今回ガクセイ基地では、
イタリア政府観光局・日本支局さんご協力の下、観光局のお仕事とイタリアの魅力をQ&A方式でお伝えします!
Q2.地域の見どころの見つけ方は?
Q3.イタリアではどんな地域イベントがあるの?
Q4.魅力をその地域のイメージとして定着させるために行っていることは?
Q5.地域の魅力はどう発信していくの?
Q6.イタリアでの地域活性化の取り組みは?
Q7.集客の安定のための工夫は?
Q8.世界遺産登録は観光にどう影響するの?
目次
Q1.イタリア政府観光局の業務内容は?
―本局はローマにあり、日本を含む海外24支局で旅行業者、メディア、一般向けにイタリアのプロモーション活動をしています。日本支局ではそれらの活動を日本で展開しています。
Q2.地域の見どころの見つけ方は?
―ローマ本局や観光省などが毎年提示する重点テーマや場所によって異なります。
例えば、今年「イタリア文化首都」となっているシチリア州のパレルモや(以下写真:パレルモカッテドラーレ(大聖堂)、
2019年欧州文化首都のバジリカータ州マテーラ(南イタリア)(以下写真)、
自然保護区や田園風景の美しいエリアなどを中心に見どころを見つけています。もちろんそれ以外でも日本に対して積極的な地域には、それぞれの地域の取り組みを応援・協力しています。
Q3.イタリアではどんな地域イベントがあるの?
―まず、イタリアならではの歌劇場でのオペラシーズンや、ヴェネツィアのカーニバルをはじめとする伝統行事があります。イブレアのオレンジ合戦、花祭りのインフィオラータなどもその一部です。
また、自転車プロレースのジロ・ディタリア、セリエAサッカー等のスポーツイベントなど無数の文化・芸術・スポーツ催事があります。
Q4.魅力をその地域のイメージとして定着させるために行っていることは?
―以前はTVや雑誌取材でとりあげてもらうことや、旅行業者向けセミナーなど業界関係者向けが中心でした。しかし今は、ウェブサイトやSNSを使って一般の方々に広く情報を発信することで、イメージ定着や情報拡散を図っています。もちろんTVの旅番組などの影響力は今も強いようです。
Q5.地域の魅力はどう発信していくの?
―各地域が日本に向けてPR活動を希望する際は、日本支局で対応しています。例えばイベントの共催、Facebook、Twitterなどを通して、日本で注目されるような現地の情報・新しい絶景・歴史スポットの写真を発信しています。その他にも、各地の旅行者目線で撮られた写真をInstagramで発信するなどして魅力をアピールしています。
Q6.イタリアでの地域活性化の取り組みは?
―イタリアでは農園・農家が使わない部屋などを旅行者に提供する「アグリトゥリズモAgriturismo」という農家宿泊が長年イタリア全土にわたり普及しています。
また、小さな村の価値を認識し観光による地域活性化をめざす協会『イタリアの最も美しい村協会Borghi piu’ Belli d’Italia』が2001年に設立され、日本旅行者にもかなり知られるようになっています。
最近では『アルベルギ・ディフーズィAlberghi Diffusi』という村の複数の建物がひとつのホテルとしてサービスを提供する形態が、村の活性化などの観点からも注目されています。
Q7.集客の安定のための工夫は?
―イタリアに興味をもつ日本人の裾野を広げることです。また現地ツアーを作るための旅行業界向けにプロモーション活動、新しい観光スポットや切り口の提案を継続的に行うことで現地ツアーが生まれるよう促しています。
前者向けには日々のSNS、WebでのPR活動、広告展開、B2C(Business to Consumer)イベント開催、観光見本市参加、パンフレット作成を行っています。後者向けには日伊旅行業者の商談会やセミナーなどを開催しています。
Q8.世界遺産登録は観光にどう影響するの?
―世界遺産に登録されると、観光設備も表示も整い、より整備されるようです。
世界遺産はローマ、フィレンツェ、ナポリ、ヴェネツィアが歴史ある地区として有名ですが、ヴェローナ、マントヴァ、フェッラーラ、アルベロベッロ、マテーラなどの歴史的地区も散策するだけで楽しいですね。
世界遺産登録数はイタリアが世界一ですし、世界遺産でなくても、中にはそれ以上の見応えある場所が数えきれないほどあります。
イタリア政府観光局さん、たくさんの見どころをご紹介いただきありがとうございました!
魅力を発信する手段としてSNSが挙げられていましたが、綺麗な写真を見ると行きたくなってしまいますよね。
イタリアの魅力についてもっと知りたい方はこちらから!
イタリア政府観光局
Facebook : www.facebook.com/Italia.jp
Instagram: www.instagram.com/italia.jp/
Twitter:https://twitter.com/Italia_jpn
Add Comment