グローバル化する社会の中で、世界へと拡大している航空業界。
中でも、LCC(ローコストキャリア)の存在はさらに業界を盛り上げる一助を担っています。
顧客満足度LCC国内線部門でオリコン1位を獲得したのが、スプリングジャパン。
日本に合わせた丁寧なサービスで高い顧客満足を獲得する、その秘密に迫ります!
取材にご協力いただいたのは、広報CS部の木村さんと劉さんです。
目次
顧客満足度LCC国内線部門オリコン1位
―オリコン1位を獲得した実感はありますか?
社員にとってうれしい励みになっていると同時に、甘んじることなくもっと上を目指さなければいけないという危機感を持つきっかけにもなっています。
低価格を実現するための地道な努力
―低価格を実現できるのはなぜですか?
社内での倹約の積み重ねが、お客様に還元されるよう社員一人ひとりが努めています。
例えば、ボールペンなどの会社で使用する物は社員の寄付だったり、自社にもともとある物を活用しています。
また、コピーは裏紙を利用し、節電の意識もかなり高く昼休みは消灯しています。
機材に関しても、長持ちすることでメンテナンス費用を抑えることが可能な新造機を使用しております。
倹約の精神を前提とした社風なんです。
―低価格のLCCに対する不安を持つ人も多いと思いますが、安全面はいかがですか?
SMS(セーフティマネジメントシステム)という安全教育が毎年開催されており、社員全員が受講しています。
ここでは、過去に発生した事故や、事故を防ぐための取り組みについて学びます。
運航に関わる部署だけでなく、社員全員が常に安全意識を持ちながら業務しています。
JALさんの安全啓発センターを社員全員が訪問し、安全について意識を深めています。
また、客室部では3か月に1回、客室に特化した過去の事故の事例をミーティングでリマインドしたり、オペレーション本部では毎朝の朝礼で安全に関する理念を確認してから業務に入り、常に安全を前提に業務に当たっています。
顧客満足度が向上する仕組みと努力
―サービス面での取り組みを教えてください。
スプリングジャパンならではの取り組みがたくさんあります。
ハロウィンイベントでは乗務員がグッズを持って乗務しているのも特徴で、
この時期にはカチューシャを着け、お客様への貸し出しや記念撮影をしていました。
(写真:2018年度ハロウィンの際のCAさん)
弊社機材の特色として、
機内照明のLEDの色を窓の外の風景と合わせることが可能です。
季節やフライトの時間帯によって機内が全く違った雰囲気になるのでムード満点なんですよ。
例えば、ハロウィンの時期はオレンジ色にしてイベントを盛り上げました。
(写真左から:通常の機内照明、青色、オレンジ色)
また、(お天気の状況にもよりますが)フライトの後半では乗務員の掛け声に合わせてお客様と一緒に体操をするサービスもあります。もともとは、エコノミー症候群防止のために始めたものですが、意外と恥ずかしがり屋と言われる日本人のお客様にも好評で、ノリノリで参加していただいております!
機内体操の様子
―独自のサービスを実現させるためにはどのような社員教育がされているのですか?
総合職新入社員が、新入社員教育で一度すべての部署を体験する研修があります。
この時期に体験搭乗もあり、自社便をお客さま目線で体感し、何が必要なのかを考える機会を与えられます。
客室に関しては、中国語の勉強は必須です。勤務時間内に中国語検定を受けてもいいことになっています。そして、乗員全員が中国語での安全の案内ができるようになってから乗務します。
―最後に、大学生にメッセージをお願いします。
学生時代は「土を耕す時代」です。社会に出てから自分がキレイに咲けるように、学生時代に土を耕しておくといいと思います。
また、就いた業務が人格を作ると思っています。だからこそ、自分の強みを活かす職業に就けばどんどん成長できると思います!
そして、皆さんの成長の一助となるのがスプリングジャパンだったらいいなと思っています。
スプリングジャパンでは新入社員の頃から様々な業務に挑戦できます。
自身の可能性を拡げるため職種の異動を申し出ることが出来るシステムなど、成長の機会を得る環境も整っています。
皆さんとのご縁があることを願っております。
―貴重なお話をありがとうございました!