休みの日の過ごし方

巷でよく見る「G」のマークの正体とは?

写真: 2017年度グッドデザイン賞受賞 sitatte sapporo [sitatte sapporo 札幌フコク生命越山ビル]

http://www.g-mark.org/award/describe/45800

 

電車の中の広告、コンビニのお菓子、文房具、さらに建築物まで、様々なジャンルの商品についている赤地に白でGをかたどったこのマーク。皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。しかし、何を基準に付けられているのか、どのような意味なのか皆さんご存知ですか?今回は、このGマークの秘密に迫ります!!

 

Gマークとは?

Gマークとはグッドデザイン賞を受賞したことを示すシンボルマークであり「よいデザイン」と認められたものだけがつけられます。

グッドデザイン賞とは?

「賞」とは言ってもデザインの優劣を競うコンクールではなく、審査を通じて「発見」をしたよいデザインをGマークを使って社会と「共有」することで、次の「創造」へ繋げていく仕組みです。グッドデザイン賞のとらえる「デザイン」とは形のある無しに関わらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごと。つまり人が何らかの意図を持って作ったすべてのものが当てはまります。商品だけでなく建築、ソフトウェア、システム、サービスなど「デザイン」されて作られた、生活に関わるすべてのものごとの質を評価して、表彰することで世の中に広く伝えようとする賞です。

 

「デザイン」のニーズ

SNSの発達などで複雑化する現代社会では、少子高齢化や環境問題、エネルギー問題などの諸問題の解決策を見つけるのが難しくなってきています。今まで通りの考え方ではもうどうにもできない……。となった今、私たちに求められているのが「デザイン思考」です。この考え方は、デザイナーが、従来のやり方では解決できない問題を、新しいイノベーティブな方法で解決しようとすることに由来しています。つまり、現代社会の諸問題に向き合うためにはデザイン思考を身に着けることが必要不可欠になってきます。

 グッドデザイン賞は、そんなデザインに可能性を見出す人々を支援することで、私たち一人一人が豊かに、創造的に生きられる社会をめざしているといいます。

 

デザインの無形化

「デザイン」というと形作られた製品をイメージする人が多いと思います。実際に1980年代までにグッドデザイン賞を受賞したものを見ると製品が多いです。しかしICTが発達・普及したことにより、農作物流通プラットフォームや、中高生向け教育プログラムなど形の見えない「アイディア」に広がりを見せています。また、製品で受賞したものも、一目見て「いいデザインだ」と感じるものばかりではなく、理由やこだわり・意図があってこのデザインになった、という裏側の部分が受賞の理由になるものが増えてきています。

まとめ

巷でよく見かけるGマークとは、グッドデザイン賞を受賞した対象のみがつけられる「よいデザイン」の証です。よいデザインとは、ただ単に見た目がいいものだけではなく、その製品が作られた背景にある目的・意図がよいもののことをさし、最近は製品だけでなく製品のアイディアが理由となりグッドデザインを受賞することが増えてきています。

 

グッドデザイン賞の受賞作自体はよく見るのですが、その受賞の理由までを掲載しているものは少ないです。なので、街中でGマークを見つけたときにグッドデザイン賞のHPで受賞の理由を調べてみると面白いと思います。

画像:(公財)日本デザイン振興会提供

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