目次
はじめに
御朱印を集める人は年々増えてきており、最近では御朱印巡りを趣味にしている人も多いですよね。
御朱印は、神社やお寺を参拝した証明となる印のようなものです。
特に、京都と奈良には御朱印巡り初心者の方がまずはじめに集めるべき王道の御朱印がたくさんあります。
今回の記事では、持っているだけでかっこいい京都と奈良の定番御朱印を紹介していきます!
なお、今回紹介するものはあくまでも私がもらった当時(5年ほど前)の御朱印で、現在は種類等が変わっている可能性があることをご承知おきください。
【京都の御朱印① 鹿苑寺金閣】足利義満が造った舎利殿
中央に「舎利殿」と大きく書かれているのが特徴の御朱印です。
「舎利殿」とは、お釈迦様の骨があるところで別名は金閣。
庭園や建築は室町時代に足利義満が極楽浄土を表現したものと言われています。
ご利益は降魔退散(ごうまたいさん)で、自分の中にある煩悩を取り除いてくれるそうです。
京都のお寺といえば金閣!ぜひ訪れてみてくださいね。
【京都の御朱印② 建仁寺】枯山水庭園と風神雷神図屏風
先ほどの金閣寺とは違って文字が細く美しいのが特徴的な御朱印です。
中心には「拈華堂」(=釈迦如来がいらっしゃるところ)と書かれています。
建仁寺は栄西が鎌倉時代に建立した臨済宗の本山で、枯山水庭園と風神雷神図屏風が一番の見どころですね。
勝負運がアップすると言われているので、勝負事を控えている方、ぜひ御朱印をゲットして運気を高めてください!
【京都の御朱印③ 北野天満宮】非業の死を遂げた菅原道真
写真からも分かるように、私が持っている御朱印の中で最もシンプルなものです。
迫力には欠けますが、一目で北野天満宮の御朱印だとわかるところが良い部分ですね。
北野天満宮は学問の神様である菅原道真公が祀られ、平安時代に創建されました。
曼荼羅(=宇宙や天の世界を表す幾何学模様)や絵巻などの国宝や重要文化財がたくさんあるのでそこも見どころです!
学業成就と厄除けにぜひいかがでしょうか?
【奈良の御朱印① 東大寺】大仏殿と盧舎那仏と鹿たち
東大寺の御朱印は、中心に据えられた「華厳」という2文字の迫力が魅力的です。
有名な大仏殿の盧舎那仏や鹿がいるのも東大寺ならでは。
東大寺には「安産祈願」と「祈願成就」のご利益があります!
奈良に行くならまず行くべきお寺の東大寺。
御朱印マニアのほとんどが持っている御朱印をぜひゲットしてみては?
【奈良の御朱印② 法隆寺】日本最古の木造建築と五重塔
御朱印の文字は行書体で一見何が書かれているのか判別がつかないですよね。
実は、聖徳太子がつくった憲法十七条の第一条「以和為貴(和を以て貴を為す)」という文字が書かれています。
ご利益は、聖徳太子にちなんで「学業成就」や「入学祈願」です。
日本最古の木造建築と日本で初めての五重塔が見どころ。
奈良に行ったらまず訪れてほしいお寺のひとつです!
【奈良の御朱印③ 唐招提寺】視力を失い来日した鑑真の証
御朱印の中心には「盧舎那仏」という4文字が美しくまとまっており、個人的に大好きです!
唐招提寺は、とても趣のある奈良では王道のお寺。
特に「金堂」の中にある盧舎那仏坐像は小さいですが、神秘性を感じたのを覚えています。
多くの苦難を経て来日した鑑真が、日本人のために戒律を学ぶ場所をつくりました。
そんな鑑真に由縁のある唐招提寺のご利益は、「病気平癒」「健康祈願」です。
おわりに
京都や奈良で定番のお寺や神社の御朱印を紹介してきました。
ちなみに今はコロナの影響で直接の手書きではなく、書き置きのものが増えています。
御朱印のみならず、国宝や重要文化財も素晴らしいものばかりでした。
御朱印巡りは、単に御朱印を集めるという以外にも、たくさんのお寺や神社の歴史・建造物を見て知れるのが良いところだと思います!
御朱印帳の冊数が増えていくのも、楽しみのひとつでもあります✨
初詣は人が多いですが、京都や奈良に行くならば是非その機会に御朱印をもらってみてはいかがでしょうか。
Add Comment