こんにちは!近年、特に若い世代で知名度がかなり高まってきているのでは!?と思われるワーキングホリデー制度。
前回の記事でグラフィックデザイナーについてお話いただいたSさんに、ポーランドでのワーキングホリデーについてもお話を伺いました!
Sさんは現在日本の会社を1年休んで、ポーランドでワーキングホリデーの制度を使って生活していらっしゃいます。
それでは早速インタビューに移ります!
目次
ポーランドを選んだ理由
なぜ会社を休んでまでワーキングホリデー(以下ワーホリと表記)で海外に住むことにされたのでしょうか?
―海外に長く住んでみたいという思いは高校の頃くらいから持っていました。でも、やはり美大に行きたい思いの方が当時は強かったので大学に進学し、今改めて海外で生活するという夢をかなえようと決めました。
ワーホリ先としてポーランドを選ばれた理由をお聞かせください!
―7年前、大学時代に旅行でロシア、チェコ、ポーランドに来たことがありました。ロシアは友だちが当時住んでいたので、チェコは絵本などのデザインが可愛くて好きで。ただ、正直ポーランドにはそれほど興味がありませんでした。
何かのご縁だと思うのですが、友だちの友だちの結婚式がポーランドであるというので、私も一緒にポーランドに滞在することになったのが、ポーランドとの出会いです。
ただ、ポーランドの歴史背景にある強制収容所は心に留めておくべき場所だと思っていたので、アウシュビッツ強制収容所とクラクフ(ポーランド南部にあるポーランドの古都)は友人と、ワルシャワ(ポーランドの首都)は一人で観光しました。
回った3か国の中で一番自分にとって印象が良かったのがポーランドでした。特にクラクフの街が魅力的でした。食べ物、雰囲気、文化も含め、人々も親切で良い思い出が沢山あったので、いつかまた来たいと思いました。
ワーキングホリデー先として選べる国は他にもありますが、私はポーランドが第一希望でした!!!
ではSさんは行き先として、アメリカやオーストラリアなどメジャーな国はあまり視野に入れていらっしゃらなかったのでしょうか?
―たしかにワーキングホリデー先として選べる国はほかにもありましたが、私はポーランドが第一希望でした。ただ、ポーランドで英語も学べたら良いなと思って来ましたが、今のところポーランド語がメインです。
情報収集
ポーランド語は語学学校へ行って学ばれたのですか?
―はい。ポーランドに来てすぐの6月から9月の4か月間はみっちりポーランド語の語学学校に通っていました。
ポーランドへ行く前、情報はどうやって見つけられましたか?
―私はとにかくインターネットで情報を集めました、行った語学学校の決め手になったのは載せていた写真の雰囲気が良かったからです・・・(笑)
日本人のレビューもあったので信頼できそうでした。
実際にその情報に誤りはありませんでしたか(笑)?
―載せていた写真通りの学校でしたよ!
ポーランドに知り合いがいた訳でもなく、とにかく何もわからなかったので、自力で調べていくしか方法はありませんでした。
不安なことはなかった?
知り合いがポーランドにいなくても、一人で住むのに不安はありませんでしたか?
―最初に話したように、ポーランドへは一度来ていたので、そこまで大きな不安はありませんでした。他にも旅行で訪れた国は何か国かありましたが、その中でもポーランドの印象が一番良かったです。治安的にも、食文化的にも。
あと、親との信頼関係も大切かなと思いますね。親が心配しすぎると、行き辛くなると思うので・・・。
それは、普段の行い次第によっては信頼してもらえないかもしれないですね(笑)
―(笑)
私の家は小さい時からしたいことをさせてくれていましたね。心配はしてくれているけど、見守ってくれていると分かっているので安心感があります。なので、親からの信頼があれば安心して行けるのではないでしょうか。
ワーホリで行きたいと考えている国には1度でも予め訪ねておくべきだと思いますか?
―正直、わからないですね(笑) 行ってみるにこした事はないと思いますが・・・。でも「住めば都」という言葉もあるので、適応していくのではないでしょうか。何とかなるようになりますよ!
ツールとしての英語
ワーキングホリデーはおすすめですか?
―もしできるなら、したに越したことはないのではないかなと思います。日本で生活しているより、もっと視野が広がり、考え方も変わるかもしれないですね。
あとは語学も!日本語だけより、英語を知っていると、もっと幅が広がると思うので。英語は大事かな。私も頑張ります(笑)
ご自身の経験で、ポーランドに来てから「英語は大事だな」と思うようになったのでしょうか?
―コミュニュケーションを取る上でやはり必要だと思います!どこに行っても。
時間は限られています!
最後になりますが、ワーキングホリデーに関して伝えておきたいことはありますか?
―何をしてもいい自由な時間は、人生の中でそんなにない貴重な時間だと思うので、できたら良いと思いますよ!社会人になると仕事に追われて、自分の時間を作ることが難しかったり・・・。
特に日本はそうだと思いますが、仕事の時間がメインになるでしょう。ワーホリという制度は年齢制限もあるので、利用できると良いと思います。
編集後記
日本人向けのポーランドでのワーキングホリデー制度は2015年から始まった、まだまだ他の国と比べて若い制度です。「高校卒業後、大学卒業後に自分と向き合う時間が欲しい!」という方も検討してみてはいかがでしょうか。
前回に引き続き、インタビューを快く引き受けてくださったSさんに厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。