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逆転の発想!デザインで広げる「うんこ」の可能性<グッドデザイン賞 過去受賞作>

「うんこ」

それは魔法の言葉。子供から大人まで、そのたった一つのワードでくすっと笑ってしまいます。

その「うんこ」の可能性を最大限にまで引き出したのが、『うんこ漢字ドリル』です。

いやいや、日本デザイン振興会さん。うんこなんて、汚いし臭いじゃないですか!
そんなものを使った漢字ドリルにグッドデザイン賞を与えてしまって大丈夫なんですか??

どうして『うんこ漢字ドリル』がグッドデザイン金賞に選ばれたのか。
その秘密を徹底的に暴いていこうと思います!

 

デザインがネガティブなイメージを払拭する!

私が小学校のころ、一番嫌いだった宿題は漢字ドリルです。
「本」という漢字だったら、まずは横棒を10本書いて、次に縦棒を10本引いて…とズルをしていたことも(笑)
まさに漢字を学ぶことが作業的になってしまっていました。

そんな漢字学習の弱点であった「作業的に書く」ことから脱却し、子どもが笑いながら勉強する姿を想像して作った、全く新しい漢字ドリルこそが『うんこ漢字ドリル』です。

それにしてもとにかくポップな表紙。
カラフルな色遣いと、うんこ漢字ドリルのキャラクターであるうんこ先生がなんとも愛らしい!
「うんこ」=「汚い」「臭い」というネガティブなイメージが見事に払拭されています。

中を開くと、
「た( )うえを しながら うんこを もらす おじいさん。」 小学1年生の例文
「世界平和のためには、はく( )愛の心とうんこが大切だ。」 小学4年生の例文
「私がうんこ担( )当の「運子田」と申します。」 小学6年生の例文

う~む、迷言ばかり(^^;)

漢字や読み仮名を書き入れる空欄もうんこを模した形になっていて、これまたキュート。細部へのこだわりが感じられます。

これぞデザインの力!デザインによってうんこのネガティブなイメージが払拭され、「みんなをふっと笑わせる」という利点が活用されています。

笑えるだけじゃない!しっかり学べるメソッド

「楽しそうなのは認めるけど、力はつくの?」とまだまだ疑心暗鬼な私。
でも、『うんこ漢字ドリル』にはきちんと実力もつけることができる5つのメソッドがあったのです。

1、 新学習指導要領に対応
小学校で習う漢字は全て網羅! 新学習指導要領に対応しています。
2、 覚えやすい独自の順序
子どもが自然な流れで漢字学習できるよう、漢字の意味や形を踏まえた、漢字ドリルのプロが考案した最良の順序で並べています。
3、 見やすくて書きやすい!
大きな見本で、とめはねなどの間違えやすいポイントや書き順を詳しく解説しています。1年生は1ページ1漢字、2年生以降は1ページに2漢字だけなので、書きやすいのも特長です。
4、 うんこ先生が教えてくれる!
さらに楽しく学習するために、うんこ先生が覚えにくい漢字や間違えやすい漢字について、うんこにまつわる解説で教えてくれます。
5、 全漢字を復習できる、学習証明書付き!
最後のページに、それぞれの学年で習った全漢字を復習できるボード&学習証明書カードが付いています。ボードは水性ペンで書けば何度でも繰り返し使うことができます。 学習証明書には、その学年で習った全漢字が載っているので、持ち歩いていつでも復習できます。

このようにうんこ漢字ドリルはただ見た目に楽しいだけでなく、確実に子供たちの学習意欲、そして実力を高めてくれます。

 

編集後記
以前、他の出版社の方にインタビューをさせていただいたことがあります。その時に、「親が読ませたい本ではなくて、子供が自分から読みたいと思える本を出版したい」と仰っていたのを思いだしました。
うんこ漢字ドリルはまさに、子供が「勉強したい!」と思えるような一冊です。
これからは、うんこ漢字ドリルのような、「楽しみながら学べる」教材がどんどん生まれていくといいですね。

(画像提供: 公益財団法人 日本デザイン振興会)

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gakuseikichi

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