意外と知られていない？茨城の魅力って何？

2019年3月23日

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みなさん、茨城県と聞いて、何を思い浮かべますか？

・納豆

・つくば市

・都道府県魅力度ランキング最下位　etc.

都心からアクセスもいいはずなのにどうして魅力度ランキングが最下位なのか。その疑問を解決すべく、（一社）茨城県観光物産協会に取材を行いました。今回は、有馬様、関様、鈴木様にお話を伺いました。

茨城県ってどんな県？

－本日はよろしくお願いします。

早速ですが、茨城の見どころを教えてください。

〇観光　

茨城県は縦に長い県なので、地域によって全く違う魅力があります。また、山や海など豊かな自然に恵まれ、四季折々のさまざまな風景を満喫できます。春は水戸とつくばの梅まつりが見どころです。水戸の偕楽園は、早咲きのものから遅咲きのものまで、様々な種類の梅が植えられているので、長期間楽しむことができ、毎年２月～３月末まで行われています。

　　　　　　　　　　　　　偕楽園　水戸の梅まつり

　夏は、マリンスポーツを楽しむ人が多いです。大洗のビーチは「ユニバーサルビーチ」と言われ、車いすを利用する方でも気軽に砂浜まで行けます。これは日本初なんですよ！また、水面に立つと鏡のように反射して、幻想的な景色が見れる「リフレクションビーチ」もインスタ映えすると人気が高まっています。

　秋は、紅葉の名所がたくさんあります。特に、国営ひたち海浜公園では、近年コキアを目的に訪れる人がたくさんいます。日本三名瀑の一つである、袋田の滝もおすすめです。また、冬には、氷瀑という、滝が凍る現象を間近で見ることができます。

　　　　　　　　　　　　袋田の滝（冬）

―こんなに見どころがあるのにも関わらず、どうして魅力度ランキングが下位になってしまうのでしょうか・・・

茨城の観光名所というと、袋田の滝、国営ひたち海浜公園、筑波山、牛久大仏など、多くありますが、欠点として、観光名所が分散しているということが挙げられます。関東在住の方ですと、日帰りで茨城に訪れる人が多いと思いますが、２か所ほど行ったら一日が終わってしまいます。それが魅力度ランキング最下位の理由の一つですね。

しかし、５年前に国営ひたち海浜公園のネモフィラがCNNで「死ぬまでに行きたい！世界の絶景」として取り上げられ、それを機に、インバウンドにも力を入れ始めました。外国人観光客が増えると、県内、関東、そして全国の人が注目するようになりました。

〇食

茨城県は全国３位の農業県です。茨城というと、納豆を思い浮かべる人が多いと思いますが、メロンや鶏卵、栗、レンコンなど、生産量日本一を誇る食品がたくさんあります。以前放送されていた、SMAP SMAPの料理コーナーで使われていた牛肉はほとんどが常陸牛なのですよ！しかし、その分、それぞれの魅力が薄まってしまいます。

―魅力がたくさんある中で、茨城に来たら食べてほしい物は何ですか？

海の幸ですね。那珂湊おさかな市場が特におすすめです。市場内で食べ歩きもできますし、中でも牡蠣を食べてほしいですね。真牡蠣は広島が有名かもしれませんが、茨城の岩牡蠣はかなり大きく食べ応えもあります。

茨城の魅力を発信！

―1日では足りないくらい魅力がありますね。観光地が点々としていますが、そういった魅力をどのように伝えているのですか？

茨城だけを目的に来るのではなく、例えば、栃木県の日光市に寄ってから帰りに茨城を訪れるよう、他県と共同でPRもしています。また、フォトコンテストを企画し、選ばれた写真をパンフレットに利用したり、インスタグラマーに協力を頂いたりと、広報活動も盛んに行われています。

―先ほど、インバウンドに力を入れているとおっしゃっていましたが、どのようなPRを行っているのですか。

アジアからの人が多いですが、特に東南アジアからの外国人は雪を求めて来日します。茨城県は雪が少ないので、宿泊して観光するというよりも、他県で楽しんでから、空港への帰路で茨城によってほしいという願いでPRしています。特に、牛久大仏は成田空港からも近く、特に仏教国のミャンマーやベトナム人に人気なのですよ。海浜公園は宗教に関係なく、どの国の人にも人気です。