社会貢献×ビジネスで日本を元気に！ 学生団体ファシート

社会に新しい概念を生み出し、学生には手の届かないような範囲まで活動領域を広げている学生団体ファシート。今回は代表として活躍中の矢野昂さんにお話を伺いました！

―学生団体ファシートとは、どのような団体なのですか？

もともとはビジネス団体でした。現在はソーシャルビジネス団体として、２０名ほどのメンバーで活動しています。

―「ソーシャルビジネス」ですか？

はい、簡単に言うと「社会課題を解決しながら、それをビジネスにする」ということです。

学生団体でボランティア活動などしている団体って多く、素晴らしいと感じていました。

しかし、学生卒業した後は自立する為の生活資金を稼ぐ為にボランティア活動を辞めてしまうのではないでしょうか。

「仕事」と「ボランティア」、これらを両立させるために出てくるのが「ソーシャルビジネス」という考え方なんです。『世の中に溢れている社会課題を解決しながら、お金を稼ぐ。』

ボランティアとの違いは、お金を頂くことによって、《継続性》が生まれるんです！

社会貢献のライフワークをビジネスに変えていくというような形になっています。日本ではあまり馴染みがないですよね。

―どういった経緯で設立に至ったのですか？

もともとは大学の文化祭で出店するために集まった有志団体だったんです。学生のノリですよね。そして、その資金を学生から集めるのではなくて、企業からの協賛金で賄おうということで、企業のコンサルティングを始めたのがきっかけでした。

具体的には、消臭スプレーのパッケージのブランディングからマーケティング、サンプリングなどをレポートにまとめて、企業に送りました。その対価として、お金をもらうという体験は大きかったですね。

お金を稼ぐために働くのではなくて、社会に貢献して、その対価としてお金を貰う。文化祭での体験を通して実際にそれを学ぶことができたので、ビジネス団体として続けました。

―どんな活動をしているのですか？

プロジェクトの一つとして、今、ゴルフのキャディのインターンシップの事業をやっています。これがまさにソーシャルビジネスなんです。

このインターンシップには多くの魅力があります。みなさんは、ゴルフにどんなイメージを持っていますか？学生には敷居が高いなんて思っているのではないでしょうか。

実際、ゴルフ場は世界的にも社交的な場所で、ゴルフをすることはビジネスツールになっています。安倍総理とトランプ大統領が日本に来て初めに行ったものは何でしょうか。

名門のゴルフ場は、富裕層から政財界のVIPまでもが使用していますね。そんな中で、キャディとは、クラブを運んだり扱ったり、プレーヤーを助ける役割を担っています。

このインターンシップでは、そこに学生を投入していくのです。プレー中はずっとお客様に付いているわけですから、特別な人脈形成ができます。就職を考える学生は企業の社長から、直接内定をもらうことができます。

実際に、東海大学に通うインターン生が国内広告代理店最大手D社の。。。笑笑

大学の名前や、偏差値の高さは関係無しに、学生が大手から内定を貰うということが実際に起きているんです！

見栄を張る就活ではなくて、ゴルフというホスピタリティーが垣間見える機会だからこそできたことなんです！このプロジェクトに参加した学生には、絶対的な成長を保証します。

また、近年、ゴルフ場のスタッフやキャディの高齢化が進み、体力的に厳しい、老眼でボールが見えないなどの理由でお客様が良いサービスを受けられなくて困っていました。

そんな中、ゴルフ場で若者に対する需要が高まっています。

このインターンによって、ゴルフ場も、お客さんも、学生もそれぞれのメリットがあるんです。

ソーシャルビジネスって、「Win-Win」じゃなくて「Win-Win-Win」の関係が多いですね。自分も嬉しい、クライアントも喜ぶ、社会も良くなる。このようなプロジェクトを他にもいくつか行っています。

―どのような学生を求めていますか？

能力がとても高い学生、もしくは高い志を持った学生を求めています。社会のためになることならば、どんなフィールドでも構わないです。ビジョンはメンバーによって本当に多種多様ですね。「社会のために、これがしたい！」という学生を応援します。うちのメンバーならば、必要なビジネススキルも身につけることができますし、普段なら会えないようなビジネス界の方々とも会うこともあります。

―やりたいことがはっきりしているメンバーが多いようですね。

そうですね。あとは、それを模索しているメンバーもいます。知りたいからファシートに入って、「実践的に学びたい」とか「経験を積みたい」とかという学生はいます。そのような場合は、社会に対する自分の「使命」に気づかせることを大切にしています。そのためにマインドセットを整えます。使命を考えずに今まで来たり、行動に移せていなかったりという学生も大勢いるので、それをお手伝いするのが学生団体ファシートです。

素晴らしい活動ですね！インタビューをしただけで、学生団体ファシートのビジネス経験の豊富さが伺えました。これからの活躍を期待しています！

ありがとうございました！