全国に展開しているアパホテル。その数はなんと約450ホテル!
今もなお成長を続けるアパホテルの秘密は、フランチャイズ事業にあり。
今回は、アパホテルのフランチャイズ事業本部 営業開発室長の佐竹さんに、アパホテルの成長の秘密を教えていただきました。
―本日はよろしくお願いいたします!
さっそくですが、佐竹さんのお仕事について教えていただけますか。
私は、アパホテルが展開するフランチャイズ事業の営業担当です。全国のホテルオーナー様に対して、アパホテルのチェーンメリットを生かした集客効果をアピールし、フランチャイズ加盟店となることをお勧めし、アパホテルの看板を掲げていただく交渉をします。そのため関東だけでなく、地方に出向く機会もとても多いですよ。
―どうしてアパホテルはフランチャイズ方式を採用しているのでしょうか。
アパホテルはホテル業界ダントツ日本一を目指し、2010年4月より始動した「頂上戦略SUMMIT5」により、東京都心でトップを取りました。東京での集中出店によって上がった知名度、ブランド力を活かし、全国でのネットワーク拡大を早期に図る為に、フランチャイズ方式を採用しています。他社資本でのアパホテル化は、自社でホテルを建築する過程を短縮できる為、スピード感を持ったネットワークの展開が可能です。また、限られた需要のエリアにおいて当社が新規で建築、出店すれば、既存ホテルのお客様を奪ってしまうことになり、既存のホテルを更に疲弊させてしまいます。そこで、そのエリアの有力なホテルに「アパホテル」というブランドと運営ノウハウを提供することでホテルを再生させ、結果、その街に訪れるお客様が増え、ホテルのみならず、地域にも大きく貢献していると自負しています。
―フランチャイズに加盟することで、ホテルオーナーが得られるメリットとは何でしょうか。
一つ目は、ブランド力を手に入れられることです。アパホテルは全国に展開しているので知名度がとても高く、その名前を使うことで、より多くのお客様にご利用いただけます。
二つ目は、運営ノウハウを手に入れられることです。加盟店は、アパホテルが34年間で築き上げてきた運営ノウハウを活用し、ホテルの稼働率、売上アップを実現することができます。
―それでは、ホテルのオーナーには運営に自由はないのでしょうか。
もちろんアパホテルという一つのブランドとして基準はあります。しかし、アパホテルではその一定基準をもとにオーナーが実現したいことを可能な限り認めています。その為、チェーンホテルでありながら一つとして同じホテルはありません。統一基準や一定基準の上に、お客様の期待を超えるような地域折々のサービスを提供することこそが、選ばれるホテルの必要条件であり、その集合体こそがアパホテルズ&リゾーツであると考えています。
―アパホテルは現在全国に約450ホテルを展開していると伺いました。
アパホテルは私が13年前に入社したころは36ホテルの店舗数でしたが、今や448ホテルに達しました。今では、毎月のように東京を中心に新規ホテルのオープニングセレモニーが開かれています。
―ずばりその急成長の秘訣とは何でしょうか。
アパホテルは「スペース」を売るホテルではなく「満足」を売るホテルとして、高品質・高機能・環境対応型を基本理念とする「新都市型ホテル」を展開しております。客室はあえてコンパクトに造り、節水の工夫や遮熱断熱性能の向上等によりCO2排出量を一般的な都市ホテルの三分の一に減らして環境に配慮する一方で、快眠を追求したオリジナルベッド、50型以上の大型液晶テレビや無料Wi-Fiなどを導入し、ヘッドボードには客室の照明や空調の調整スイッチや携帯電話の充電用コンセントを集中させたコントロールパネル、客室の明るさにこだわりシーリングライトを設置するなど、客室内での快適性・利便性を追究してきました。こうした「新都市型ホテル」のコンセプトが受け入れられたこともあり、多くのお客様に支持を頂いております。
―それでは、お客様の立場に立った時に宿泊先としてアパホテルを選択するのはなぜだと思いますか。
大きな要因として挙げられるのは、会員システムです。
アパホテルでのご宿泊やお食事などの利用料金に応じてアパポイントが貯まり、アパポイント5,000ポイントで5,000円のキャッシュバックをおこなっており、現金還元率は業界最大級の10%です。また、上位会員ステータスである「アパ・ダイヤモンド会員」の現金還元率は最大11%と非常に高いです。まさかホテルに泊まって現金が手に入るとは思いませんよね(笑)
