みなさんは、時給のいいアルバイトと聞いて、何を思いつきますか?多くの大学生が家庭教師と塾講師の2つの講師バイトを頭に思い浮かべると思います。今回この記事では、家庭教師経験者と塾講師経験者の双方から率直な意見をもらい、実際に働くならどちらがいいのかを徹底検証しました!
まずは、受験対策用の家庭教師として働いた経験がある方にメリットとデメリットを 挙げて頂きました!
目次
家庭教師
メリット
① 受験において生徒が合格できたとき、とても達成感がある
② 時給が高い(約2000円~個人契約なら上限はなし!)
③ 気軽に始められる(特に試験などはないこともあります!)
④ 自分の復習にもなる
⑤ ある程度自由に授業ができる(カリキュラム通りに進めなければならない塾より、授業内容に融通が利くので、自分らしい授業ができます!)
⑥ お給料が手渡しのところもある
デメリット
① 凝り性の人は、勤務時間以外に小テスト作りや予習などに時間を費やし過ぎて、負担になる可能性がある(実質の時間外労働です…。)
② 生徒の自宅が交通の便が悪いところにあると、通勤が大きな負担になる
③ 生徒との相性がとにかく重要(生徒やご両親からチェンジを余儀なくされることも…。)
④ ご両親との関係も重要になってくる(授業方針を話しても全く無関心なご両親から、逆に過干渉なご両親まで…。そのご家庭の教育方針に沿って対応を変える必要があります!)
⑤ 休憩時間と勉強の時間の区切りをうまくつけないと、成果が出せない(生徒さんにとっては、一番リラックスできるご家庭での授業は、この切り替えがとても大事です!)
⑥ 受験シーズンなどは、コマ数を増やしてほしいとの要望があったりするので、一時期プライベートの予定が立てにくくなる
生徒の家庭で授業する、という特殊な職業である家庭教師ならではのメリット・デメリットですね…!
同様に、個別対応の塾講師としての経験がある方に、メリット・デメリットを挙げて頂きました!
塾講師
メリット
① 生徒同士の仲が良く、休み時間はみんなで楽しく過ごせる(子供好きな人は特に楽しいです!)
② 生徒の合格は自分の合格!だれかの人生の大きな力になれる!(生徒が合格だと、自分のことのようにうれしい!1番のやりがい!)
③ 気軽に始められる(テストがなく、得意科目が自己申告制のところもあります!敷居は家庭教師同様低い!)
④ SPIに繋がる(SPIは、中学受験の問題に似ています!特に算数は似ていますね!)
⑤ 教材準備時間、生徒のカリキュラム作り等も時給換算されたり、 昇格があるところもある
⑥ 様々なスキルが身につく(保護者と話す機会が多いため対応力がつく、教室運営を学べる等。)
⑦ 平日の大学授業後にバイトがしやすい(日曜は教室自体やっていないところが多いので確実に休みが取れる。)
デメリット
① 先生同士の人間関係(ただのアルバイト感覚の人と、やりがいが目的の人とでは馬が合わず、仲良くなれないパターンも…。)
② 金銭面で不満が出ることが多い。(時給が普通の飲食バイトと変わらなかったり、休憩時間カウントされず、1コマ=〇〇円で給料換算されるところが多いです。)
③ 生徒からの人気・不人気が公表されることもある (順位付けがあるところもあるため、ストレスフリーに仕事ができる人が向いています!)
④ プライベートの話をしすぎない
⑤ 曜日固定シフトのため、融通が利かない(プライベートの予定が少し立てにくいと感じる人もいます。また、長期休みにコマ数を多く入れなければならない為、長期間旅行に行きにくいとの声も…。)
⑥ 塾と自分の教育方針との間に、食い違いが起こる
家庭教師と塾講師、それぞれ似通った面と、大きく違う面がありましたね!以上を分かりやすく観点別にまとめたものが、以下の表です。メリットとして挙げられるものを黄色でマーキングしました。
家庭教師・塾講師の比較
家庭教師 |
塾講師 |
|
時給 |
非常に高い |
時給換算:時給は普通 コマ換算:1コマ=○○円 |
人間関係の重要性 |
生徒・生徒のご両親との関係 |
講師同士の関係 |
始めやすさ |
始めやすい |
始めやすい |
やりがい |
生徒の受験合格 |
生徒の受験合格 |
役立つこと |
復習 |
SPI |
シフト融通 |
テスト・受験期間以外は利く |
利かない |
授業の融通 |
利く |
利かない |
負担要素 |
授業で使う小テスト・プリント |
仕事内容に比べて時給が低い |
通勤 |
生徒の家によっては負担になる |
駅前にあることが多いので便利 |
大変なこと |
休憩時間と授業時間の切り替え |
生徒からの人気・不人気 |
楽しいこと |
自分らしい授業ができる | 休み時間の生徒との交流 |
この表から、どちらも「アルバイトとして始めやすい」、「生徒との距離が近い」、「やりがいは生徒の受験合格」が類似点として挙げられます。どちらもアルバイトを始めるにあたり、テストや資格等は不必要で、仕事を始めやすいというのは、意外でした。次に、大きな相違点としては、「給料」、「シフトの融通」、「授業の融通」、「通勤の便利さ」が挙げられます。アルバイトとして働く際に、家庭教師か塾講師を選択する上で、自分が働く上で何を重視するかを今一度考えてみると、自ずと自分に合っている方の講師バイトが分かるかもしれません 。単純にマーカーされている数だけで考えると、家庭教師の方が多いので、迷ったらとりあえず家庭教師を始めてみてもいいと思いますが、やはりきちんと自分で表を見比べてから、決断してくださいね!
いかがでしたか?家庭教師と塾講師で迷っていた方の参考になっていたら幸いです。春から講師バイトを検討中のみなさん!ぜひ自分に合っていると感じた方の働き方を選択して、講師として働いてみてください!