多くの発展途上国を支援する団体は、食事や衛生面での支援を行っています。
そのなかで、映画を通して支援を行っている「World Theater Project」というNPO法人のなかで学生を中心とした学生組織、「World Theater Project Youth」の存在をご存知ですか?
今回は、「World Theater Project Youth」(以下WTPYouth)次期代表,山口稀良梨さんにお話を聞きました!
-WTPとはどのような団体なのですか。
「生まれ育った環境に関係なく、子どもたちが夢を持ち、人生を切り開ける世界を作る」というビジョンをもとに、主にカンボジアを中心とした映画館がない地域の寺院や小学校などに即席映画館を作り、子どもたちに向けて映画を上映していています。映画上映後に必ず行われるワークショップや、年に数回実施されるメンバーが現地へ出向くスタディツアー、国内でも映画上映イベントを開催しています。
―WTPのメンバーが、カンボジアで毎回行なっているのですか。
地域に根付かせるという目的のもと、日本人駐在員を置かず、カンボジア人のスタッフのみで行なっています。映画配達人は普段トゥクトゥク(三輪タクシー)の運転手をしている方で、日本スタッフと連携しながら運営しています。
-WTP Youth としての主な活動内容を教えてください。
WTP Youthでは、主に広報として様々なフェスティバル(カンボジアフェスティバルなど)に出店し、WTPの活動を多くの人に発信しています。また日本でのワークショップなどの企画もしています。
(グローバルフェスタ JAPAN2018)
―映画は娯楽というイメージがあり、発展途上国の支援というと食事やワクチンなどが主だと思います。その中でなぜ映画に着目したのでしょうか。
まず、設立者の方がもともと映画を勉強していたということがあります。さらに私たちは、
映画を届けるということは、娯楽の面もありつつ、学校の勉強だけでは得られない想像力や夢を持つ力を育む教育の面も持ち合わせていると考えています。カンボジアの子供達に将来の夢を聞くと、先生や医者と答える子どもたちが多いです。それは周りの大人の職業しか想像できないからなんです。そこで映画を通して夢を持ち、生きる力や夢に向かって頑張ろうと思うマインドを作ってあげたいと考えています。
—素敵な活動ですね!では今後の活動の目標を教えてください。
私たちの活動は成果が見えづらいし、即効性があるものでもないんですね。その現状を踏まえて、まだまだWTPは成長途中です!映画を見ることで得られる感情や経験は必ず子供達の将来に役立つものだと信じています。そのためにWTP Youthは、映画の大切さやWTPの活動を日本国外にどんどん発信していきたいと思います。また、WTP Youth では、学生メンバーを募集中です。自主的に動くことができる学生、映画が好きという学生、子供が好きという学生さんを求めています。
―山口さん、ありがとうございました! 映画✖国際協力という発想、これからの活動にも目が離せないですね!
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