代表には「リピーターを獲得する為に、お客様にアパホテルを選んでいただいたことに対する感謝の気持ちを還元したい」という考えがあり、このキャッシュバック制度は創業期からずっと続いています。
その結果、累積会員数は1,500万名を突破しました。現在はアパホテル公式アプリからでも会員登録が可能ですので、皆さん是非ダウンロードください。入会金・年会費は無料です。
また、「新都市型ホテル」というコンセプトに基づく、ユーザー指向のホテル設計により、お泊りいただいたお客様に「誇り」を感じていただけることも、アパホテルが選ばれる要因として挙げられます。50インチ以上の大型液晶テレビやオリジナルベッド、枕元の集中コンセントや省エネ効果のあるユニットバスは、ホテル業界における世界基準モデルとしてお客様に認知いただき、リピーターを獲得する要因となっています。
―それではキャリアについてお伺いします。
はじめに佐竹さんはどうしてホテル業界、その中でもアパホテルに入社されたのですか。
実家が飲食店を経営しているので、接客には興味がありましたが、ホテル業界を目指していたわけではありませんでした。
就活を進める中で、様々な業界を見るうちに選択肢の中でホテル業界が残り、「自分にはホテル業界が合うのでは?」と思ったのがきっかけです。
その中でアパホテルを選んだのは、アパグループ代表である元谷外志雄のカリスマ性に惹かれたからです。
また、内定をいただいてから入社を決意するまでに、当時の採用担当や役員の方が何人も面接をしてくださいました。一就活生に対して真摯に向き合い、「期待している」という言葉をかけていただき、温かい気持ちになったことも理由の一つです。
―入社されてから佐竹さんはどのようなキャリアを積まれましたか。
入社当初からホテルの現場で勤務をさせていただきました。その後、上司の方々にも恵まれ、入社5年目という速いタイミングで支配人になるチャンスを得ました。
支配人を約2年務め、入社7年目で本社に配属されました。
―入社5年目で支配人ですか。とても速いですね!
アパホテルは、若くてもチャンスを与えられる会社です。
多くの社員が支配人を目指しているので、競争原理も働き、切磋琢磨しながら働いています。
また支配人という道だけでなく、直営店には専門性を極める「接客スーパーバイザー」や「ITスーパーバイザー」という役職があり、それぞれの特性に合わせてキャリアを選択することができます。
終身雇用をベースに個々人のキャリアアップを考えてくれている会社なので、努力をすれば、必ず形になって表れます。
<接客スーパーバイザー補佐の宮川さんのインタビュー記事はこちらから!>
―それでは会社の雰囲気を教えてください。
アットホームな会社で、みんなで盛り上げていこう、という意識が強いです。社員同士がまるで家族のような距離感の家族経営方式を採用することで、もちろん厳しさもありますが、慰めあったり、ときにはともに涙したりすることもあります。
また毎年開催される社員旅行には社員全員が参加します。
海外選抜旅行は社員の中でも成績優秀な人だけが選抜されて海外に行くことができますが、モチベーションアップにつながっています。
モチベーションアップといえば、年がら年中開業セレモニーを開いているので、会社が伸び続けていると実感できること自体がやる気につながっていると思います。
そしてそのような行事のたびに、二人三脚でアパホテルの旗を振っている代表とホテル社長にお会いできることが何よりもモチベーションの維持につながっています。
―創業者の元谷 外志雄氏はどのような方ですか。
はじめは強面で、重厚感や威厳がある方だと感じました。
よく「事業はロマン」と言っていますが、代表にとって事業が人生の一部になっています。その姿に男として魅力を感じています。
そしてアパホテルの社員はみんなどんどんそのカリスマ性に引き込まれていき、この人の下で働きたい、支えたいという思いがあるのではないでしょうか。
常に上を向いていて、止まることがない、そんな人です。
―最後にアパホテルの今後の目標を教えてください!
現在アパホテルは、約7万5,000室を展開しています。そして東京オリンピックが開催される2020年までに10万室を達成することを目標にしています。
今でもすでにその客室数は国内でナンバーワンですが、10万室を達成することで、他を圧倒的に引き離すことができます。
これからもアパホテルは成長し続けますよ!
―ありがとうございました!
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