突然ですが、最近、やたらと新しい言葉が生まれていると思いませんか?
ディープラーニング、SaaSなど、もう勘弁してくれというほどに新しい言葉で溢れています。そんな中、内閣府が作ってしまったんです。新しい言葉を。
それが、「Society 5.0」です。
これまた難しそうな言葉…、あまり関わらない方がいいかな。
そう思ってしまいそうなネーミングですよね。
けれども実は、これからの日本の目指そうとする社会がこれなのです!
未来のために今何をすべきかわからないという学生も、これを読めば将来のイメージがつくはず!実際は難しいSociety 5.0という言葉を、とことんわかりやすく紹介します!
目次
Society 5.0の意味
Society 5.0の定義は、内閣府によると、
「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」だそうです。
うんうん…、なるほど。
まったく分からん。
というわけで、ここでは噛み砕いて説明したいと思います。
皆さんは授業などで、Google DriveやEvernoteなどを使ってクラスメイトとデータを共有したことはあるでしょうか?大学ではグループで作業をすることも多いので、知っている方が多いと思います。それらは、クラウドと呼ばれるサービスの一つなのですが、そこにあるデータは皆さんそれぞれのパソコンの中には存在していないのです。イメージとしては、雲のようにデータがプカプカと浮いていて、私たちがパソコンをインターネットに繋ぐことで、その雲のようなデータに接続できて、データを見たり、共有したりできるというわけです。
このクラウドの利点は、パソコンなどの電子機器の容量に負担をかけないこと、また、どんな場所でも、どんな機器からでもインターネットに繋げるとその情報に手を伸ばすことができるということが挙げられます。
イノベーションを期待される技術
この便利な仕組みを使って、新しい社会にしていこうというのがSociety 5.0です。また、そこで重要になっていく技術としてAI・ビッグデータ・IoTなどが期待されています。
ああ…、また分かんない言葉出てきたよ…と思う方も大丈夫!超簡単にこれらを説明すると、
AI…人工知能。データを与えられたら高速で考えてやるよ。
ビッグデータ…まぁ、そのまま。大量で複雑なデータ。AIに与えるエサ。
IoT…インターネットに繋がっているもの。スマホで家のエアコンを起動させることができるっていうのは彼のおかげ。IoT機器はビッグデータを生産してくれる。
この3つを上手く使って、いろんな日本の社会問題を解決していこうとしているということです。具体的には、少子高齢化・農業・人手不足・環境問題などが挙げられます。簡単な例で言うと、ロボットが人の代わりに工場で働くことや、AIに農業をしてもらうことなどがあります。
なぜ「5.0」?
そもそもなぜ「5.0」なのかというと、人類の社会の変化が関係しています。
狩猟社会を1.0
農耕社会を2.0
工業社会を3.0
情報社会を4.0
と定義して、この次の段階が「Society 5.0」となるわけです。
実際は、AIやIoTの安全性や、プライバシーや仕事がなくなるといった問題などはありますが、これからこのような社会に近づいていくことは間違いなさそうです。ということは、情報系には強くなっていった方が良いってことですね!
以前、TOKYO FMの公開収録で、東京大学教授 池上高志先生が「こんな公開収録に来るくらいなら、家に帰ってプログラミングを勉強しよう!」と言っていたのを思い出しました。テクノロジーの進歩はこれからも続くでしょう。頭の良い人だけが生き残る社会は望ましくはないですが、未来に対処するためにも深く勉強してみるのも一理あると思います。
皆さんはこの「Society 5.0」、どう考えますか?
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