こんにちは!ガクセイ基地のめいです!
受験生の皆さん、共通テストお疲れさまでした。
いよいよ私大入試や国公立前期入試に向けて本格的な受験が始まってきますね
今年もあっという間に受験シーズンということで、
誰もが受験生のころ励まされたであろうあの名CM、
カロリーメイトCMの歴代受験生応援シリーズを
振り返っていきたいと思います!
今回は最新第11弾から第9弾までの計3作品を扱います!
目次
①第11弾「それぞれの音色」篇 SG/僕らまた(吹奏楽ver.)
最新の第11弾では一般入試・総合型選抜・指定校推薦の3つの受験方式で受験する高校生の姿が描かれています。
一般受験を選んだ高校生を清島千楓さん(トランペット)
総合型選抜を選んだ高校生を中田乃愛さん(フルート)
そして指定校推薦を選んだ高校生を濵尾咲綺さん(マリンバ)がそれぞれ演じています。
楽曲は令和の人気卒業ソングとしても人気のあるSGさんの「僕らまた」という曲が吹奏楽バージョンで使用されています。
合奏シーンは浜松修学舎高等学校吹奏楽部の生徒さんの協力を得ているそうです。
(以下ネタバレ含みます)
主人公となる3人は同じ吹奏楽部に所属。
受験のため、頑張ってきた吹奏楽部を引退する場面からCMが始まります。
3人の部活で楽器を演奏している昔のシーンからそれぞれの受験方式の対策をしているシーンに移ります。赤本、小論文、面接と受験方式は違っても3人全員が志望校合格を目指して努力している姿は、自分の受験生時代を思い出させる、とても懐かしくも応援したくなる場面ですね。
そして、総合型選抜・指定校推薦は一般入試よりも早く合否が決まるということで、
2人は無事に合格。部活動に顔を出したり、放課後に教室で楽しそうにお話している姿が。
そんな2人の楽しそうな姿を、清島千楓さんが演じる一般入試に挑戦する女子高生は1人、複雑な面持ちで見つめています。
「2人とも合格おめでとう」
このメッセージを送るシーンはもちろん仲の良い友達の合格をお祝いしたいけれど、やはり羨ましいと思ってしまう、そんな心の葛藤がうまく描かれているなと感じました。
その後、先に合格が決まった2人も加わって演奏されるSGさんの「僕らまた」が応援歌となり、一般受験に向けて再スタートを切ります。ここに入る
「僕らまたそれぞれの道をさ歩み始めたのさその先にある交差点でまた会えたら」
という歌詞が本当に感動的。
3人はそれぞれの道を歩み始めたかもしれないけれど、
その先にある合格という交差点で会えますようにと、視聴者である私は強く願いながら、
主人公は一般の受験会場に向かいます。
そこに「緊張したら、腹式呼吸!」と写真付きで先に合格を決めた2人から応援メッセージが届きます。友達からの応援メッセージがすごく力になった過去の自分を思い返して見ると余計にこのメッセージの重みを感じました。
ソロパートに挑むときと試験開始の瞬間を呼吸で表現しているのがなんとも素晴らしい。
見ている私も思わず息を吸ってしまいました。
最後には桜をバックにトランペットが映し出されます。
無事に桜が咲いたようですね。自分のことのように嬉しく思いました。
たった120秒の間にここまで心を動かされるCMは他にないと毎年思わせられるカロリーメイトのCM。今年の作品もすごくすごく素敵でした。
②第10弾「光も影も」篇 Let’s go!スマイルプリキュア!/(ピアノ演奏)角野隼人
第10弾では美大を目指す受験生と理系学部を目指す受験生の姿が描かれています。
美大受験生を伊東蒼さん、理系学部を目指す受験生を野内まるさんが演じています。
楽曲は「プリキュア」シリーズ9作目「スマイルプリキュア!」の曲が使用されており、この年の受験生に懐かしさを感じさせる選曲となっています。世界デビューも果たしている角野隼斗さんのピアノ演奏の音色も素敵です。
目指す分野は違うかもしれないけれど、目指すところは「合格」という共通のゴール。
そんな共通の光を求めて奮闘する2人の物語になっています。
才能?それとも努力?
