休みの日の過ごし方

フィルムカメラの楽しみ方【その2】

2017年に31年目を迎えた『写ルンです』をはじめ、最近再び注目が集まるフィルムカメラ。

フィルムカメラを使って普段の光景を味のある写真で残してみませんか?

本記事では種類別フィルムカメラの特徴・撮影した写真と、使える中古カメラの見分け方を紹介します!

 

目次

フィルムカメラの種類と写真

 ①レンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)

 ②ハーフサイズカメラ

 ③コンパクトカメラ

 ④トイカメラ

 ⑤ブリッジカメラ

中古屋での選び方のコツ

 

フィルムカメラの種類と写真

 

筆者が使用するフィルムカメラを元に、特徴を紹介します!それぞれのカメラで撮った写真も一緒にご覧ください。

 

①レンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)

27枚撮りと39枚撮りの2種類があります。使い捨てカメラとも言われますが、カメラ本体は再利用されています。自分でフィルムを交換したり電池を入れたりする必要がないので、フィルムカメラ初心者さんには特に手に取りやすいです。

一方でプロのカメラマンさんにも愛用者が多いカメラです。コンビニに並べられていることもあり、購入してすぐに使うことができます。小さくて軽いので気軽に持ち運ぶ事が出来ます。

②ハーフサイズカメラ

ハーフカメラと略されるこのカメラは、フィルムを2分割した写真が撮れます。つまり、24枚撮りフィルムを使うと48枚を撮れるのです!

この場合、現像の値段は変わらずより多くの枚数を撮ることが出来ます。

↑Olympus penを使用

 

③コンパクトカメラ

フィルムを入れるためどうしても厚みが出てしまうので「コンパクト」と名前が付けられていながら、最近のデジカメのように小さくはないです。

レンズ付きフィルムに近い、レンズが取り外せないタイプのカメラです。保存状態にもよりますが、比較的安価に購入できます。

↑Miraxを使用

 

④トイカメラ

「おもちゃのカメラ」という名前から初心者向きと思うかもしれません。しかし作りが精巧でないため、うまくシャッターが切れず真っ黒な写真が撮れることもしばしば…。

また予想外の写真が撮れることから、普段使っているフィルムカメラに飽きてきた人や扱いに慣れてきた上級者向きです。トンネル効果と言って、四隅が暗く映るのが特徴です。

↑HOLGA 135BCを使用

2枚目は多重露光(フィルムを巻かなくてもシャッターが切れるので、2つの景色を1枚に重ねて撮ることが出来る)

 

⑤ブリッジカメラ

このカメラはレンズとカメラ本体がつながっていて取り外しができない種類です。ファインダーをのぞくとレンズから入る景色がそのまま見えます。①~④よりも自分の理想通りの写真が撮れることが特徴です。

↑Olympus L-10 Superを使用

 

以上5つのフィルムカメラを紹介しましたが、これら以外にも沢山の種類があります。

レンズが2つの二眼レフ(昔の映画でよく見るようなカメラです)のように実用だけでなくインテリアにして可愛いカメラもありますので、是非お気に入りを見つけて下さい!

中古屋での選び方のコツ

筆者は中古のフィルムカメラを購入しています。

カメラ屋さんではなく中古屋さんのジャンク品コーナーで使えそうな物(主にコンパクトカメラ)を探すのですが、これがとっても楽しいんです!ちなみに先ほど紹介したMiraxのコンパクトカメラは70円(+税)でした(笑)。

筆者が普段気にかけている、ガラクタの中から使えそうなものを選ぶときのポイントを3つ紹介します!

①内部が汚れていないかチェック!

私がまず1番に確認するのが、フィルムを入れる部分が綺麗かどうかです。カメラの裏蓋を開いてカビが生えていないか確認してください。

状態の悪いものだとカメラ内部に得体の知れないものがこびり付いていて、使い物になりません。

綺麗なものを見つけ出しましょう。

 

②電池が必要かチェック!

フィルムの巻き上げが手動の場合は写真を撮るための電池は必要ないです。

ただ、フラッシュ用に電池を入れる所の蓋が閉まらない・開かないことがよくあるので確認した方が良いでしょう。また自動巻き上げの機種は電池がないと動きません。ジャンク品は電池が入っていない為、動くか(シャッターが切れるか)どうかはお店で確認することは難しいです。

 

③シャッターが切れるかチェック!

実際に使えるカメラを選ぶにはシャッターが開くかの確認が必要です。裏蓋を開けたままシャッターボタンを押します。このとき明るい方を向いて確認するのですが、シャッターが開くとその部分から一瞬光が見えます。

シャッターボタンが押せない!という場合は巻き上げをして下さい。フィルムは入っていませんが、多くのフィルムカメラは1回シャッターを切るたびに巻き上げをしないとシャッターボタンが押せません。


上にあげた3点を全てクリアしていても、撮れない可能性は十分に考えられます。その場合はインテリアになるのですが…。

自分が選んだカメラが撮れるかどうかの確証がないので、実際に使ってフィルムを現像に出すときは「どんな写真が撮れているんだろ~♪」という感じではなく「撮れているのかな。真っ黒じゃなきゃいいな」という気持ちです

しかし「撮れているか否か」がスタートの分、いい写真が撮れていた時のうれしさが大きいです。ぜひ、良いカメラを発掘してください!

読んでいただきありがとうございました!

【関連記事】フィルムカメラの基礎知識を紹介しています!

フィルムカメラの楽しみ方【その1】

 

 

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