こんにちは!ガクセイ基地のめいです!
受験生の皆さん、いよいよ来週は国公立大学の前期試験ですね。まずはここまで本当にお疲れさまでした。あと少し、体調だけは崩さないよう、頑張ってください!!
今回も前回・前々回に引き続き、
誰もが受験生のころ励まされたであろうあの名CM、カロリーメイトCMの歴代受験生応援シリーズを振り返っていきたいと思います。
いよいよこのシリーズもラストの記事になります!
過去の記事をまだ読めてない方はこちらから!
今回扱うのは、盛りだくさんの5作品!2018年から過去の作品へ、順に振り返っていきます。
目次
第5弾 2018「心の声」篇 人にやさしく/THE BLUE HEARTS
第5弾は誰か一人の物語をテーマにしたものではなく、受験生みんなの声で作り出されるものになっています。この年は物語というよりかは歌詞に思いを込めた、そんな作品になっています。
楽曲はあの名ロックバンド、THE BLUE HEARTSさんの「人にやさしく」が使用されています。
カロリーメイトCM特集第二弾ではコロナ禍を戦い抜く受験生の姿が印象的だった一方で、こちらではまだ新型コロナウイルスの影響を受けていない時代が描かれています。
辛いコロナ禍を経た今、このCMを見ると、今までの「当たり前」が当たり前ではなかったことを痛感させられます。
歌詞と、しんどい気持ちを抱える受験生の声とがマッチして、どの部分もとても感動的です。ただ歌っているだけでなく、塾の先生に思いを寄せているようなシーンや、おそらく進学校で髪を染めることが許されていない高校生が、髪を染めたいと話すシーンなども描かれます。高校生の等身大の気持ちにフォーカスされているところに、制作陣のセンスを感じさせられます。
やり切れない想い、くじけそうになる想い、受験生の抱くたくさんの想いが、歌に乗せて代わりに表現されます。
もちろん「人にやさしく」というタイトルが先にあってのこの作品ですし、大学生になった今この作品をみると、現役生の頃、成績に伸び悩むと両親にあたってしまうことがあった私には、
「支えてくれる人たちにやさしく、
感謝の気持ちを持ちましょう」
という教訓にもなっているような気がしました。
そして、最も感動的な最後の大合唱。約600名の学生に協力してもらったそうです。
特に最後の「ガンバレ!」には、心動かされます。ぜひ気になった方は「カロリーメイトCM ブルーハーツ」で検索してみてください!
私からも受験生、
そして日々辛いことと戦っている皆様に一言だけ、
「聞こえてほしいあなたにも、ガンバレ!」
第4弾 2017「一歩を信じる」篇 希望という名の光/山下達郎
第4弾は主人公の高校生時代と大人時代の姿が交互に映し出されます。
楽曲は山下達郎さんの名曲、『希望という名の光』が使われています。
また、主人公を北村匠海さんが演じるというとても豪華な作品となっています。
受験勉強に挑み始めるとき、危険を伴う登山に挑戦しようとするとき、どちらも何かに立ち向かおうと覚悟を決めるシーンから物語が始まります。
周りが答えられているのに自分だけ答えられず、周りと比べてしまった高校生の頃。
周りが簡単に登っている道を自分だけ登れず、劣等感を感じる今。
第一志望を目指し続けるか、志望校のレベルを下げるか迷った高校生の頃。
登りたい山に登り続けるか、少し近い山にしようか迷っている今。
体調を崩し、苦しみながらもあきらめずに勉強した高校生の頃。
悪天候に見舞われ苦しみながらも、登山を続ける今。
あえてここでは全部は紹介しませんが、この作品を見ていると、高校生の自分と今の自分は少なからず共通の気持ちを持っていることに気づかされます。
北村匠海さんの素敵な演技だけでなく、歌詞にも注目してみて見ると、これまた感動的。
「運命に負けないで
たった一度だけの人生を
何度でも立ち上がって立ち向かえる力を送ろう」
受験生だけでなく、日々頑張っているすべての人に刺さるメッセージが隠されていました。
そして最後のセリフ。
「受験に意味があるかどうかはわからない。
ただ、1歩1歩自分の力で掴み取った景色は
生涯忘れられないだろう」
生きていれば辛いことももちろんあり、「自分の進んでいる道が正しいのか?」と不安に思うこともあると思います。それでも、自分の足で進んできたこの道は決して忘れられない大切なものなのだと私は感じています。
受験生の皆さんだけでなく、全人類に見てほしい、生きる希望を与えてくれる素敵な作品です。
ぜひ気になった方は「カロリーメイトCM 一歩を信じる篇」で検索してみてください!
