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ハーブの力でこころとからだを優しく労わる/rosy tokyo代表、髙橋万里菜さんにインタビュー

ハーブの力で女性特有の心身の悩みに優しく寄り添うライフスタイルブランド「rosy tokyo」。今回は代表の髙橋万里菜さんにお話を伺い、ハーブの魅力やウェルネスについて語っていただきました。

ハーブブランド事業やこまでリリースされてきたサービスに込めた思いについてはもちろん、ウェルネスをお仕事にされている髙橋さんと心の健康についてもお話をさせていただきました。自分をもっと労わってあげたいけどつい無理をしてしまう…。心と体が常に疲れ切っている感じがする…。そんな方にお届けしたい内容となっています。ぜひ最後までご覧ください。

rosy tokyo
ハーブや薬草を毎日の暮らしに取り入れ、女性特有の心と体の悩みに寄り添ったサービスを提供するライフスタイルブランド。
rosy tokyoのHP:https://www.rosytokyo.com/

 

髙橋万里菜さん
 日本ハーブセラピスト協会認定セラピスト。ライフスタイルブランド「rosy tokyo」代表。PMSに悩む女性を優しく労わるハーブティーブランド「ROSY Week」を始め、ハーブを通じて心と体の悩みに寄り添った様々なサービスをリリース中。趣味は、世界中の心地良い場所へ旅することとワイン作り。
 
 
 
 

ーハーブに関連したサービスを提供するライフスタイルブランドを立ち上げたきっかけをお伺いしたいです。

幼少期をヨーロッパで過ごした私にとって、ハーブは生活の一部でした。私の父が庭にたくさんのハーブを育てていて、体調が優れない時には薬代わりにハーブを調合して飲ませてくれたのです。ハーブや薬草に囲まれて育ち、自然にあるもので病気の予防や治療をするということが当たり前の生活をずっと送ってきました。ところが日本に帰国してからはあまりの忙しさに庭でハーブを育てる余裕もなく、次第にハーブがどこか遠い存在になってしまいました。

しかし、忙しいからこそ自然を取り入れた生活は人間にとってやはりとても大切なことだと考えております。例えば、ハーブティーを飲む5分、10分だけでも心が落ち着いたり、からだのケアができたり…。それは本当に素晴らしいことだなと思い、このブランドを始めました。

ーrosy tokyoというブランド名にはどのような思いが込められているのでしょうか。

東京をもっとバラ色に。」という思いを込めてつけました。rosyは「rose(バラ)」からきています。今まで色々な国を訪れたことがありますが、東京にいる人が一番忙しくて疲れて見えたんです。美味しいものもいっぱいあって、すごく便利で色々なものが手に入れられるのに、なんか幸福度が低いな…と感じて。東京のようなところをバラ色にもっと幸せにできたら、世界中をバラ色にできるんじゃないかなと思い「rosy tokyo」と名付けました。

どうして「バラ色」にしたかというと、父はバラも庭に育てていたのでバラがすごく身近だったんです。「la vie en rose(人生をバラ色に)」というフランスのことわざがあるように、すべての人は人生をバラ色にするために生まれてきていて、そうなるように生きるべきだなと考えているので、その思いをブランド名に込めました。

女性の月経前の一週間をバラ色に 

多くの人のバラ色の人生を願い、ハーブを通じてこれまで様々な商品やサービスを展開されてきた髙橋さん。その中から今回は、月経期間の心身の様々な不調に合わせた4種類のハーブティー「ROSY Week」について詳しくお話を聞かせていただきました。

 

ーROSY Weekというブランドについて教えてください。

ROSY Weekという名称は、女性の月経前の一週間をバラ色に、まるでプリンセスのように過ごして欲しいという思いを込めてつけたものです。私自身PMSがひどく、月経前になるとネガティブに考えやすくなってしまったり、からだがとても辛かったりと、普段と違う感覚に陥ってしまいます。その期間が1か月の内1週間もあって、それは一年で考えるとすごく長いし、一生で考えるとすごく辛いですよね。そこで、その期間を少しでもハッピーに過ごせてもらえるようにハーブティーを飲む習慣をつけていただけたらなと思い、考案いたしました。

 

ーこのブランドのハーブティーにはどのような特徴や効能があるのでしょうか。

ROSY Weekのハーブティーには4種類あり、すべてブレンドされたハーブティーになっています。それぞれに異なる効果効用があり、メンタルが落ち込んだ時に、イライラした時に、というようなこころのケアに役立つものや、生理中の倦怠感を和らげてくれたりホルモンバランスを整えてくれるようなからだのケアに役立つものもあります。

飲むだけではない!?ハーブの魅力とは

ー髙橋さんご自身も普段ハーブティーを飲まれたりといったことはありますか?

