突然ですが皆さん「フィジー」という国をご存知ですか?オーストラリアとニュージランドの間に位置する小さな島国で、ラグビーでとても有名ですね!
私は2022年の夏にフリーバードさんを利用してフィジー留学に行ってきました!
「ゴキブリが多いなんて噂が・・・」
「治安って大丈夫なの・・・?」
不安を抱いている皆さんに少しでも参考になればと思います!
目次
①フィジーの基本情報
- 面積:1万8,270平方キロメートル(四国とほぼ同じ大きさ)
- 人口:924,610人(2021年、世界銀行)
- 首都:スバ
- 民族:フィジー系(57%)、インド系(38%)、その他(5%)(2007年、政府人口調査)
- 言語:英語(公用語)の他、フィジー語、ヒンディー語を使用
- 宗教:フィジー系はほぼ100%キリスト教、インド系はヒンドゥ教、イスラム教。全人口に占める割合はキリスト教52.9%、ヒンドゥ教38.2%、イスラム教7.8%
以上外務省HPより
基本情報は以上のようになります。実際に行ってみて私が思ったことを付け足したいと思います!
- 面積:それほど大きくないが電車がなく移動手段が限られている→一周するのは時間がかかる
- 人口:若者(特に子供)が多い(平均寿命が60歳くらいで短め)
- 首都:スバは空港のあるナンディからとても遠い・治安悪め&天気悪い
- 言語:店などではほとんど英語だが、家ではヒンディー語やフィジー語を使うことが多い (中国人が多いため、中国語も多く使われる)
- 宗教:キリスト教の教会が多め 無神教の人もいる
- 天気:12月から3月は雨期. 赤道に近いため暑い。ただ夜や朝は長袖が必要
このように現地に行ってみないとわからない雰囲気もあるので面白いですね!
②結局虫とか治安は大丈夫なの?
虫事情 ゴキブリやベッドパグに注意
虫については皆さん、かなり覚悟が必要かもしれません。
私は虫に触れませんし、ゴキブリなんて絶対にみたくない。フィジーのゴキブリは飛ぶなんて噂もあったので行く前は本当に恐ろしかったです。
また、日本よりも二倍三倍のサイズなので、虫に抵抗がない人でもかなりびっくりすると思います。
私が日本から持っていったもの
・ゴキブリホイホイ ・ゴキブリスプレー ・虫除け ・空間型スプレー ・虫除け用の蚊帳(大きすぎて結局使わず) ・厚手のスリッパ |
ホームステイ先などによって環境はさまざまなので、最悪の事態を考えて、なるべく日本から対策法を考えることが大事です。
ゴキブリの対処法については以下のリンクを参考にしてみてください。
【最新】ゴキブリ対策グッズ|苦手な人もできる駆除・退治・予防法
ゴキブリの他にはベッドパグという南半球ではお馴染みのダニも要注意です。
ベットで繁殖するのですが、ありえないくらいの痒みを伴うこちらも日本とは大違いのダニです。毎日布団を干したり、スプレーをすることで対策できます。
ここで、私の経験談を挟むとすると・・・
私のホームステイ先では到着後に日本の殺虫剤を振りまいたこともありゴキブリはあまりでなく(一瞬ササっと通ることはありましたが)、ベッドパグも出ませんでした。
出たのはなんとアリの行列でした笑
私はアリが大の苦手で自分にのぼってくるだけで悲鳴をあげてしまうくらいでした。
ある朝目を冷まして天井を見上げると、そこにはアリの行列が!!!しかも夜にはいなくなり、朝には超活発に動き始めるのです。
朝起きたらベットにアリがいたこともあり、飛び起きたのを覚えています。
これが私からのメッセージです。
治安 ー事前の心構えが重要ー
留学エージェントの治安指標の表などをみると圧倒的に下の方に位置するフィジー。
実際にいってみて治安面はどうなんでしょうか?
