休みの日の過ごし方

【読書の秋に読みたい】おすすめの本5冊!しっとりと、だけど心にしっかり残る。秋の夜長を楽しむ逸品。

最近だんだんと肌寒くなってきましたね。

まだ夏は終わって欲しくないけど、蒸し暑いのはうんざり。
人間は本当に無い物ねだりですね(笑)

さて、読書の秋とも言われる「秋」の季節がやってきますね。
読書好きの私が年今年の秋に是非とも皆さんに読んでいただきたい本を5冊紹介していきます。

青くて痛くて脆い/住野よる

君の膵臓を食べたいで話題の住野よるさんの作品です。

タイトルのように本当に終始青くて痛くて脆いです(笑)2020年には映画化もされています。
どこで間違えたのか、何で間違えたのか、気づけなくなるって怖い、そんな風に考えさせられる物語です。
たまに出てくるバイト先の後輩、川原さんの言葉がものすごく突き刺さります!!!!

あらすじ
人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学1年の春、僕は秋好寿乃に出会った。
空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて、けれど誰よりも純粋だった彼女。秋好の理想と情熱に感化され、僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した。
それから3年。あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。僕の心には、彼女がついた嘘が棘のように刺さっていた。

「僕が、秋好が残した嘘を、本当に変える」
それは僕にとって、世間への叛逆を意味していた――。

青春の煌めきと残酷さを痛烈に描ききった、著者渾身の新境地!

 

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億男/川村元気

お金と幸せの答えを探す主人公の旅と共に、お金について改めて考えさせられるような作品です。こちらも2018年に佐藤健さん&高橋一生さんが共演して実写化もされていたようです。

今、自分の財布に入っているお金は本当に自分のものだと言えるだろうか。
自分のお金だと証明できる証拠もない、自分の名前なんて載っていない。
このような、とても不確実なものに私たちは囚われているのだろうな、お金ってなんなのだろう…。

あらすじ
「お金と幸せの答えを教えてあげよう」
宝くじで3億円を当てた図書館司書の一男。
浮かれる間もなく不安に襲われた一男は「お金と幸せの答え」を求めて
大富豪となった親友・九十九のもとを15年ぶりに訪ねる。
だがその直後、九十九が失踪した―――。
ソクラテス、ドストエフスキー、アダム・スミス、チャップリン、福沢諭吉、
ジョン・ロックフェラー、ドナルド・トランプ、ビル・ゲイツ……
数々の偉人たちの言葉をくぐり抜け、
一男の30日間にわたるお金の冒険が始まる。
人間にとってお金とは何か?
「億男」になった一男にとっての幸せとは何か?
九十九が抱える秘密と「お金と幸せの答え」とは?
 

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ある男/平野啓一郎

『一体、愛に過去は必要なのだろうか?』 事故で亡くなった夫は全く違う人物だった。
自分が夫だと思っていた人は一体誰だったのか。
依頼を受けた弁護士が彼の人生を探るうちに、自分の人生を見つめなおしていく物語。
嘘の過去を教えられていた時、その人を愛したことも嘘になってしまうのか。
誰かの全てを知ることができない中で、人を愛するということについて考えさせられた一冊です。

あらすじ
愛したはずの夫は、まったくの別人であった。
「マチネの終わりに」から2年。平野啓一郎の新たなる代表作!

弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。
里枝が頼れるのは、弁護士の城戸だけだった。

人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか。
「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。

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星空の谷川俊太郎質問箱/谷川俊太郎

世界の全ては質問から始まる。
とても美しくて素敵な本です。

人生とは?生きることとは?幸せとは?
ミステリーや出来上がっている小説ばかりではなく、たまには正解のないことをあれこれと考えるのもいいなと思い、この一冊を紹介しました。

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彼女は頭が悪いから/姫野カオルコ

私的にニュースの裏側の見方を教えてくれる本だと感じました。
自分も一歩ずれていたら被害者、加害者、傍観者になり勘違いをしてしまっている。
そんなことに気づかされました。

現代を生きる大学生に是非とも読んでもらいたい1冊です。

あらすじ
横浜市郊外のごくふつうの家庭で育った神立美咲は女子大に進学する。渋谷区広尾の申し分のない環境で育った竹内つばさは、東京大学理科1類に進学した。横浜のオクフェスの夜、ふたりが出会い、ひと目で恋に落ちたはずだった。しかし、人々の妬み、劣等感、格差意識が交錯し、東大生5人によるおぞましい事件につながってゆく。
被害者の美咲がなぜ、「前途ある東大生より、バカ大学のおまえが逮捕されたほうが日本に有益」「この女、被害者がじゃなくて、自称被害者です。尻軽の勘違い女です」とまで、ネットで叩かれなければならなかったのか。
「わいせつ事件」の背景に隠された、学歴格差、スクールカースト、男女のコンプレックス、理系VS文系……。内なる日本人の差別意識をえぐり、とことん切なくて胸が苦しくなる「事実を越えた真実」。すべての東大関係者と、東大生や東大OBOGによって嫌な思いをした人々に。娘や息子を悲惨な事件から守りたいすべての保護者に。スクールカーストに苦しんだことがある人に。恋人ができなくて悩む女性と男性に。
この作品は彼女と彼らの物語であると同時に、私たちの物語です。

 

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最後に

本は様々な人の価値観に触れられる素敵なものだと思います。
同じことを伝えたくても、選ぶ「言葉」によって100通りの言い方があります。
だからこそ、自分がいいな、好きだなと思える本に出会えることは本当に素晴らしいことですよね。

皆さんもぜひ、この秋にたくさんの素敵な本に触れてみてください!!!

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