美大受験生も理系学部を目指す受験生もどちらもぶつかるその悩み。
お互い努力は積み重ねているけれど、結果に繋がらない辛い時期が両サイドの視点から描かれています。
その後も「やりたいことがあるって強いよね」「数学って何が面白いの?」と
目指す分野が違うからこそ思うふとした疑問や呟きを通じて、相違点に気づいていく姿が表現されています。
途中、推薦入試で合格をすでに決めたのか就職先が決まったのか、楽しそうに過ごす同級生の姿、描いた絵を評価されている仲間の姿がまぶしく見えてしまい悩む姿もあります。
そんな時、「消しゴムって、間違いを消すものじゃなくて光を与える道具なんだって」というセリフが吹き込まれます。
今まで消しゴムを間違いを消すものとしか見たことのなかった私にとってハッとさせられる言葉でした。
同じ消しゴムという道具を使いながら、絵と解答用紙をそれぞれ作り上げていく。
「光も、影も、栄養にして。」
その言葉の重みが、
ここまで見てきた視聴者、そして受験生にグッと伝わってくる作品でした。
桜咲く校庭を笑顔で走っている2人の姿を見て、
心から「合格おめでとう」と言葉をかけたくなりました。
③第9弾「狭い広い世界で」篇 Mrs. GREEN APPLE/僕のこと(orchestra ver.)
第9弾ではスマホの画面目線で受験生の頑張りが描かれています。
スマホの画面越しという斬新かつ素敵すぎるアイディアにとても感動しました。
山時聡真さんが受験生役を、奥智哉さんが友人役を演じています。
楽曲はレコード大賞2連覇を果たすなど、快進撃を続けるMrs. GREEN APPLEさんの「僕のこと」が使われています。卒業ソングとしても使われるこの曲がさらにこの素敵な作品を盛り上げています。
主人公が受験番号をスマホに打ち込むシーンから始まるこの作品。
コロナ禍になる前はなかった当たり前の光景から、その変化を読み取れます。
スマートフォンの画面には英単語テスト、辞書、StudyPlus、そしてオンデマンド動画などスマートフォンを使わないようにするのではなくて、スマートフォンを最大限に活用して主権勉強をする今どきの受験生の姿が映し出されます。
ゲームに耽ってしまうそんな時までリアルに組み込まれています
SNSを駆使して励ましあったり、友達と勉強をしたり。
私自身も実際にやっていたなと思えることも多く、当時の自分と重ねてしまいました。
その後成績に伸び悩み、すでに進路が決まった友達の写真を見て、苦しむ場面が描かれます。その裏に入っている「努力も、孤独も報われないこともある」という歌詞が情景とぴったり。このあたりからもう大号泣。
「もう無理だ。。」と弱音を吐いたとき、友人から送られてきたのはバスケ部時代のある動画。みんなを励ます自分の姿がそこにはあります。
「おい、上見ろ上、下見んな、諦めんな、俺たちならやれるから」
コロナ禍で部活動が出来なかったあの苦しい時のことも思い出してなのか、主人公は涙を流します。そんな涙につられない人が果たしているのだろうか、涙が止まりません。
試験会場で電源を切る場面で一度切られます。
そして最初の合否発表のシーンに戻ってきます。
合格の文字を見ることが出来たのでしょう、スマホを激しく揺さぶって喜ぶ主人公の姿が。
その喜びの大きさを感じることができ、私も嬉しくなりました。
作品のアイディア、ストーリーそして楽曲、すべてが素敵な作品でした。
ぜひ見てください!!
最後に
ここまで毎年受験生を励まし続けるカロリーメイトのCM3本を解説してきました!
いかがだったでしょうか?
3本ともそれぞれ主人公となっているのは違う方式・違う分野・そして違う状況における受験生かもしれないけれど、共通して描かれているのは曲がりくねり、決してまっすぐではない道を懸命に進む姿です。
どんなに辛いことがあっても、あきらめないその姿勢こそが感動を生んでいるのかなと考えました。
選曲には、受験をして進学することだけが人生のすべてではないという思いからか、受験応援ソングとして有名な曲というよりは、卒業ソングとして有名な曲が使われる傾向にあるのかなと感じました!
だいぶ個人的な感想も多かったと思いますが、
1つ言えることはこれらの作品が素晴らしいということ。
どれもストーリーがしっかりと考えられていて、
たった120秒に込められた思いが伝わってきます。
受験生の皆さん、カロリーメイトを片手に、
もう少し頑張ってください!!
応援しています。
元受験生の皆さん、過去の自分を思い出し全力で懐かしんだ後は、
受験生を全力で応援しましょう!