第3弾 2016「My Way」篇 My Way/フランク・シナトラ
この作品は、受験生を自分の決めた道を信じて突き進んでいくアスリートにみたてて表現されたものになっています。楽曲はフランク・シナトラさんの『My Way』が使われています。
受験という道に進むと覚悟を決めた受験生が、一斉にスタートを切る場面から作品は始まります。曲のテンポもあいまって、突き進んでいく勢いが感じられます。
「プール、行きて―な。」
「花火、見たいよ。」
「ゲームしまくりたい。」
途中には、
そんな受験生の素直な気持ちも描かれています。
それでも、「この道を、信じてきた」から諦めずに進み続けます。
最後には色々な人から応援されている受験生を、お客さんからの大きな声援を受けているアスリートのように表現し、試験に挑む姿が映し出されます。
使われているMy Wayの歌詞、何と言っているか気になりますよね?
サビの部分だけ少し紹介します!
「When I bit off more than I could chew
But through it all, when there was doubt
I ate it up and spit it out
I faced it all and I stood tall
And did it my way」
和訳をすると
「身の丈を越えた行動も
すべてやり通した 疑いがあるときは
それを食らいつくし 吐き出してやった
全てに立ち向かい 堂々としていた
それが私の道だった」
いやー、素晴らしくこの作品内で描かれていた気持ちとマッチしていますね。
選曲もやはり、制作陣のみなさんのセンスがキラキラと光っていますね。
どんな雰囲気なのか気になった方はぜひ、
「カロリーメイトCM My Way篇」で検索してみてください!
第2弾 2015「見せてやれ、底力」篇 夢をあきらめないで/岡村孝子(Anlyカバー)
第1弾から3年の時を経て、この作品が作られました。第2弾が作られる背景には、やはり第1弾の人気があったのではないかと考えられます。
主人公は平愛梨さんの妹、平祐奈さんが演じます。
また、楽曲は岡村孝子さんの「夢をあきらめないで」を歌手のAnlyさんがカバーしたものが使われています。
この作品、何がすごいかというと、黒板アートを使って作品が作られているということ。
製作時間はなんと2623時間!
総枚数6328枚、
総勢34 人の美大生たちによって描かれたそうです。
見終わるころには黒板アートの魅力に取り憑かれていることでしょう。
この記事にたどり着いた皆さんにはぜひ一度作品を見ていただきたい!ということで、
「カロリーメイト CM 黒板アート」と、
ぜひ調べてみてください!
受験番号や試験時間が書かれた黒板。
そこから物語が始まっていくところに、アイディア力を感じます。
見ていくと、当たり前のようにカーテンが動いたり、人が走ったりしています。でも、実際は1枚1枚少しずつ書き換えてアニメーションにしているんですね。「え、すごすぎない!?」と思わず驚いてしまいました。
中でも一番好きなのが、作品のちょうど半分くらいにある、受験生がいろんな単語や知識を覚えていることを表現したシーン。
動画を一時停止してみて見ると、古文の活用形、地理の気候、数学の公式、などなど見覚えのあるものがたくさん出てきます。この量を書く美大生に対しても、この量を覚える受験生に対してもその熱意と努力に感嘆します。
景色の描写も、表情の描写もどれも繊細かつ丁寧で、1枚1枚がアート作品として十二分に価値を持つものだと感じます。
受験会場のカロリーメイトと書かれている黒板に最後は戻ります。そこもまた、遊び心があってユーモアを感じます。
次はいよいよ第1弾に入っていきます!
第1弾 2012「とどけ、熱量」篇 ファイト!/中島みゆき
記念すべき第1作目には、満島ひかりさんが登場し、楽曲は中島みゆきさんの超名作『ファイト!』が使われています。特に歌詞と受験生の心情のマッチングが素晴らしく、1分という短い時間ながらも、すごく中身の詰まった時間を過ごすことができます。
お昼休みにも勉強を続ける姿、初めて都会に出て駅で迷ってしまう姿、そんな姿どれもが愛おしくて、応援したくなります。
まさに、
「ファイト!」という言葉がぴったりですね。
まだ共通テストではなく、センター試験だったこの頃。どこか街の景色や服装も、当時の面影が残っているような気がします。
受験生の合格の熱量が志望校に、そして応援する人たちの熱量が受験生に届きますように。
最後に
長々としたこの文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。
ついにこのシリーズも終了となります。
毎年毎年、制作陣の発想力に驚かされ、ストーリーに感動し、振り返っていくごとにカロリーメイトのCMが、そしてカロリーメイトが好きになりました。
余談ですが、カロリーメイトって何味が一番人気なんですかね?個人的には圧倒的チョコ派です(笑)
何味があるのか気になった方はこちらから!
そんなことはさておき、受験生の皆さん!
いよいよ本番が近づいてきましたね。
緊張や不安、興奮、様々な気持ちが絡まってしんどいときもあると思います。でも、ここまでやってきたことは決して無駄ではありません。最後は自分を信じて、頑張ってきてください!
最大限の力が出せることを願っています。
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