ほとんどの大学生が一度は経験しているであろうアルバイト。
お金を消費する場面が多い大学生にとって、アルバイトは重要な収入源ですよね。
かつバイトを通して、社会経験も積むことができます。
大学生活は「勉強・遊び・バイト」で構成されていると言っても過言ではないでしょうか。
そんな重要な役割を担っているアルバイト。
皆さんはどのように選んでいますか?
「時給の良さ」「まかない付き」「職場の雰囲気」など様々な条件で選んでいることと思います。
カフェの店員、デパートの受付、アパレル、イベントスタッフ、、、など様々な職がある中で今回紹介したいのは塾講師。
高収入な上に楽なアルバイトとして大学生に人気の塾講師ですが、その実態を詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか。
現在個別指導塾の講師として働いている私が、実際にどんな仕事をするのか、どのようなメリット・デメリットがあるのかを紹介していきます!
※一括りに塾講師とはいっても、塾によって異なる点もあると思います。一例としてご覧いただけると幸いです。
目次
仕事内容
ご存知の通り塾講師の仕事、それは「生徒に勉強を教える」ことです。
私が働いているのは個別指導塾なので、1対1、あるいは1対2で教えます。
使う教材は様々で、塾に置いてある教材や生徒が持参した学校等のワーク、インターネット上の教材などを用います。
教える勉強内容も生徒によって異なり、予習中心の子もいれば、苦手な科目を基礎から復習していく子、家や学校で自分で解いてわからなかった点を訊きに来る子、など多種多様です。
私はよく友人に「塾講師って家で教える範囲の予習してくる必要があるんでしょう?」と訊かれることがありますが、少なくとも私の塾ではそのようなことはありません!
塾に置いてある教材は解答が付属しているので、教えながら不安な部分は答えを見ることができます(生徒が持参する教材等の場合、自分で解く必要がありますが…(笑))。
そもそも毎回生徒の要望に合わせて範囲を選ぶことが多いので、予習はできません!!(笑)
また、友人が働く他塾では、生徒の勉強計画を立て、保護者との面談をするのも講師の仕事だそうです。
塾講師アルバイトのメリット
・とにかく生徒とのふれあいが楽しい!
塾では勉強を教えるのはもちろんですが、信頼性を高めるためにも生徒とのコミュニケーションをとることは重要です。
近況を聞いたり、相談に乗ったりと、勉強以外のことも話すのですが、私自身新しいことを学ぶことが多々あります!(笑)
また、最初は何も話してくれなかった生徒が心を開いてくれたり、テストでの成績が上がったという報告を受けたりすると、本当に嬉しいし、やりがいを感じます。
・自分の経験を活かせる
塾では勉強を教えることがメインです。
そのため、他のバイトのように、メニューやレジ締の仕方を覚えるなどといった、新しいことを覚えることが少ないです。
受験生に対しては、自分の受験経験を基に、勉強法や志望校の選び方、模試の活用方法などを伝えることもあります。
・職場の雰囲気が良い
塾講師はやはりほとんどが大学生です。
塾なだけあり、子ども好きな人が多いので、社会人講師の方や塾長も良い人柄の方ばかりです。
入会した子どもやその保護者しか塾内に入ることはできないので、変な客が来たり、クレームが入ったりすることは滅多にありません。
重労働というわけでもなく、座って仕事ができるので、穏やかな雰囲気の中で働くことができます。
・定時に帰れる
塾は時間割がきちんと定まっています。
飲食店のように、お客さんが帰るまで延長なんてことはありません。
レジ締めなどのクローズ作業もないので、自分のコマが終わったら、すぐに帰ることができます。
・休暇制度が整っている
私の塾では日曜・祝日は休みです。
生徒が帰省するような年末年始やお盆期間も休みとなっています。
そのため、せっかく家族みんな休みなのに私だけバイト…なんてことはありません!
・ノルマがない
一部のアルバイト先では売り上げのノルマがあり、ノルマ達成のため呼び込み等をすることがあるそうです。
塾ではそのようなことは一切ありません(そもそもお金と関わることがないです)。
「ノルマ達成」といったプレッシャーがない中で働けるのはありがたいです。
・収入が安定している
塾では基本出勤の曜日や自分の担当生徒が決まっています。
そのため、月によって「シフトを全然入れてもらえなかった」なんてことはほぼないです。
逆に夏季講習など生徒が長期休みの期間は忙しいので、シフトを増やしていいか訊かれることの方が多いです。
時給も良い方だと思うので、安定的に適度な収入を得ることができます。
・コロナウイルスの影響を受けにくい
新型コロナウイルスの影響により「バイト先が休業してしまった」「営業時間短縮でシフトを全然入れてもらえなくなった」という話をよく耳にします。
しかし、塾の規模にもよるかもしれませんが、緊急事態宣言中だからと塾が休みになったり時間が短くなったりすることはありません。
むしろ、コロナウイルスにより学校が休校になり、オンライン授業でわかりにくくなった、勉強の進度に追いつけなくなった、受験が心配になった、と入会してくる生徒が増えています。
塾講師アルバイトのデメリット
・固定シフト制である
ある程度自分の担当の生徒が決まっています。
そのため、週によって働く曜日を変えることは難しいです。
しかし、事前に伝えておけば、代わりの先生が入ってくれたり生徒が振替えしてくれたりするため、休むことも可能です。
私は長期休み必ず実家に帰省するのですが、1か月ほどの休みも受け入れてもらえています!
また、友人の塾では生徒担当制ではなく、自由にシフトを組めるようなので、塾によりけりのようです。
・一気に稼ぐことは難しい
塾は生徒がいなければ成り立ちません。
そのため「この期間はシフトにたくさん入ってがっつり稼ごう!」と思っても、担当できる生徒は限られているので、中々難しいと思います。
また、基本的に塾での授業は生徒の学校が終わる夕方以降であるため、午前中に働きたい人には向いていないと思います。
・バイト内交流が少ない
これも塾によるのかもしれませんが、私の塾では生徒への対応に忙しすぎて、他のバイト講師の方と話す機会が少ないです。
クローズ作業のように、バイトだけで活動する時間というのもなく、自分の担当コマの開始時間になったら塾に来て、担当授業が終わったら各々帰るため、他の先生と交流する機会は少ないです。
・スーツ着用
私の塾では、講師はスーツ着用が義務付けられています。
そのため、学校終わりのバイトは着替えが面倒ですし、夏はとても暑いです😅
指定の色の服装や、私服の上に白衣を着る塾もあるようです。
スーツ指定とは言いますが、冬はとても寒いためシャツの代わりにニット、スーツパンツ・スカートの代わりに裏起毛のパンツを着用することもありますよ◎
また、塾講師バイトは髪色等の見た目に厳しいと言われますが、全然そんなことはないです!
さすがに金髪や派手髪はいけませんが、明るいカラーで髪をおろしても何も言われませんし、ネイルやピアスも大丈夫ですよ!!
ただ、これは塾によると思うので、あらかじめ確認しておくべきかと。
大学生に人気のバイトの一つである塾講師。
その実態を紹介してきました。
大変なことも多いですが、私は塾講師として働けることにとてもやりがいを感じています!
アルバイトに悩まれている方、塾講師を検討してみてはいかがでしょうか。
【おすすめバイト探しサイト】
・マイナビ
【関連記事】
・女子がするラーメン屋さんバイトって実際どうなの?一年間、扶養ギリギリまで働いてみた!
Add Comment