タニタの社食は１汁３菜の“伝統的な和食のスタイル”が基本です。
ポイント①調理の工夫
社－もしかしたら味が少し薄いと感じるかもしれませんが、塩や調味料で味つけを濃くするのではなく、ハーブやスパイスを上手に使い味にアクセントを付けるようにしています。
私－なんだかおしゃれですね。（濃くも薄くもなく、優しい味つけでとてもおいしい！）
社－また、野菜も少し固めに調理してあり、よく噛むことで満腹感も得られるんです。
私－たしかに野菜の食感が強いです！
ポイント②管理栄養士
社－実はこの食堂には前身があるのです。1990年代に「ベストウェイトセンター」（ベストウェイト＝適切な体重）という減量指導施設があり、運動面や食事面、さらにはドクターもいて医療面からもサポートするプログラムを実施していました。
私－減量することが目的だったので病院食のような味の薄い食事だったんですね！
社－ですが、そのプログラムの役目も終わったころ、施設や調理する厨房、多くのレシピがあるので、「じゃあこれを社員食堂にしよう！」と。
－もともとのレシピの由来が減量目的でしたのである意味、味は二の次でした。そこで、当時からいた栄養士・管理栄養士が改良を重ね、現在のレシピに至るんです。
私－管理栄養士さんのおかげですね。
社－今では改良したレシピ数も200種以上はあるので、毎日被ることなく社食を食べられます。
私－なるほど。ありがとうございました！
大きな話題となったタニタの社員食堂ですが、500kcal前後でかつ満足感も得られるとても理想的な食事でした。低カロリーでおいしい社員食堂が作られた背景には、以前取り組んでいたプログラムから得たアイディアと、歴代の管理栄養士の方の努力と数々の工夫がありました。体組成計を製造・販売している会社だからこそ、いちはやく健康面を意識したヘルシーでおいしい「社員食堂」へと関心を向けることができたのだと思います。
そして今回紹介したタニタが取り組む食事のスタイルは、私たちが普段食事を作るうえで、意識して変えられることもあります。今日のごはんはいつもよりスパイスを使用し、野菜を固めに茹でてみてはいかがでしょうか？
≪ポイント≫
“食べたい！”と思った方は、東京丸の内にある「タニタ食堂」へ！
※今回取材をさせていただいた本社の社食は、タニタ社員の方のためにあります。
一般の方は入れませんのでご注意ください。
株式会社タニタ
⇒ http://www.tanita.co.jp/
タニタ食堂
⇒ http://www.tanita.co.jp/shokudo
タニタ公式Twitter
⇒ https://twitter.com/tanitaofficial
■アーカイブ■
【社食特集】第１弾！大都会の中に畑が？！“異空間”で仕事する！ / 株式会社パソナグループ
【社食特集】第２弾！食堂＝オフィス?! フリースタイルな働き方とは / 日本ヒューレット・パッカード株式会社
【社食特集】第３弾！ごはんを食べるだけの場所じゃない。新しいアイディアはここから生まれる！ / TOTO株式会社
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