2017年に31年目を迎えた『写ルンです』をはじめ、最近再び注目が集まるフィルムカメラ。
フィルムカメラを使って普段の光景を味のある写真で残してみませんか?
本記事ではフィルムカメラについて知っておきたい基礎知識をお伝えします!
目次
目次
フィルムカメラの魅力
フィルムについて
撮り方
撮る際の注意点
現像について
フィルムカメラの魅力
フィルムカメラの魅力を3つ紹介します。
1つ目は現像するまで映り具合が分からないので、ワクワク感を楽しめる事です。
2つ目はシャッター音です。レンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)は特にシャッター音が小さく、撮られる側は撮られる事を意識しないので、自然な表情が撮れます。自動巻き上げのカメラの場合は「カシャッ!ウィーン…」という音が出るのですが、愛嬌があって筆者は気に入っています。
↑人・犬・猫も自然な表情を撮ることが出来る
3つ目は写真への愛着がわく点です。撮れる枚数が決められているため、一枚一枚を大切に撮るようになります。あとで写真を見返すと、撮った時に何を思ったのか、どんな状況だったかを思い出せます。
まだまだ沢山ありますが、まとめるとデジタルでは表せない「フィルムらしさ」が魅力です。
↑デジタルカメラで撮影
↑フィルムカメラで撮影
フィルムについて
フィルムにはたくさん種類がありますが、一般的に使われるのは35mmフィルムです。
大半のフィルムカメラはこの大きさのフィルムに対応しています。レンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)の場合はあらかじめフィルムが入っているので関係ありませんが、フィルムのパッケージの「100」や「400」という数字は感度を表しています。
屋外などの明るい場所で撮る場合は感度100のフィルムで十分ですが、室内と屋外両方で撮りたい方には感度400がおすすめです。暗い場所ではフラッシュを焚きましょう。
感度400のフィルム
カメラの種類によってフィルムの入れ方が異なるので確認をしましょう。巻き上げが軽い場合はフィルムが正しくセットされていない可能性があります。
フィルムがきちんとセットされていると思って、撮り終わった(と思っている)フィルムを取り出したときは絶望感が押し寄せてきます(泣)。
撮り方
フィルムカメラはとても簡単に、雰囲気のある写真を撮ることが出来ます!
フィルムをセットし終わった後の撮り方の手順は
①フィルムを巻き上げる
②シャッターボタンを押す
のみです!
少し工夫をすると面白い写真が撮れます。
例えば、壊れたレンズを使用するとこのような写真が撮れます。
↑全て壊れたレンズで撮影
他にも、虫メガネや眼鏡をレンズの前に重ねて撮ると、少し違った景色に写ります。
撮る際の注意点
注意点は3つあります。
1つ目はフィルムの巻き上げです。
一枚撮る度にフィルムの巻き上げをする必要があります。次の写真をすぐに撮るときには、撮った直後に巻き上げをしても問題ないです。
しかしフィルムを巻き上げた状態でバックに入れてしまうと、何かの拍子にシャッターボタンが押されフィルムが無駄になってしまいます。カメラを鞄に入れるときはフィルムを巻き上げないようにしましょう。
2つ目は使用中にカメラの裏蓋を開けないことです。
フィルムをしまう前に裏蓋をあけてしまうと、今まで撮った写真が感光して見られなくなってしまいます。撮り終わったら焦らず、フィルムをきちんと取り出せる状態にしてから裏蓋を開けましょう。
3つ目は近すぎるとぼやける点です。
焦点を合わせたいものは少し離して撮るようにしましょう。枚数を重ねていくうちに距離感がつかめてきますが、ぼやけた写真も味わいがあるので決して失敗ではありません。
↑撮る対象が近いと焦点が合わない
現像について
撮り終わったフィルムを見られるようにするにはまず、現像が必要です。
カメラ屋さんには「現像をお願いします」と注文しましょう。その後に現像した写真を印刷またはデータ化(両方も可)する事を伝えます。お店によって異なりますが、データ化はCDかスマホか選ぶことが出来ます。
SNSに載せたい方はスマホでフィルム写真が見られるので嬉しいですよね!
写真を見るためには、現像代とデータ代のそれぞれに料金がかかります。
店舗よりも安い場合が多いネット注文を利用するのも、節約したい方におすすめです。
以上でフィルムカメラの基礎をお伝えしましたが、いかがでしたか?この記事を参考に、ぜひフィルム写真を撮ってみてください。
フィルムカメラの楽しみ方【その2】ではフィルムカメラを詳しく掘り下げて紹介しています!
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