好きをつなげよう

【好きをつなげよう】映画「リメンバーミー」から知るメキシコの風習「死者の日」!

皆さん、ディズニー映画はお好きですか?幼い時から何かと見ている方は多いのではないでしょうか。また、ディズニーが大好き!という方もきっといますよね。私自身もディズニーの作品がとても好きで、作品に登場するたくさんの音楽も大好きです。
今回はそんなディズニー映画の中から「リメンバーミー」を紹介します。また、この映画を通して、メキシコの風習である「死者の日」、通称「ディア・デ・ムエルトス」を解説していこうと思います!

【リメンバーミー公式サイト】

映画紹介

「リメンバーミー」は2017年に公開されたディズニー、ピクサーの長編映画になります。メキシコを舞台とし、その風習が作中でも登場しています。
製靴業を営むリヴェラ一族は「音楽禁止の掟」がありました。主人公ミゲルは音楽が大好きだったので、家族に隠れてこっそり音楽を楽しんで、いつかはミュージシャンになることを夢見ていました。ミゲルが大好きだったミュージシャンがエルネスト・デラクルス。彼は同郷のミュージシャンであり、伝説の人でした。
さて、死者の日当日。ミゲルはあるきっかけで死者の国に迷い込んでしまいました。早く戻らないと、死者の国の住人となってしまうため、ミゲルは本当は死ぬはずではないのに、死んでしまいます!さあ、大変!
どうやって現世にミゲルが戻っていくのか、どうしてリヴェラ一族には音楽禁止の掟があるのか、家族の絆がどのようにつながっているのか。
タイトルでもある「リメンバーミー」。「私を覚えていて」をキーワードに、音楽が時を越えて、家族を結んでいきます。

【リメンバーミー:youtube音源】
日本語バージョンを歌っていらっしゃるのは、石橋陽彩さん。映画公開時、石橋さんは中学生で13歳でした。とても素敵な歌声なので、ぜひ聞いてみて下さいね。

メキシコってどこ?どんな国?

まず、この問題。皆さん、どこかすぐに言えますか?
正解はこちら。↓

【画像:メキシコの地図】

画像からもわかるように、メキシコ合衆国(通称:メキシコ)は北アメリカ南部に位置する連邦共和制国家です。首都はメキシコシティで、総人口は約1億3000万人ほど。公用語としてはスペイン語が用いられていますが、先住民の言語が残っていることも知られています。
また、下の写真のようなグアナファトという様々な色の家が立ち並ぶ写真を見たことがある方もいるのではないでしょうか。スペインの植民地時代に銀の葉靴によって得た富を利用して作られた場所になります。観光スポットとしてはグアナファトの街並みが見られるということで、ピピラの丘というのが有名です。(定かではありませんが、リメンバーミーの中で描かれる死者の国も非常に色とりどりであり、本当に美しいです。そのイメージはどこかグアナファトを思わせられます。)

【グアナファト観光について】

死者の日って?

さて、今回の本題「死者の日」「ディア・デ・ムエルトス」について解説していきます!
メキシコの風習であり、日本でいうお盆とどことなく似ている風習ですが、あくまで陽気に、楽しく明るく祝います。その期間になると、死者の国から自分達の先祖の魂が帰ってきます。そのための条件は「オフレンダ」と呼ばれる祭壇に、故人の写真を飾ってあること。家族などの大切な人で集まって、故人についての話を語り合う。そんな死者を偲び、皆で感謝し、生きている喜びを祝い、分かち合うのが「ディア・デ・ムエルトス」です。
毎年10月31日から11月2日に祝われる風習であり、街がとてもカラフルになります。色鮮やかに飾られた街で、骸骨に変装する人も現れるんだとか!
その他にも祭壇に備えるパンが売られていたり、お花、特にオレンジ色のマリーゴールドがたくさん売られています。(ちなみにオレンジ色のマリーゴールドは映画でも登場していて、見る事が出来ます。)

映画の中では?

「ディア・デ・ムエルトス」、これこそが今回の映画の舞台です。これを基盤として映画の世界が描かれています。今回紹介したモチーフが映画の中にもたくさん登場していて、それらを探してみるのもおすすめです。
また「ディア・デ・ムエルトス」に基づき、リメンバー・ミーの中に登場する大きなテーマは作られました。それは…
「自分を知っている全ての人から自分の記憶が消えると、死後の世界で二度目の死を迎える」
というもの。多くの人々の記憶に残っていく著名な文豪、音楽家や芸術家たちはいつまでも忘れられることがないので、なかなか二度目の死、言い換えるならば「記憶の死」を経験しないことになります。今回の映画の中でもそのことが反映されていて、多くの人の記憶に残ったデラクルス、反対に家族に会いたいと願う、しかし誰からも忘れられ、二度目の死を迎えようとしているヘクターという人物が登場します。ヘクターはミゲルを導いてくれる心優しい人物ですが、消えてしまいたくないという思いから、ミゲルにある願いを託します。
…と、この辺にしておきます。続きは映画の中で見てみてください。本当に心温まるエピソードになっています。

まとめ

今回の映画のテーマになっているのは「記憶の死」というお話でした。誰かが自分を思っている限り、自分は死なない。
例えある人が事故にあって死んでしまっても、誰かが、例えば家族や友人、恋人、仲間など、…もしかしたら、一度会ったきりの人かもしれない、その人たちが覚えている限り、その人は死んでいないなんて、なんだか不思議ですね。ですが、とても美しいものにも感じないでしょうか。本当に私達は人と共に生きているのだなあと痛感させられると思います。ただの記憶ではなく、誰かの記憶に残るものというのは、とても価値のあることであり、難しいことでもあるような気がしますが、そんなことを日々意識して生きていられたら、きっと豊かになるのではないでしょうか。
ぜひこの作品から新しい風習のあり方や、普段は接することのない国のあり方について知ってみてください。

ガクセイ基地では他にもドラマを通して社会問題を考えてみる記事があります。もしよかったら、そちらもご覧になってみてください。

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