⚠この記事はネタバレを含みます。ネタバレが苦手な方はお控えください。
⚠一ファンが思ったことを書くだけのブログ記事です。
⚠この公演は6月3日@埼玉スーパーアリーナ公演の記事です。
⚠写真は全て開演前後または撮影可能時のものです。
ガクセイ基地のあずなです!今回はギリギリでチケットが取れたので、2025年6月3日(火)に行われたFRUITS ZIPPER3周年記念公演@埼玉スーパーアリーナのライブ後レポートをお届けします!
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目次
ライブ詳細
FRUITS ZIPPER 3rd Anniversary LIVE「さいたまスーパーアリーナ」
2025年6月3日(火)
会場:16:30
開園:18:30
メンバー:月足天音、松本かれん、真中まな、櫻井優衣、早瀬ノエル、鎮西寿々歌、仲川瑠夏(敬称略)
筆者のライブ歴
初ライブ:東京体育館(パーラーツアーファイナル)
日本武道館(2周年記念公演)
埼玉スーパーアリーナ(今回!✨)
➡中々ライブ会場には行けませんが、大きい箱だけは逃すまいとライブ参戦しています!
セットリスト
- SE
- 超めでたいソング〜こんなに幸せでいいのかな?〜
- ぴゅあいんざわーるど
- ハピチョコ
- 自己紹介(MC)
- うぇるかむとぅ~ざ♡ふるっぱー!
- 世界は君から始まる(トロッコ)
- ずっと、ずっと、ずっと(トロッコ)
- 好き、お願い
- わたしの一番かわいいところ
- さん
- MC
- BABY I LOVED
- We are Frontier(REMIX)
- VTR(メンバーは衣装チェンジ)
- フルーツバスケット (トロッコ)
- かがみ (トロッコ)
- NEW KAWAII (トロッコ)
- MC(Going!のジェスチャーレク、オリコンの話)
- Kawaii ってMagic
- RADIO GALAXY
- Going!
- CO-個性
- スターライト・ヴァルキリー
- MC(るなぴ、完璧主義で☆への振り)
- 完璧主義で☆
~アンコール~
EC1.君の明るい未来を追いかけて
EC2.虹
EC3.さん
MC(イベント発表)
3周年記念公演の感想
開演前:視覚的にわかるファンの多さ
始まる前、全館コントロールで一斉にペンライトが付いて、星空のようなキラキラした感じが視界を覆った時、FRUITSZIPPERがこれだけのファンを平日に集められるようになったという事実に泣きました。古参アピではないですが、2023年の東京体育館から武道館、たまアリと大きな箱を経験して、その度にペンライトの数が増えていく。この光の分だけふるっぱーを好きな人がいて、ふるっぱーに元気付けられている人がいると気づける瞬間は同じ境遇の人が自分以外にもいると救われる瞬間でもある気がして。
いつもMVを見たり、Xを見たり、フォローしたりコメントしたり必要な数字ではあるけれどどうしても目に見えない「気持ち」の面からの応援が多い私にとって、自分の持っているペンライトによって応援の気持ちを可視化できるこのタイミングは何回立ち会っても脳裏に焼きついて離れません。
たまアリライブは、FRUITSZIPPERにとって転換点になるライブと一部のファンの間で言われていましたが、今後東京ドーム、紅白、コーチェラetc.と夢を叶えていくための地盤を固める日になればいいなと思っていました。
まず、メンバーの歌唱スキルがすっごく上がっていて、魅せることができるLiveはいいな〜と思った次第です。特に今回はノエちゃん(早瀬ノエルちゃん)の歌声が圧巻の一言でした。Xや帰り道に聞こえてくる話の中でもノエちゃんへの称賛の声が多数聞こえてきました。芯のある低音と美しい高音が伸びやかな声に乗っていて思わず、「ノエちゃんこんなに歌える子だったっけ(元々上手だったけど)?」と仰天させるほど、上手でした。(他のメンバーも上手、特にるなぴは言わずもがな。)ノエちゃんの歌声を生で聞けただけでも満足度爆上がり。ファンサ曲は、ファンサに気を取られて歌い忘れる事件がときたま発生しますが、今回はそれもほぼなく抜かりなかった。全体的にライブパフォーマンスと気持ちが乗っていて、歌を大事にしてくれたライブだと感じました。
全体の流れ
全体的な流れは、以下の通りです。
最初にコール曲で会場のボルテージをあげる(元気なふるっぱーをお届けする)
↓
ふるっぱー入門編(初めての人も長く推している人にも刺さる曲詰め込み)
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ちょっぴり大人なふるっぱーのカバー範囲の広さを披露(歌い方もいつも以上にしっとり)
