目次
はじめに
2020年に待望の新シリーズが放送され、最終回視聴率は驚異の32%超えを果たした名作ドラマ『半沢直樹』。ドラマを見ていなかった人でも「倍返し」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。
私はこのドラマを見て悪事を働く人々への「倍返し」を目指す半沢直樹の言動の裏には「働くこと」の本当の意味が隠されていると感じました。
今回は、正義を貫き続けた半沢直樹の名言をもとに「働くこと」の意味を考えていきたいと思います。就活中の大学生や世の中の働く全ての人の背中を押してくれる半沢直樹の姿を一緒に見ていきましょう!
2020年TBS日曜劇場『半沢直樹』のあらすじ
東京中央銀行のバンカー・半沢直樹が、大阪西支店融資課長から本部営業第二部次長に転じ、銀行内で行われていた数々の不正を明らかにするも、まさかの出向を命じられるという衝撃の展開で最終回を終えた前作。今作は、その半沢が出向先の東京セントラル証券に赴任するところから物語が始まります。果たして、半沢直樹は出向先でも次々に発生するトラブルを乗り越え、理不尽な要求を突き付ける相手に「倍返し」出来るのか!?
(TBS日曜劇場『半沢直樹』HPより抜粋)
半沢直樹の名言①
“ 忘れるな。大事なのは「感謝と恩返し」だ。その二つを忘れた未来は、ただの独りよがりの絵空事だよ。これまでの出会いと出来事に感謝をし、その恩返しのつもりで仕事をする。そうすれば必ず明るい未来が開けるはずだ。” (第三話より)
この言葉は私が初めて『半沢直樹』を見た時に最も印象に残った言葉でした。仕事に限らず、誰かの支えがあって何かを成し遂げられた時には「感謝と恩返し」の気持ちを忘れてはいけないと改めて教わった気がします。そしてまたこの言葉は、私たちが生きていく中で持っていなければいけない人としての大切な軸だと思います。
半沢直樹の名言②
“ 正しいことを正しいと言えること。組織の常識と世間の常識が一致していること。ひたむきに誠実に働いた者がきちんと評価されること。この当たり前が今の組織ではできていない。だから誰かが戦うんだ。”(第四話より)
これは部下である森山に、半沢が持つ「信念」について尋ねられた時の名言です。「誠実に働いた人が評価される会社で働きたい」と思うのは皆同じです。しかし、実際に世の中の会社全てがそうではないのかもしれないと考えさせられる言葉でもありました。「誰か」が戦わなければいけない、その「誰か」がまさに半沢直樹なのです。組織の理不尽に立ち向かってゆく彼の勇姿こそ、このドラマの一番の魅力であり、伝えたい「カッコイイ大人像」なのではないでしょうか。
半沢直樹の名言③
“ 自分のためだけに仕事をしているからだ。仕事は客のためにするものだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れた時、人は自分のためだけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は、内向きで、卑屈で、醜く、歪んでいく。”(第四話より)
この言葉は、先ほど取り上げた名言②で「当たり前ができていない原因は何か」と森山がさらに尋ねた時の半沢の答えです。
この名言から「働くこと」の本質が窺えますよね。もちろん自分が生きていくためにも働かなければなりません。しかし、それと同じように「他人のために働く」ことを考えなければいけないと気付かされました。半沢の言う通り、自分の利益のためだけに仕事をしていればいずれ社会は立ち行かなくなり、歪んだ世の中になってしまうのかもしれません。
半沢直樹の名言④
“「勝ち組」「負け組」という言葉がある。私はこの言葉が大嫌いだ。(中略)大企業にいるから良い仕事ができるわけじゃない。どんな会社にいても、どんな仕事をしていても、自分の仕事にプライドを持って、日々奮闘し、達成感を得ている人のことを本当の勝ち組と言うんじゃないかと俺は思う。”(第四話より)
私たちの周りでもよく耳にする「勝ち組」や「負け組」という言葉。私自身も、あの人は人生の「勝ち組」で自分は「負け組」だと悲観的になることもしばしばあります。でも、それは自分次第でどうにでもなるとこの言葉は教えてくれました。大きなことでなくても良い。何か小さなことでも達成できたことがあるならば、自信を持って自分は「勝ち組」だと思って良いのかもしれませんね。
おわりに
半沢直樹の名言を改めて見つめると、働く人のみならず、世の中の全ての人が何かハッとさせられるものばかりだということに気が付きます。私たちは今大学で勉強していますが、社会に出たら何でも自分の思い通りになるということはありえません。理不尽なことや嫌なことがあっても生きていかなくてはなりません。
そうはいっても、辛くて倒れそうになることが誰にだってあります。そんな時は、半沢直樹の言葉を思い出してみてください!ドラマをもう一度全部見るのも良いかもしれませんね。そうすればきっと半沢直樹の正義や真心、そして勇気があなたの背中を力強く押してくれるはずです。
ちなみに・・・
2013年に放送されたシリーズ1も見応えたっぷりです!ぜひそちらも見てみてくださいね。
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