実技課題や作品制作に追われる美大生が後回しにしがちなのが、共通科目の最終レポート課題。
「気がついたら提出締め切りが明日!」
「提出日当日まで手を付けずに放置してしまった😇」
なんて経験がある美大生も少なくないことでしょう。
しかし、美大のレポートは少しのポイントをおさえて書き方を覚えればとても簡単!今回は現役美大生の私が、今までに受けてきた授業の中から特に出題率が高いと感じた課題文を例に挙げながら、取り組む際に注意すべきことやレポートを迅速に完成させるコツを伝授します。
※本記事で紹介するレポートの書き方は、提出間近で本当に切羽詰まっている美大生向けの方法です。濃い内容のレポートが書きたい方や時間をかけてこだわりを持って書きたい方にはあまり推奨できません。
目次
【美大レポート頻出課題文の例と、書き方のコツ】
例1:「講義で紹介した作品(もしくは内容)から印象に残ったテーマを取り上げ、それが社会にどう機能し、意味を持つか考察せよ。」
◯書き方=「よって、〇〇は〜させる効果がある。〜という意味を持つ。〜をもたらす。」という文でレポートを締める
例2:「講義で紹介した作品(もしくは内容)から印象に残ったテーマを取り上げ、思ったことや感じたことを書け」
◯書き方=「〜であると考える。〜だと思う。」で締める(あくまで考察なので、内容の正しさは問われません。自分が考えたことや思ったことを書ければOK!)
例3:「独自のリサーチを行え。/独自のテーマを考え、それについて書け。」
◯この出題文が出たら、大いに喜びましょう。この課題、何を書いても大抵の場合許されるのです。自分自身でテーマを設定するので、自分の好きなものや興味のあることを題材にして書くことができます。美術作品やアニメ、ゲーム、映画など、なんでも構いません。自分が得意とする分野のことを読み手に解説するつもりで書きましょう。余談ですが、このように自分の愛するコンテンツや推しを誰かに説明したり薦めたりすることをオタクの間では「布教する」とよく言います。
次に、どんな課題文が出ても共通しておさえておきたいポイントを説明します。
1.しっかり読もうね課題文
レポートに取り掛かる際、美大生が気にしてほしいことは課題文をよく読み、出題の意図を読み取ることです。美大受験や数々の作品制作を経験してきた美大生の方はご存知かもしれませんが、美大の課題で特に厳しく評価されるのが課題違反です。課題文の条件を無視するようなことをすれば一発でアウトです。「1800字〜2000字以内で書け」「引用は全体の文章の40%以内」といった条件が与えられている場合は、それに従って書くことを意識しましょう。どんなに提出を急いでいる時でも、レポートを書き終えた後には課題違反をしていないかチェックすることが大切です。
2.文字数ギリギリを狙え
課題提出締め切り時刻まであとわずか!そんな焦りを持つ人にとって、長い文章をだらだらと書いている時間はありません。短時間で書き終えるには、出題条件ギリギリの文字数だけ書けていればそれで良いのです。例えば「1200字〜2000字以内で書け」という条件があれば、1200字書けば十分です。
3.ひたすら文字数を稼げる言葉を選ぼう
一文一文、とにかく文字数が稼げる言葉選びを心がけましょう。
例:考える(2文字)→考察する(4文字)
〜だろう(3文字)→〜であろう(4文字)
大変(2文字)→とても(3文字)
また、授業の中で作品の名前や作者が複数取り上げられており、そのうちの誰か1人を選んで記述する時はなるべく長い名前の人を選ぶことがポイントです。
4.書けば勝ち確
あまり大きな声では言えませんが、美大のレポート課題は内容があまり重視されていないように感じます。条件を守って提出さえすれば単位が取れてしまう授業が多いです。あまりにもテーマとかけ離れたことを書いたり、出題の意図に沿っていないことを書いたりしない限り、文章の内容で評価が大きく変わることは滅多にありません。つまり、高得点を狙う必要がないので「上手く書こう」「レベルの高いことを述べよう」などと気を張ることなく楽しんで書くことが出来ます。
まとめ
作品制作をしながらレポートの課題までやらなければならず、多忙を極めている美大生はたくさんいるかと思います。レポート提出期限間近になり、困ったときには是非この記事を思い出して参考にしていただければ幸いです。
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