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たまアリ規模でもファンとの距離を大事に(トロッコで顔が見えるところまで)
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意外な曲まとめ(それやってくれるんだ!を凝縮)
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メンバーの涙の曲振りから完璧主義で⭐︎
↓
アンコール
神戸のセトリが頭に入っていなかったため、初手からちょめでたで来ると思わず、テンションが上がりました。1曲通してコールをすることがめずらしいふるっぱーにおいて、最初からエンジン全開で盛り上がれるちょめでたが1曲目で嬉しかったです。加えて、やはり使用場面を想定して作られている曲はライブでも生きるので、今後も何を目的に作るか、どんなシーンを想定しているかは重視して欲しいと思いました。
続いて披露されたのはぴゅあいんざわーるど。「ぴゅあぴゅあ…」のところと「We Are FRUITS ZIPPER いっちょ!ひい!ふう!みー!よー!」のところを周りに釣られて初めてコールしたのですが、ふるっぱーとふるっぱー⤴両者合わせてフルーツジッパーなので(?)、ここのコールがもっと定番化すればいいなと思いました。
ぴゅあいんざわーるどはかがみ同様、かなり飛び跳ねる曲なので、体力的にかなり消耗する曲を序盤に入れてくれたわけですが、今回の公演では会場を温めることが重視されていたようです。
大人ふるっぱー
BABY I LOVED、We are Frontier(REMIX)の大人ふるっぱーの部分が個人的にはグッときました。元々好きな2曲ではありますが、ふるっぱーの表現力の向上と私たちは可愛いだけじゃなく大人っぽいしっとりした質感も出せるのだという気概を感じました。一人一人が歌い方に凝っていて、特にベビアイ(BABY I LOVED)でのるなぴ、ゆいちゃん、あまねきの切ない歌い方に、もっと聞いていたいという気持ちと生で聞けて良かったという気持ちが湧き上がりました。最近はソロパートが多いふるっぱーの曲において、デビュー当時の曲は複数人で歌うパートが多いので、それぞれが成長した今聴くと、声の厚みとまっすぐな声で覚悟や苦悩を跳ね返す力強さを見せつけられました。We Are Frontierは今まで聞いた中で1番良かった。業務が多様になり、多忙になっていくふるっぱーですが、それでも本分はアイドルでアーティストであるということが存分に発揮されていて、全世界に見つかれ〜!!!と願わずにはいられなかった。そしてアイドルの中では平均年齢24歳と比較的高いふるっぱー。どこまで続けてくれるかわかりませんが、5年後や10年後にはこの可愛いけどしっとり大人っぽい系にシフトするのか、それともJapanese Idol、ライブアイドル、KAWAIIへのこだわりから今の系統を引き継ぐのか将来が気になります。どんな方向に進んでも、メンバーのみんなが幸せな未来が待っていますように。
早瀬ノエルちゃんの歌声に魅了された話
Kawaii ってMagic、RADIO GALAXY、Going!、CO-個性、スターライト・ヴァルキリーが続いたパート。後半2曲は特に聞けると思っていなかった曲だったので良い意味で裏切られて最高でした。そうこれ、この良い意味での裏切りがもっとライブ全体にあると良いな!と思ったり。さて、最初にも言及しましたがこの連続5曲は特にノエちゃんに感動しました。元々個人のレベルは高かったけれど、どこか少し自信なさ気だったり、争いが嫌いだからこそ歌声でも主導権は常に他の誰かに渡して補佐のような歌い方をする気がしていたノエちゃんが、あんなにも全力で会場を煽って、あんなにも大きな声量で会場を満たして、自分だって主役、自分の歌をみんなに届ける、絶対に満足して帰ってもらうと自信を持ってまっすぐ伝えてくれた歌声に正直泣きました。ノエちゃんの生誕祭のとき、かえる組として松本かれんちゃんとコレサワさんの「死ぬこと以外かすり傷」を歌った話を聞いてから、ノエちゃんの葛藤とかれんたんの私たちには見えないところでの寄り添いを垣間見た気がしました。色んな葛藤があったかもしれないノエちゃんが今はFRUITSZIPPERの早瀬ノエルとして自信を持ってくれているように見えたのがファンとして心から嬉しかったし、ノエちゃんがふるっぱーにいてくれて本当に良かったなと改めて思いました。ノエちゃん、ノエちゃんの歌、ちゃんとみんなに届いてたよー!