そうですね…多い時には一日に3、4回飲むこともあります。

 

ー多いですね!髙橋さんはハーブティーを飲むタイミングをスケジューリングしたりルーティン化されているのでしょうか?

好きな時に好きなものを飲んでいます。やはりその時その時で気分が違うので、細かくルーティーン化しすぎるのはあまり良くないかなと思っていて。特に女性は月のリズムで体調も異なりますし、だからこそ、その時に飲みたいものを飲む・食べたいものを食べるということが、体と心が一番欲している栄養だと思うので、それに素直に飲んだり食べたりしています。

 

ーこのコロナ禍でおうち時間にゆっくりとティータイムを楽しむ学生や、またハーブティーそのものに興味をもつ若者も増えているのではないでしょうか。大学生におすすめのハーブティーの飲み方などありましたらぜひ教えていただきたいです。

スマホとかパソコンとかそういうものを一旦全部閉じて、窓を開けて空を見ながらお茶を飲んでみて欲しいです。1日の中でスマホを触る時間は意外と長い人が多いため、使わないその時間を長く感じる人もいると思います。例えば、夕日を見ながらあるいは寝る前の5分間とか10分間、お茶を飲み終わるまではスマホを見ない、というようにティータイムをデジタルデトックスの時間にしてみるのもいいかもしれませんね。

 

ー「飲むもの」という印象の強いハーブですが、その他の用途であったり応用できる分野にはどのようなものがあるのでしょうか?

ハーブは人間の役に立つ有用植物で色々な使い方があるのですが、お料理に使うこともできます。ローズマリーやタイムといったハーブには風味付けの効能の他に、お肉が腐るのを防いだり毒を出したりする作用があります。他にも、「チンクチャ―」というハーブをアルコールづけしたものは薬用の効果があると言われていますし、ハーブそのものをパウダー状にしてカプセルにいれて飲むという方法もあります。実際ヨーロッパにはハーブ薬局というものもかなりたくさんありますね。

本当の意味での豊かさや心地よさを追求していきたい

ー今後のrosy tokyoとしてのビジョンをお伺いしたいです。

私はハーブを、人が幸せになるためのツールの一つだと考えています。そのツールというのは、運動やワインなどハーブ以外にもたくさんあるため、必ずしもハーブを摂らないとバラ色の人生を送れないとは思っておりません。その中で、ハーブの魅力は「日常に一番簡単に取り入れられるお薬」のような存在であることだと思っております。だからこそrosy tokyoはハーブが日常生活に当たり前にある、そんな自然と調和したライフスタイルをどんどん提案していきたいです。

自分の人生に優しく花を咲かせていくために

ここからは、ウェルネスをお仕事にされている髙橋さんと心の健康についてお話をさせていただきました。まずはこちらをご覧ください。

凛と野に咲く花のように
いつでも自然体で、あなたらしく輝いていられるように。
 
あなたが本来持っている、
内に秘めた力を取り戻せるように。
 
ひとときの華やかさも大切。
でも、それだけに目を向けるのではなく。
ささやかな日々を愛し、あなた自身を愛し、
丁寧に育んでいくことを何よりも大切に。
 
すべては一人ひとりのからだとこころに寄り添い、
理想とする人生を、
美しく、健やかに咲かせていくために。

 

これはrosy tokyoさんの掲げているブランドコンセプトです。思わずうっとりとしてしまうような素敵なコンセプトですよね。今回はこのコンセプトと絡めながら、髙橋さんご自身が心身の健康のために心掛けていることや、バラ色の人生を送るためのヒントについて色々とお話を伺いました。

自分の心に素直にわがままになることを恐れない

ーrosy tokyoさんの掲げるコンセプトの中に「ひとときの華やかさも大切。でも、それだけに目を向けるのではなく。ささやかな日々を愛し、あなた自身を愛し、丁寧に育んでいくことを何よりも大切に。」という言葉があります。髙橋さんが自分自身を愛するために普段から心がけていることはありますか?

自分の気持ちが上向きになること、ご機嫌になることを常に選択するようにしています。すべての人に当てはまるベストな選択というものはないので、自分にとってのベストな選択をすることが大切かなと思いますね。環境にしても方法にしてもです。「どの場所に行って何をするか」「誰とどう過ごすか」最終的に決断して行動するのは自分自身ですから、自分の心に素直にわがままになることを恐れない、ということを一番大事にしていますし、その思いをこのコンセプトにも込めました。

 

ー生きていく中で、自分が良いと思う選択を心掛けつつもやはり辛いことや大変なことがあると負の感情に一気に飲み込まれそうになってしまいます。それに対処することがすごく難しいなと感じるのですが、髙橋さんはそのような時どのように乗り越えていらっしゃいますか?

