教師になりたい!
教員になるかは決めていないけど、教職課程取っておこうかな・・・
皆取っているからとりあえず取っておこう。
・・・ などと考えている新入生もいるでしょう。私も教職課程を履修していますが、かなりの覚悟が必要だと思います。今回は、4年間でどのようなスケジュールで進めていくのかをお伝えします。
※学部によって多少異なります。教育学部は必修科目の中に教職課程で必要な科目が多く含まれているため、他の学部と比べ、授業数が少ないかもしれません。
私は英米文学科なので、中高の英語教員の免許を取得することができます。
教職科目は基本的に卒業までに獲得しなければいけない単位数に含まれません。
【1年生】
「教育原理」「教育心理」の2つの科目(計8単位)
教職科目だけ見ると少ないですが、学科の必修科目を多く取らなければならないため、時間割は窮屈です。私は一年間で56単位取りました(制限単位ピッタリ)。課題も高校より多いので、部活やその他の用事との兼ね合いも自分の責任で進めていく必要があります。
教職課程を履修している私が1年生のうちにやっておけばよかったと反省していることは、業界研究です。就活ルールが廃止されると以前ニュースで話題になりましたが、早く進めておくことで多くの業界を知ることができます。それによって自分のやりたいことや大学生のうちにやるべきことが見つかるかもしれません。
【2年生】
「教職論」(2単位)
2年生は教職関連科目が少ないので、この年に資格の勉強や英語、短期留学など時間があるからこそできる取り組みを行うことをお勧めします。2年生は中だるみの時期かもしれませんが、授業以外で何か目標を掲げておけば、モチベーションは保てますよね!
【3年生】
「教職課程編成法」「英語科教育法」「英語科教育法特論」「道徳教育指導法」(中学のみ)「特別活動論」「教育方法の研究」「生徒・進路指導論」「教育相談」「中等教育実習Ⅰ」の計21単位(高校19単位)とかなり増えます。加えてゼミや学科の必修科目もあるため、かなり忙しくなります。
2年生までに教養科目や卒業単位数を多く取っておいた方がいいかもしれません。
3年生は授業と就活準備(教員以外を視野に入れている人)を並行して進める必要があります。自己分析やインターンシップなど、アンテナを張っておけば、充実した一年間を過ごすことができると思います。
【4年生】
「中等教育実習ⅡA」(中学のみ)「中等教育実習ⅡB」「教育実践演習(中・高)」計6単位(高校は4単位)
意外と少ないと感じるかもしれませんが、卒論がある上に、約一か月間教育実習に行くとなるとかなりハードです。また、就活を考えている人は、スケジュール管理が大切になります。
前期がかなり忙しいです。後期は入社準備や資格の勉強、旅行など、学生にしかできないことを存分に楽しむのもいいかもしれませんね!
【4年間の内に修得が必要な科目】
「日本国憲法(法学A,B)」「体育」「外国語コミュニケーション」「情報スキル」の計12単位も卒業までに取らなければいけません。これらは、教養科目や学科の必修科目となっているため、配置年次中に単位を取れば問題ありません。
また、「教科に関する科目」もいくつかあります。学科の選択必修科目に含まれている場合が多いですが、学科が定めた単位よりも多くとる必要があります。私の学部の場合は28単位。
この記事を読んで「教職取るのはやめようかな」と思う人もいるかもしれません。授業に加え、アルバイトやサークルなど忙しくなる大学生。だからこそ、学問だけではなく、スケジュール管理など、学ぶことやスキルも多く身に付けられると思います。ただ、教職課程を履修する場合は、「なんとなく取っておく」では続かないと思います。自分に必要かしっかり考えたうえで履修をすることをお勧めします。
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