櫻井優衣ちゃんの歌い分けに見る10年の月日
もう1人言及したいのは、櫻井優衣ちゃん。いつも思っているけれどいつも以上に、櫻井プロを実感した気がしました。本当に歌い方に努力が見えて、たくさん研究してくれているのがしっかり伝わってきて。なんだか圧倒的スキルをあえて可愛さとカッコよさで覆って、ライブに没頭できるようにしてくれているというか。きっと血の滲むような努力を裏ではしているのに、ステージに立てば、そこには曲への愛とファンに想いを届ける様しか前面に出してなくて。ゆいちゃんのパートが来るたびにどんな歌い方をしてくれるのか、どんな櫻井優衣できてくれるのかワクワクしました。アイドルに求めているのは幸福感と笑顔と幸せな気持ち。だからどの系統でもそれを外さないゆいちゃんの姿にアイドル10年の重みを見ました。
涙と思い出の完璧主義で☆
るなぴの曲振りから完璧主義で⭐︎の流れで泣かなかった人ってどれだけいるんだろう。るなぴは一見すると派手にギャルピ!おふざけ大好きさんに思ってしまうけれど、実は誰よりも大きなステージや夢に貪欲で真面目でひたむきなんだと勝手に思っています。他のアイドルも経験していたるなぴはきっと、アイドルの楽しさも難しさも理解していて。応援してもらう職業、表に立つ仕事だってわかっているけどやっぱり心無い言葉が目に入ってしまうことはあるのだろうなと曲振りからも感じられたわけですが、それでもファンがいてくれるから大丈夫だよ、今日も完璧を目指して頑張るよという姿勢を体現してくれるるなぴが大好きです。大きな箱でこそより一層の輝きを放つるなぴが、今後ももっと素敵な舞台に立っていけますように。るなぴの歌声は上手くて巧くて、心に響く。
大好きな歌詞を引用します。
各メンバーへの感想
他のメンバーについても簡単に。かれんたん。初めてチェキを撮ったあの日から唯一無二のキャラクターに惹かれて応援していますが、ライブに来るとあのマカロンボイスは実在するし、むしろマイクを通すと2割増しでマカロンボイスになるのが好きです。自然体が1番可愛い。圧倒的多幸感アイドルのかれんたんは、良い意味でメンバーの誰よりも素直にライブを楽しんでいてそれがお客さんにも伝わって和やかな雰囲気になるのが素敵だなと思っています。
まなふぃーは、その頼れるキャラからMC含めた重役を担うことが多く、常にプレッシャーにさらされている立場でありながら気配りができる様子はライブの随所に現れていて。それに最近歌唱力が急成長中のまなふぃーは圧倒的ダンス力に歌唱力が加われば今後どんな化学変化が起きていくのか今から楽しみです。煽りを忘れず、メンバーに感想を振ることを忘れず、トロッコでは自分のファンを絶対に逃すまいと目を凝らすその姿勢にみんなが虜になっていくのだと思います。
おすず。ちょめでたで始まったこともあって前半特におすず色が強かったように感じる3周年記念公演。おすずは誰よりも歌とダンスのバランスがよく、MCにしっとり系の曲にギャグに何を任せても高得点を出す姿は流石の芸歴を感じさせます。特にかがみやBABY I LOVEDの儚く歌う様子はいつまでも見ていたいくらい美しくて。美しさの中にあるしゃかりきさと野望にこれからも目を離せません。
あまねき。ライブパフォーマンス、煽り、ファンサ含めてファンとの距離の縮め方が上手な印象があるあまねき。Re→TRY&FLYがなかったのは寂しかったけれど、君の明るい未来を追いかけての「あまねコール」は本当に会場が一つになって。もはやあれが楽しみでくる人もいるんじゃないかと思うレベル。Going!やBABY I LOVEDで見せるかっこいい月足天音とかがみやわたかわで見せるかわいい月足天音の両者をこれからも応援させてください。