私は嫌なことも「自分に必要だから起こっている」と捉えたりすることでネガティブになりすぎないようにしています。出来事自体は同じでも、自分のその時の捉え方次第で気分が落ち込むのか、それとも全然へっちゃらだよといったような気持ちになれるのか変わってくると思いますし、たとえすぐにそういう風に思えなくてもある意味切り替えていくということを大切にしていますね。

それから誰にでも感情の波というものはあって、私たちはその浮き沈みの要因がわからないことにさらに不安やストレスを感じてしまいやすいものです。なので、どうして自分は今こういう気分になっているのかな、と感情を理解するための努力をしてみることで、なるべく気分が沈んでいる時間を減らすということも心掛けています。

 

ーそういった意味では感情の整理やストレスマネジメントをすること、自分を労わることの重要性がこのコロナ禍で特に高まっているように感じます。髙橋さんが普段されているセルフケアやリラックスの方法はありますか?

最近だとスマホから離れて美しい景色を見ながら自然の中で自分の心と対話することをセルフケアとして大事にしています。自分の心の中のモヤモヤや負の感情と向き合い、それを一つずつ外していくための対話をする、ということをリラックスの時間として捉えていますね。

大きな決断や大きな不安にどう立ち向かっていくか

ー就職、起業、サービスのリリースなど、これまで人生のターニングポイントにおいて大きな選択をたくさんされてこられたと思いますが、大事な決断を下すときに押し寄せてくる大きな不安にどのように向き合ってこられたのでしょうか?

例えば、就職していた大企業を辞めると上司に伝えた時はすごく震えていたのを覚えています。いきなり辞めていいのかな、お金は大丈夫かななどとたくさんの不安がありましたね。そういった不安を和らげるために、例えば辞める前に新規事業のお客さんを何人かつかんでおくなど、何か新しいことを始める際には全てを切り捨てて一気に転換してしまうのではなく、少しづつシフトしていくというのは一つ方法としてありだなと思っています。

また、「不安過ぎて出来ないこと、あまりにも迷うようなことはやらない」と決めています。強い気持ちがあって好きだから続けられるくらいの勢いがないと、そのような不安なことは乗り越えられないから、まだ悩んでいる段階ならその選択をする必要はないかなと思います。

 

ーこれから就職を控えている学生、社会に出て働く若者に対して何かメッセージはありますでしょうか?

自分の心が素直に「これが好きでずっとやっていきたいな」と思うことを選択していいんだよ、ということを伝えたいです。我慢や上下関係といった時代はもう終わってきていて、これからは共感・共存・共有の時代になっていくので、お給料が良いからそっちに行くとか社会的に地位が高いからこっちにいく、という決め方で必ずしもなくていいのかなと思います。一度その会社に入ったとしてもまた転職することはできるので、あまり気負いすぎずにとりあえずこのお洋服を着てみて合わなかったら脱いで別の服を着て試してみるという感覚で、就職してみてもいいのかなと思いますね。

バラ色の人生を送るために

ー最後に人生をバラ色に生きるための秘訣をぜひ教えていただきたいです。

人生をバラ色に生きる、と決めることですねそのためにどうするべきかをあまり考えすぎなくても「バラ色の道を選択する」ということを決めてさえいれば、自然と結果はついてくるはずです。「バラ色の人生」は未来の目標ではなく、現在の幸せを一つ一つ自分の手で形作っていくものだと捉えることで実現できると思います。今こうやって生きている状況がすでに恵まれていて、その幸せを実感することがファーストステップかなと。そのうえで、バラ色に自分は生きるんだ、自分の道はバラ色だと思うことがセカンドステップかなと思います。

 

ー「バラ色に生きるという気持ちをもって今を選択肢していく」。そう考えるとなんだか今この瞬間がとても愛おしく思えてきました。人生をバラ色に生きる、自分の人生はバラ色だ、その気持ちを大切に日々を過ごしていきたいなと思います。ありがとうございました!

 

編集後記
髙橋さんの言葉は本当に温かく、取材をしながら記事を作成しながら私自身何度も励まされる瞬間がありました。私たちは忙しい日々の中でついつい自分を大切にすることを忘れてしまいがちです。苦しい感情をため込んでそんな自分を見ないふり。それをずっとずっと続けているといつかキャパオーバーして辛くてたまらなくなってしまいます。辛いことやしんどいこと、後悔や不安を優しく抱きとめて、たまには自分の好きなことをやって心を落ち着けたりハーブティーを飲んでほっと一息ついたり…。自分を労わりながら些細な毎日に一つ一つ花を咲かせて自分の人生を彩っていく。そんな素敵な生き方を心がけていけたら日々がもっともっと楽しくなるような気がします。

 

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