん~(=悩んだら)、やってみよう!)

 

何でもかんでもやってみようは違うなと思っていて、迷うぐらいならやってみようよという想いを込めて使っています。

なので、やる気満々でも、一応悩んでます笑

基本的に迷った時点で、やらなかったときに後悔する。迷ったり、悩んだ時点でGOなんですよ。逆にやって後悔することは多分無くて。

例えば、ランニングして帰ってきた後に「うわ、今日ランニングしなきゃ良かった」って思うことはなくて、外に出て、走って良かったと思う。

大学生は何でもできるけど、何でもできるからこそ、何もやらない人も多いのかなと思って。自分自身大学四年間は受動的にただ練習して、追い込んでいただけだったので今思えばもったいなかったなと。

皆はもっと若い時に何でも挑戦できるので迷ったり悩んだりしたら色んなことに「やってみよう!」して欲しいです。

 

挑戦することが怖い人に向けて

-挑戦するのが、怖いという人に向けてもメッセージをいただけますか?

闇雲にやり始めるのではなくて、戦略を立てることが大切です。

僕は自分に自信がないんです。ネガティブなんですよ。だから、根拠を作るようにしています。根拠があると挑戦できる。TikTokを始めるときは、怖かったので全部戦略をnoteに書き起こしました。

三津家さんのnoteはこちらから↓

マラソンだって、いきなり走れと言われたら、誰だって自信がないと思います。半年練習することで、マラソンを走りきれるかもしれないという自信を付けられる。その自信を根拠に挑戦できるじゃないですか。

 

だから全てにおいて、自信を付けるために、根拠を見つけてから挑戦したらいいと思います!!

 

編集後記

今回は、ランニングの楽しさを広めるために活動していらっしゃる三津家貴也さんに取材させていただきました。マラソン中も、ファンサを欠かさず常に笑顔の三津家さんですが、取材中も終始笑顔で、大学生の私にも丁寧に取材に応えてくださいました。個人的には「ん~、やってみよう!」に込められた想いに感銘を受け、私自身も迷ったら挑戦してみる、それが怖い時は戦略を立てるということを心がけたいと思います。この記事が、好きなことをシゴトにしたいと悩む大学生の背中を押す存在となれば幸いです。

 

この記事を書いた人↓

奥野梓菜/Azuna Okuno

 

 

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