8月のライブに期待すること
せっかく埼玉スーパーアリーナでライブ開催するなら、こんな演出してほしい!という、予算・準備・人員等考えずに並べてみると…
新しいフルーツジッパーが見たい!という大目標があるとすると
小目標に、3年目を迎えた今のふるっぱーだからこそ出せる色を見つける、メンバー感の関係性をもっと知りたい、大きい箱ならではの演出を期待したいの3つを設定するとします。
その手段としていくつか挙げてみます。
①花道をつくる
花道を歩きながら、あるいは花道の上で踊りながらパフォーマンスするふるっぱーが見たい。
②フライング系
高いところが大丈夫な組だけでもいいので、何かしらのフライング系挑戦して欲しいな~という淡い期待。
③センステ、サブステなどを使いながら、曲の引き継ぎをスムーズに。
例えば、るなぴとノエちゃんのユニットをセンターステージでやった後、そのまま照明が切り替わってサブステージにおすず、ゆいちゃん、まなふぃーがそれぞれ立ち「天真爛漫」を披露する。最後に花道を走り回りながらあまれんで「ピンキーレッド」を披露するなど、場所の移動とそれ故のスムーズさを入れて欲しい。
④新ユニット、ソロ曲の新ver.を作る
東京体育感の時のスペシャル感がよかったのと、シンプルにそろそろユニット曲を欲しています。
⑤スターライトヴァルキリーをメインテーマにして演劇っぽく作り込む
プロジェクションマッピングとの融合、カッコ良い系の衣装などで真新しさも提供する
⑥センステ3段にして3周年を表す
3段にそれぞれメンバーが立って、高さの差を利用した演出
⑦意外なところからの登場
客席側への移動、客席数席分潰しておいて、各場所にメンバーが到着して登場する。200、400レベルの人でも楽しめるものに。
⑧メンバー一人一人のお話
大きな箱でやるからこそ、武道館の最後のように話す機会があって欲しいなと思います。みんなの思いが聞きたい。
武道館はテーマが一貫していて作り込まれていたし、武道館のセンステ仕様のフォーメーションを見れて特別感があったほか、最後にお手紙によって一人一人が想いを述べてくれる場面があって個人的満足度No.1のライブでした。それと比較すると、一人一人の喋る時間はなく(お見送り、平日開催なので理解はできる)、いわゆる平安京スタイルの前ステージのみ、トロッコは東京体育館で披露済みという点から特別感、新鮮さをあまり感じることができなかったため少し味気なく感じてしまいました。(ふるっぱー大好きで、基本全肯定派です🙆♀️)だから、8月のライブでは、大きな箱で普通のライブをするのではなく、大きな箱だからこそできる仕掛けに期待したいです!
何はともあれメンバーのステージング能力は格段に上がっていて、生で歌を聞くことでその儚さに心が締め付けられるし、コールも楽しいし、基本的には満足のライブでした!マイナスな事を言いたいというよりは、心の隅でもし同じ構成で8月を考えているなら、考え直して欲しいなというちょっとした抵抗です笑
チケットのお申し込みは2025/6/4(水) 23:59まで!!:FRUITSZIPPER8月2日8月3日公ププレリザーブ | チケットぴあ
公演終了後のたまアリがとても綺麗だったのでお裾分け