いってみた感想としては
・暗くなってからの外出は危険 ・海沿いに一人で行かない ・タクシーは必ずメーターがついているものに乗る(乗る前にメーターがあるのか確認する) ・野犬が怖い(狂犬病注射を打っていない大型犬がウロウロ) ・物乞いをしている人がかなりいる ・盗難には十分注意を |
海外に出かけるときの基本なのですが、
「自分は金を持っていると思われている」
この意識があるかないかでかなり違います。
特にフィジーのように日本よりも発展途上の国に行くときは、自分が現地の人にとって非常に珍しい存在にうつっていることを認識しましょう。
私は幸い事件に巻き込まれることはありませんでしたが、タクシーのおじさんから「彼氏はいるの?結婚してるの?」や、インスタグラムを交換した人から「写真を送って」など女性を狙った変な誘いがあることもありました。
フィジーは治安がいい国とは決して言えないので、最大限の注意を払って留学生活をしましょう!
③私の留学体験記
何だか怖い話ばかりになってしまいましたが、ここからはフィジーの楽しかった経験をメインに紹介できたらと思います!
私は2022年の9月ごろにフリーバードという会社を使ってフィジー留学を3週間ほどしました。留学体験記では実際の生活リズムや体験したアクティビティを紹介します。
日常生活
6:00 起床 (朝ごはん、身支度)
7:00 学校へ出発
7:45 学校へ到着(徒歩)
14:00ごろ 学校終了後友達と遊ぶ
17:30 帰宅
18:00 夕飯
20:00 ホストファミリーとの時間
21:30 就寝
フィジー人はとにかく早寝早起き
<理由>
夜は街灯などがなく真っ暗になったり、野犬が徘徊していたりするのであまり安全ではないから
学校も7時台に始まるため、朝はスクールバスなどがたくさん通っています。
朝ごはんをしっかり食べるのがフィジー流。私はヒンドゥー系の家に泊まったのですが
「食パン2枚・ゆで卵一個・熱々のミルクティー」
というのが毎日のメニュー。
ちなみに夜ご飯は毎日カレーです。ヒンドゥー系の家だからなのですが、毎日鶏肉、ラム、野菜、魚などと具が変わっていました。一緒にご飯を食べたり、ロティという薄いナンのようなものと食べたりしていました!
学校は日本人が多め
フリーバードは日本人が立ち上げた会社なので、学校はほぼ日本人でした。中には中国人や韓国人がいますが、私がいった時期はまだコロナの影響で人が少なかったのでほとんどが日本人です。
一応校内では英語でしか話してはいけないというルールがあるのですが、やはり日本人が多いので学校外では日本語を話しがちでした。
私の場合寮ではなくホストファミリーのタイプをとっていたので日常生活では英語を話す機会があったのでそれほど気になりませんでしたが、行く前に知っておいた方がいいでしょう!
一見すると日本人が多いことはあまりプラスに働かないように感じるかもしれませんが、悪いことばかりでもありません!
現地で友達になった日本人とは今でも仲良しで、一緒に海外旅行に出かけたりした経験もあるのでそれはそれで大切な思い出となりました!
ホストファミリーは行くまで分からない
ホストファミリーの情報は行く前に家族構成は分かりますが、実際の家の様子やご飯事情などはあまりよく分かりません。
私の場合
・医療関係の夫婦、おばあちゃん(介護)、ヘルパーさん
・ヒンドゥー系なので豚肉と牛肉が食べられない
くらいが渡航前にわかっていたことで、それ以外は分かりませんでした。
特に、アクセスやホストファミリー歴などは知らされていなく、ドキドキでいったのを覚えています笑
実際どうだったかというと、、
私がいった家は裕福な家庭で、自分の部屋も綺麗、かつ食事も豪華なものだったので初めてのホストファミリー経験としては非常に素晴らしいものでした。
一方で、友達の話を聞いていると部屋が汚めな家、ホストファミリーとトラブルになってしまった人などなど行ってみないと分からない事情も多いようです。
実際に行ってみないと分からない、いわゆる「ホストファミリーガチャ」があるのは否定できないところです。
フィジーでできた最高なアクティビティ
歴史的なカヴァの文化
フィジーには伝統的なカヴァの儀式というものがあり、簡単にいうとフィジーの飲みゲーでしょうか笑
木の根っこの粉末を水に溶かして作ったもので、ココナッツのカラで作ったコップをみんなで回して順番に飲んでいきます。
お味は正直泥水・・・笑でもこれが意外にいけるんです!
