夏のインターンも一段落し、秋冬のインターン・解禁と続いていきます。インターンをしている・探している学生も多いと思うのですが、ちょっと立ち止まってみてください。
「なぜそこでインターンしているの？」と聞いても 『就活のため。』
「どういうところで働きたいの？」と聞いても 『よくわからない。』という学生が本当に多く感じます。
あなたは自分の生き方を本気で考えたことはありますか？なんとなくアルバイトやインターンをして、なんとなく学校に通っていませんか？今回紹介するのは株式会社はぐくむ学生インターンチームの佐藤史紹さんです。
– 株式会社はぐくむについて教えてください。
『可能性にフタをせず、実現したい未来を描く。自分軸を磨き、”働く”に意味とやりがいをはぐくむ。』を理念とし、ライフデザインサポート事業（大学生のうちから、「自分は本当に何がやりたいのか」、「どんな人生を歩みたいと思っているのか」を考え、自分の軸に沿って生きていくことを支援する。)や「Social design cafe」(政治や経済、社会のことなど普段あまり語らない、しかし大切なことについて学生から若手社会人、主婦の方まで世代を超えて語り合うというもの。)を展開しています。
－学生の佐藤さんがこのインターンに参加した経緯を教えてください。
もともとライフデザインサポート事業のひとつである「Next Leaders Cafe」というイベントに参加していました。当時は運営側に入ることになるとは考えもしませんでしたが、Next Leaders Cafeを運営していた方から「本当は何をしたいの？」と問われて、『日本をもっと良くしたい』というような、まわりからかっこよく思われるような答えを出していたことに気づきました。そこから本音で自分の考えを語り合える環境づくりに興味を持ち、このインターンに参加しました。
－では問題意識としては、「日本は自分のことを考える機会が少なすぎる」ということなのでしょうか？
そうですね。「お金持ちになりたいな～」「幸せになりたいな～」という考えがぼんやりとはあると思うのですが、どうやって？(How to)の部分が抜け落ちていると感じています。計画をたてないことは実現しませんし、ふらふらと大学に行っている間に時は過ぎていって、選択肢が狭まっていってしまっていると思います。「自分が何を考えているのか」、「本当は何がしたいのか」という自分の考えやスタンスについて本音で語り合う文化が必要なのではないかと思います。それぞれにやりたいことや、思っていることがあるのに、下手に空気を読みすぎてしまって、言わない。もっともっと一人ひとりが純粋に思っていることを本音で話して、やりたいことができ、応援し合えるような環境をつくっていきたいです。
－そもそも本当の自分を考えなきゃいけない状況に迫られることがないですし、考えていたとしても言語化することなんて日常の中では少ないですよね。
言語化せざるを得ないこの環境は、すごく大切にしていますね。同時にこの環境をもっと当たり前のものにしたいです。
－インターンチームについてお聞きします。学生同士で運営する際に気をつけていること等はありますか？
「なぜ？」を問うことは大事にしています。というのも、活動を続けていくと「自分はなぜここにいるんだろう。」「自分がここにいる意味は？」という部分がわからなくなるときが必ずあると思います。しかしその都度「なぜ？」を問い続けないと、本質的な自分の使命感が培われないのです。
－今後の課題はどういうところにありますか？
コミュニケーションの雑さを少なくしていくことです。イラつきの感情を持ったまま否定するのはフィードバックではなく、自己満足だと思います。イラついていることを一度抑え、正確に物事を伝える。集客を例にとると「集客してよ！なんでやらないの？！」では一時的に人は動くかもしれませんが、本質的ではないですし、はぐくむが目指すものではないですね。感情と思考は切り離さなければいけないと考えています。
－㈱はぐくむでインターンすることの価値とは？
人間的に成長できることです。ここは自分の弱さと向き合える環境だと思えます。思いっきり感情をぶちまけていたところをぐっと抑えられるようになれる、相手のバックグラウンドに気を遣えるようになる、価値観の違う人とひとつのものをつくりあげる・・・といったことは人間の本質的な成長につながると思っています。この点は新しく入ってくる学生にも保証できる点ですね。
佐藤さん、ありがとうございました！！
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