大学生になり、授業などでグループプレゼンをするシーンが増えた方は多いでしょう。
そこで付きまとうのが「チーム内の役割分担の仕方」。
自分との作業ペースの違いに悩まされたり、わざわざ授業外に時間をとらなくてはいけなかったり..
みんなの前で話すのが苦手で、迷惑をかけてしまった、という経験がある方もいるかも知れません。
ここで質問。
たとえば4人なら『起・承・転・結でとりあえず分担。各々が担当の部分のスライドを作ってきて、そこを発表…。』
なんてやり方、していませんか?
本当にそんなやりかたでいいのか、ガクセイ基地で考えてみました。
目次
「みんなで発表」のデメリットとは?
先ほど例に挙げたみんなで発表するやり方で、どんなデメリットがあるのでしょうか?
ガクセイ基地メンバーの経験を元に考えてみたいと思います。
・スライドをまとめるため、予定を合わせ授業外で集まらなくてはいけなかった
・期限までに資料をまとめて来ない人がいて、当日までどういう発表になるのかわからなかった
・全員で通した発表の練習ができず、流れがガタガタになった
・話が苦手な人が時間を使いすぎ、急いでまとめをする羽目になった
どれも悲惨なものばかりですね…。
さて、これらを解決するにはどうしたらいいのでしょうか?
プレゼンには2種類ある?
一言でグループプレゼンといっても、その内容はさまざま。
テーマについて調べてまとめるものもあれば、解決策を提案するものもありますね。中には商品開発のプレゼン、なんてものも。
今回はプレゼンを「単純に調べてくるもの」と「グループで提案するもの」との2つに分けて考えたいと思います。
「単純に調べてくる」プレゼン
実は、単純に調べてくるプレゼンでは、上記のデメリットはあまり発生していませんでした。
単純に調べてくるものは、発表の内容自体がグループの総意でなくとも成り立ってしまうため、あえて特別な方法をとる必要もないのです。
また、調べるプレゼンの場合、発表までの時間が短いものが多く、時間効率的にも完全に個人で発表を進めてしまったほうがいいでしょう。
難しいのは「提案する」もの
では、提案する内容があるプレゼンではどうでしょう?
提案するということは、チームの考えをわかりやすく適切に伝える必要があります。
「みんなで発表まで分担する方法」が「最善の方法」ではないためか、先にあげたデメリットが現れることが多くなっていました。
理想の「提案するプレゼン」とは?
提案する場合、どのような形で発表するのが理想的なのでしょうか。たとえば世間で目にする新製品の発表や、プランニングのコンテストなど、質の高いプレゼンは基本的にスピーカーは1人ですよね。
考えてみればそれは当然のことで、チーム内で一番話すのがうまい人が発表するのが一番いいからなのです。
さらに発表を1人にしてしまえば、発表のために全員で集まる必要もなく、流れが悪くなったり時間配分がめちゃめちゃになることもありません!
チームでの役割分担
発表する人が1人なら、ほかの人たちはどうすればいいのでしょうか?
考え方としては「自分が得意な分野でチームに寄与すればいい」というだけなのですが、そうはいっても実際に何をするかとなると難しいものですよね。
ここで4人チームの一例を挙げてみたいと思います!
A:スピーカー
B:スライド作成・統括
C:スライド中の図・表の作成
D:発表の流れを決定・質問予測の作成
話がうまい人がスピーカーになり、スライドの作成がうまい人がスライドを統括、絵や図を作成できる人はそれを生かし、考える力がある人が発表の流れを決め質問予測を作ります。
あくまで1例ですが、自分の得意なことを生かし、不得意分野をカバーし合えるのではないでしょうか?