航空・旅行/宇宙

宇宙に1番近い場所で過ごす2週間の旅【NASA留学】

人はみな、1度は空を見上げる。

その時、どのような感情を持って空へ目を向けるのだろうか。

晴れやかな気持ちか、悲しみを伴っているのか、または宇宙という未知の世界への憧れか。

題名に惹かれてこの記事を開いてくれた諸君は、少なからず「宇宙」への興味があるのだろう。そんな諸君へ贈る今回のテーマはNASA留学体験記である。この体験記を読んで、NASA留学へより興味を持ってくれたら嬉しい。

NASA留学とは、ガクセイ基地とコラボレート研究所による、2週間の短期プログラムである。旅の舞台はアメリカ、ヒューストンだ。3回目を迎えた今回は4Cという、Communication,  Collaboration,  Critical Thinking,  Creativityを鍛えるというサブタイトルとともに、NASA(Johnson Space Center)や宇宙関連の場所へ訪れた。

どんな内容で、スケジュールはどのように進むのか気になったのなら、是非説明会に訪れてほしい。なぜなら来年度のスケジュールが、今年度とは異なる場合があるからだ。

強烈な原体験

まず、「原体験」という言葉を知っているだろうか。原体験とは、“人の思想形成に大きな影響を及ぼす幼少期の体験“(引用:広辞苑)、または、”その人の思想が固まる前の経験で、以後の思想形成に大きな影響を与えたもの“(引用:大辞泉)である。

前者でいう私の原体験はおそらく、2001年8月29日に行われたH-ⅡAロケット試験機1号機の打ち上げであり、この原体験は私に宇宙へのきっかけを作ってくれた。しかし、漠然と宇宙に関わりたいと思う一方で、自分は宇宙の何をどうしたいのか具体的に見つけきれずにいた。このままでは大学生活があっという間に過ぎてしまうときっかけを探していたところに、私はNASA留学の宣伝を見つけた。日本にいると、NASAは気軽に行ける距離ではないし、行こうにもどこか躊躇してしまう場所だった。しかしこのプログラムだと、憧れのNASAに行ける!自分がやりたいことを見つけられるかもしれない!そう思い、私は参加を決めた。読んでくれている諸君の中には、たかが2週間だろうと思っている人もいるかもしれない。だが、されど2週間である。実際に宇宙開発の現場や展示物を見たり、最前線で活躍している方々の話を聞いたり、またプログラム中にある数回のプレゼンテーションの準備をしながら過ごした2週間は、集中していても1日1日が長いと感じるほど人生の中で一番濃く、長かった。そして、実際に行ったという体験は強烈で、4ヶ月ほど経った今でも、思い出は色褪せる事がないほどだ。

最高の出会い

私は今まで、NASA留学のメンバーほどの宇宙好きに出会ったことがなかった。宇宙に関する自分の想いを、夢を、深く語れる友人たちを高校の1クラス分も持てたことは、私の世界を井の中から大海へ広げ、自分がどれほど宇宙に興味があるのかを再確認させてくれた。また、今でも頻繁に会うほど彼らとは仲良くなり、大学も住んでいるところもバラバラの40人が揃ったため、会う度に話す度に刺激がある。さらに今も、彼らを通して新たな世界が広がり続けている。このような出会いがあるのが、NASA留学の特徴だと私は思う。もし、宇宙好きの友人が欲しい、自分の世界を広げたい、新しい出会いを求めているのなら、NASA留学に参加してみてはどうか。一歩を踏み出すのには相当勇気がいるし、たくさん悩むだろう。しかしその一歩は、今後の人生にプラスになると思う。

英語力に関して

NASA留学は語学研修ではない。JSCでの体験型学習やゲストスピーカーによる講演、企業訪問を通して自らの価値観や人生設計について考えるプログラムである。そのため、現地では基本英語で過ごす。ここで、うわぁと思ったそこの君、また思わなかった君も読み進めてほしい。私は帰国子女でもないため、英語力に関しては不安を抱えたままの参加だった。しかし、現地で過ごすうちに英語力に不安を感じる暇がなかった。なぜなら行く先々で教わることは、興味を持っている宇宙関連の話だからだ。もちろん初めから内容を理解できることに越したことはないが、1から分かっていなくても良い。学びたい知りたい吸収したいと思えば、最初は分からなくてもだんだん分かってくるのだ。なぜなら1日中英語に囲まれながら過ごすため、自然と脳も英語を理解しようとするからだ。それに諸君の周りにはたくさんの仲間がいる。分からなければ彼らを頼れば良い。ともに助け合いながら、悩みながら過ごす英語づくしの2週間を過ごした先に待っているのは、きっと英語に対するポジティブな感情だ。また中には、自分は理系じゃない、または宇宙の知識に自信がないと思っている人もいるだろう。大丈夫、心配する必要はない。今回の参加者の文理の割合は五分五分だったし、宇宙に関するクイズなどない。宇宙のことをもっと知りたいと思ったら、帰国してから吸収すれば良いし、NASA留学では、自分で調べても分からない、学べない内容を知れる。行く価値は十分にありすぎるのだ。

最後に

来年度のNASA留学の説明会は未定だが、春先にガクセイ基地でお知らせがあるだろう。この記事を読んでNASA留学に興味を持ってくれたら、ぜひ説明会へ訪れてほしい。

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gakuseikichi

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