どんな大学でも大抵存在するのが「レポートの書き方」「文章表現の基礎」などのレポートに関する科目です。必修ではないことが多いですが、実際に履修しておいて損はありません。単位の取得が簡単なことも多いからです。
今日はそんなレポートに関する科目の中でも特に課題でよく出されがちな「書評」に焦点を当てて紹介しておきたいと思います。
「そんなのガクセイ基地に既にある読書レポートの記事見りゃいいじゃん」
・・・・・
目次
読書感想文との違い
書き方としては読書感想文とあまり変わりがありません。しかし、決定的に違う点があります。それが・・・・・
「読者に本の魅力を伝え、興味を持ってもらうこと」
そう!ただ単に感想を書けばいいのではなく、魅力を伝えてその本を読んでもらわないと意味がないのです。
それではさっそく見ていきましょう(前振りがなげーよ)
書評で書いた方がいいこと
いきなり「書評を書きなさい!」と言われても、たいていの人は、
何それおいしいの?(´・ω・`).
となりますよね。分かります。分かりみが深いです。安心してください。最低限書いたほうがいいことは紹介します。そうでないとこのコラム書く意味ないし。
勿論「他と同じじゃ嫌だ」というあまのじゃくな方もいると思いますが、無理してこう書けというわけではありません。
・作品の概要
・自分の考え、感想、批評
・読んだ後にどういう気持ちになるか
・どんな人に読んでほしいか
正直なところ、この5つがあれば形になります。アホでも書けます。とはいえ、列挙しただけではピンと来ないところもあるでしょう。分かりました。一つずつ順番に解説してまいります。
作品について
書評を書く裏ワザとして、作品の全体像をざっくり書いてしまうという方法があります。
これにより、読者にとってとっつきやすい流れを作ることができます。
作品の概要
書評を書くにあたり、欠かすと絶対に前に進まないのがこの概要!
「この作品はコレコレこういう流れであって、こんなことを書いてあるんだよ」
ということをまとめる作業です。もしこれをせずにいきなり感想や批評を始めるとどうなるか、考えてもわかることだと思います。読者にとって、
ちょっと何言ってるか分からない
という印象を持たれて最後まで見てもらえなくなります。せっかくいい批評をしているのに見てもらえないなんて勿体ないと思いません?思わない?
何度も言います。作品の概要を書くのはマジで大事です。
味噌汁を作る前にその味噌を買いに行くぐらい大事な作業です。
作品に対する自分の考え、感想、批評
書評の中のメインディッシュになるのがこの部分ですね。読者にとっても一番知りたい部分であります。一番砕けた表現をするなら、
面白いのか面白くないのか
です。ここでは作品に対する思いの丈をぶち撒けてみましょう。根拠も併せて書くと尚good!中身の濃い書評になること間違いなしです。
読んだ後にどういう気持ちになるか
これは書評のまとめに入れたい部分ですね。
読む前はこんなことを思っていた、だけど読んでからはこういう気持ちになった。ということを書くのです。ピンとこない方は、読んだ後味をそのまま書いてしまいましょう。思ったことをそのまま書くことが一番面白いってそれ前から言われているから。
どんな人に読んでほしいか
これは読んで字のごとくです。言うまでもありません。それだけだと文章書くのさぼってると思われそうなのでちょっとだけ深く説明しますね。
本によって好き嫌いが出るのは当たり前です。こんなジャンルの本が好きという人もいれば、こういう本は読みたくないという人もいるでしょう。
全員に合わせることは難しいですが、「こういう人はこの本好きだろうな」・「こんな人に読んでほしいな」という予想を立てるのは意外と簡単な話。
「この作品はこういった人なら気に入ると思う」、と書くだけで全体の雰囲気はだいぶ変わります。
実際に書いてみよう!
ここまで全体的な流れを見ていきましたが、イメージがまだまだわかない人もいるのではないでしょうか。いや、間違いなくいますね。
実際に書評を書いてイメージをつかんでみましょう。
今回使用する作品は、
・・・・デデドン!
“この作品は伝説的歌姫誕生に秘められた大恋愛ストーリーである。”(作品について)
“福岡から上京してきた少女あゆ。何気なく通っていたクラブで大物プロデューサーに出会ってたことにより、普通の女の子から現代音楽史に名を遺す歌姫へと駆け上がる。
関係はやがて仕事のパートナーから愛し合う仲にまで変化していく。このまま上手くいくのかはたまた別れてしまうのか。”(作品の概要)
“浜崎あゆみの名を聞いたことがある人は少なくないであろう。そういう私も実は、あゆ信者(浜崎あゆみの熱狂的なファン)の一人である。彼女がこの作品を出すと発表したとき、私はすぐに通販で予約した。家に届き次第読んでみたが、想像を超える裏話があって非常に驚いた。さらに、筆者小松成美さんの文章力が非常に豊かで情景が手に取るように分かるようになっている。文章中に彼女の曲の歌詞を引用することでもっとリアルに、かつ叙述的に心情が描かれているのもまた続きを読みたくなる理由の一つであろう。”(自分の考え)
“私がこの作品を読むことによって感じたことは、本人のことは本人にしかわからないのだろうなということである。歌姫として一躍時の人となった浜崎あゆみさんが舞台に立った時、何を感じたのだろうか。少なくとも私たち一般人が想像するイメージからはかけ離れた思いを彼女が抱えていたのは明らかである。スターへの階段を駆け上がれば駆け上がるほど感じるギャップに彼女がどう捉えていたのかが描かれているのもこの作品の面白いポイントである。”(感想、批評)
“浜崎あゆみのファンである人、大恋愛のストーリーに興味がある人、カリスマの裏側を知りたい人にはピッタリであろう。ぜひ一度、書店に行って手に取ってみてはどうだろう。後悔だけは絶対にさせない。この本をお勧めするにあたってこれだけは間違いなく断言できる。”(どんな人に読んでほしいか)
・・・・ね?なんとなく形になっているでしょう?書評はこうやって型にハメれば誰だって書くことができます。
難しく構えずのびのびと書いてみましょう。楽しく書けば書くほど文章に気持ちがこもってきます。そして、難なく単位をいただくことも可能です。Let’s 書評 enjoy♪
まとめ
これまで書評の流れを紹介してきましたが、どう感じたでしょうか?思いっきり簡単に砕けた説明だったので言葉足らずの部分があったかもしれませんが、書評がどんなものかぐらいはわかっていただけたのではないでしょうか。
しかしながら、ここで大枠をつかむことによってレポート関連の授業も分かりやすくなると思います。詳しい説明は大学の先生が深くしてくれることでしょう。
書評、レポート、小論文、自分でこれらを表現しなければいけない日は大学生活を送るうえで間違いなく出てきます。だからと言って怖がる必要はありません。思い思いのことを書いて、(これがオリジナルだ!!)という作品を作ればよいのです。書けば書くほど楽しくなるはず!テンションMAXにして、ワイワイ書いていきましょう♪
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