いまや国民行事となっている2月14日の「バレンタインデー」
みなさんは誰かにあげますか?それとも誰かからもらえるでしょうか?
「バレンタイン=本命チョコ」のみならず、さまざまな種類の「チョコ」がありますよね。
バレンタインに女の子が男の子にチョコを渡すというのは日本だけだと耳にしたこともあります。では、世界各国のバレンタインは一体どのようなものなのか。見ていきましょう!
目次
バレンタインの由来
まずはじめに、そもそもバレンタインとはどのようなものなのか。ベレンタインの由来は他のサイトにお任せします。(笑)
(語源由来辞典をご覧ください!)
由来の記事は多く出ているので、今回は「世界各国のバレンタイン」について詳しくご紹介していきます!
日本のバレンタインデー
【日本🇯🇵】
日本でバレンタインが成立した当初、「夫婦の日」とされチョコレートを添えてメッセージを送る日とされていました。
どちらかというとメインはメッセージを送ることで、チョコはサブだったのですね。
しかし、今の日本風バレンタインである「女子が男子にチョコレートを贈り愛を告白する」ことが定着し始めるのが1970年代後半頃です。
そして1980年代前半には義理チョコやホワイトデーという言葉が登場します。
このように、日本のバレンタインは進化して今の形になったのです。
世界のバレンタインデー
【イタリア🇮🇹】
まずご紹介するのは、バレンタイン発祥の地イタリア。
「Festa degli innamorati(フェスタ・デッリ・インナモラーティ)」、直訳すると「恋人たちの記念日」といわれています。
「恋人同士がお互いの気持ちを確かめあって祝う」のがイタリア流です。
日本のように「チョコレートを渡す」「好きな人に告白する」習慣も、ホワイトデーもありません。
完全にカップル専用のイベントになっています。
では実際何をするのかというと、「男子から女子にプレゼントを贈る」のです。
ただしこれは絶対ではなく、女子が男子にプレゼントすることもあります。
赤いバラやアクセサリーと共に、メッセージカードを贈ります。
さすが「アモーレの国」ともいえるロマンチックな国です。きっとメッセージも情熱的なのでしょうね♪
【インド🇮🇳】
恋人同士でプレゼントを贈りあうことがトレンドとなっているインド。
しかし、インドは国民の8割がヒンドゥー教徒ですよね。そのため、キリスト教のイベントであるバレンタインを取り入れることに反対する意見もあるのです。
とはいえ、街ではバレンタイン商戦が本格化してきているので、対立が起きて問題になっています。
例えば、首都デリーの地下鉄に「バレンタインデー禁止」のポスターが貼られ、国内で物議を醸していたり、ショップやレストランなどへの器物損害事件が起きたり、2月14日を共に過ごす恋人たちへの脅迫事件があったりと、対立の形はさまざま。
反対する人々は「両親崇拝の日」として祝うように要求しているのです。
さらにはヒンドゥー教を至上主義とする宗教・政治団体がモラルポリスとなり、街を巡回しカップルを攻撃します。
宗教と時代の対立とも言えますね。
【中国🇨🇳】
こちらもプレゼントは男子から女子に。
チョコレートの代わりに、中国ではバラの花束が人気。
ホワイトデーがないので女子のためのイベントですね!
一番驚いたのは…
お札で作られたバラの花束です!!
乙女心というか…とにかく女子の心をゲットする工夫なのかな?(笑)
【韓国🇰🇷】
こちらは日本と同様、女子が男子にプレゼントするのが主流です。
しかし、日本とはまた違う!
韓国ではバスケットにたくさん詰まったチョコレートを華やかにラッピングして贈ります。
大人はチョコと共に香水や洋服などを送ったりします。
ただ、日本と違うのは「手作りチョコ」の概念がほとんどないことです。韓国女子は見た目の華やかさ・大きさ・高級さで勝負するのです!
そして、韓国ではバレンタインデー・ホワイトデーだけでは終わりません!!
4月14日には「ブラックデー」、5月14日には「イエローデー」があります。
まずブラックデーとは、恋人がいない人が黒い服を着て集まり黒い麺を食べるイベント。恋人ができない悲しみを慰め会う日として定着しました。今では逆に出会いの場にもなっています。
ユニークですよね!
イエローデーとは、この日に黄色い服を着てカレーを食べなければ一生独り身、とされる日です。残酷というか、厳しいですね(笑)
【フィンランド🇫🇮】
フィンランドのバレンタインデーは「友情の日」です。
さすが「男女平等の国」らしい!
性別関係なく、友達にメッセージカードやプレゼントを贈ります。
一度体験してみたいのが「サウナパーティー」。
自宅にあるサウナでパーティ―をして過ごす人もいるようです。
当たり前のようにそばにいてくれる大切な友達に、普段大きな声で言えない「ありがとう」を存分に伝えられるバレンタインデー、ステキですね♪
【イギリス🇬🇧】
イギリスでは「愛を告白する日」という認識です。
ですから、男子が匿名でそっとメッセージカードを女子の机に忍ばせたりします。
高価なものを贈りあうというよりは、ちょっとした小さなプレゼントやお菓子をあげたり、食事に行ったりとささやかなのがイギリス流。
この日は一輪のバラを持つ男性が多いそう。
黒っぽいバラは「死」を意味するので、鮮やかで真っ赤なバラを選びます。
以上日本以外の6カ国のバレンタインをご紹介しました。お気に入りはありましたか?
どの国も独特で、国柄が出ていますよね。
バレンタインの日を狙って、旅行に行くのもアリですね!
最後に
日本を含む7カ国のバレンタイン事情を見ていきました。いかがでしたでしょうか?これを踏まえて今年のバレンタインはみなさんどうしますか?今年は、例年とは違う・周りとは一味違うあなたなりのバレンタインを過ごしてみてはいかがでしょうか。
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