現地の人と一緒にカヴァのアクティビティをするとなんだかフィジー人になったように感じて気分も上がります。「Bula!」(フィジー語でこんにちは)という掛け声と共に少し苦いカヴァでフィジーを味わってみてはいかがでしょうか。
息を飲むほど美しいフィジーの海
フィージーといったら海
太平洋にポツンと浮かぶフィジーだからこそ本当に息を飲むほど美しい海が広がっています。(写真)
私はツアー会社で予約して1時間ほど船に揺られながらTivua islandという島に行きました。写真はその時のものです。
海の中には魚の群れが何匹もいて、その中をシュノーケリングで間近に見ることができました。
記事を通しての言葉では表現できないほどのフィジーの魅力、発展途上のイメージとは乖離している世界、そしてこんなにも美しい国がかつてイギリスに支配され、西洋化されて今に至る事実。
そんなことを考えているとフィジーという国の真の魅力に迫ることができたような気がしました。
フィジーに来たらバスに乗って!
フィジーの醍醐味を聞かれたら、間違いなく「バス」と答えます笑
フィジーのバスは日本と明らかに違います。
・バス停がないので近くにバスが来たらサインを送るか追いかける
・バスの中にブザーすらないので近くの紐を引っ張って運転手の近くのベルをならす
・どこ行きなのか分からないのでGoogleマップを見ながら「右に曲がれ!」と祈る
・車内はパリピ音楽が大音量で流れているので若者が大騒ぎ
これだけでもぶっ飛んでいますよね笑
本当にバスが一番面白かった!!このハラハラ感もたまりません。
学校の初日はバスで行こうと試みたのですが、乗ったバスが全く違う方向で、「やちゃった・・・」という感じに笑
近くの小学生に「ごめんここに行きたい」と聞いたら語学学校に併設していた小学校に到着!
門の前でまたウロウロしていたら小学生が10人ほど来てくれてそのまま案内してくれました笑
海外でハプニングはつきものですがそういった時に助けてくれた人たちの恩は忘れられない宝物になります。
その他にも・・・
・バスで隣だったお姉さんと一日遊びに行った
・ココナッツジュース売りおじさんと物物交換をした
・ホストファミリーのおばあちゃんと仲良くなっていろんなことを教えてもらった
フィジーの暖かさを感じることができた留学でした!
④フィジー留学のメリット・デメリット
メリット
・費用が安い(航空券含め、授業料など込みで3週間20万円ほど)
・人が温かい(幸福度ランキング上位)
・フリーバードは日本の会社なので安心
・日本ではできないさまざまなアクティビティが豊富
・雨季以外の天気は過ごしやすい
デメリット
・電車が通っていないので不便
・学校は日本人が多い
・治安が日本より悪いので警戒が必要
・フィジー語やヒンディー語もかなり使われているので英語の勉強には不向きかもしれない
・虫が大きい(ベッドパグやゴキブリなど)
メリット・デメリットはどの留学先に行ってもつきものなので、それぞれの目的や費用に合わせて検討することが重要です。
⑤まとめ
フィジー留学について私の経験を交えてさまざまなことを紹介しましたが、大きくまとめるとこんな方におすすめです!
・費用を抑えてい留学に行きたい ・初めての留学で日本人がある程度いる環境の方が安心する ・綺麗な海が好き、マリンアクティビティが好き ・冒険的な留学がしたい |
私のように留学経験が初めての人でも、とても楽しく、最高の留学経験をさせてくれたのがフィジーでした!迷われている方はぜひこれを機に考えてみて欲しいです!
フィジー留学に関することはこちらの記事でも書いてます!
他にも留学に関する情報をアップしています!ぜひご覧ください〜!
https://gakusei-kichi.com/?p=62665