全てがめまぐるしく変わった4月。気づけばあっという間に5月とご対面。
多くの大学生が一度は経験する「サークル」
・交流するきっかけとして利用した人
・就活への漠然とした不安から何となく入った人
など色々な背景、目的があるものの…
この時期の特に1年生は、「入るサークル間違えたかも」と思うものです。早すぎるんだけど、なんか違うかもと思ってしまいもう既に行きにくい…
でも大丈夫。大抵の人は1度くらい辞めたいと思っています。
現在大学3年、2つのサークルを入学以来ずっと続けている私も、大学1年の頃に辞めたいと思っていました。そこで、辞めたいことに共感しつつ、続けるか辞めるかをどこで判断するかの参考になるような記事をお届けします。ぜひご活用ください!
目次
サークルを辞めたくなるよくある理由
・「やりたいことと違った」
・「ノリが合わない」
・孤立を感じる
・時間の無駄に思える
一気にキャンパスライフを駆け抜けた4月の忙しさから一変、少しゆとりを持てるようになったGW中、「サークル」について考え始める人もいますよね。
①やりたいことと違う
サークルを辞めたいと思う理由の一つは「やりたいことと違った」です。
例えば、大学ではしっかりとスポーツに向き合いたいという人が、みんなで緩く楽しく練習しよう~!というサークルに入ってしまっては「合わない」と感じて当たり前です。
反対に、今までやってこなかったけど運動不足解消にサークルを活用したい!と思っている人が、週5、6練習があるサークル、部活についていくのは大変です。
これくらい極端でなくとも、ボランティアをやりたいと思って入ったけどボランティア観が異なるとか、説明会で聞いていた話と違うとか色々ありますよね。
②ノリが合わない
2つ目の理由は、「ノリが合わない」です。
自分としては大学の勉強を第一に考えたいのに、サークルに行けば代返をお願いされたり、カモ授業(簡単な授業)ばかり教えられたり…。はたまた飲みサーだったり、上下関係が厳しすぎてサークルの活動よりも雑務に追われたり…。
③孤立している
3つ目の理由は、学部学科が違ったり、インカレサークルだから自分だけ外部校出身だったりして、「他の人と上手く関係を築けず孤独を感じてしまう」です。
既に先輩と仲の良い同期と自分を比較して疎外感を感じてしまったり、同期の中でもグループが形成されていて、その輪の中に入りづらかったりして苦しいと思う人もいるでしょう。
④時間の無駄に思える
4つ目は、「この時間、無駄じゃない??」と焦ったり違和感を感じたりしてしまうことです。
私はこれでした。自分の中でこのサークルに入ったらこんなことをしたい、あれに挑戦したいと思って入ったのに、同期との熱量の差やグループ会議の時に発言権があまりなかったりすることから「この時間無駄じゃない?」と思っていました。
この時間バイトをしていたら、もっと生活が苦しくないのに。自分の意見を言えない、言っても通らないなら行く意味なくない?と思ってしまっていました。
今思えば、足並みを揃えるために必要な時間だったし、入ってそうそうの新入生の意見を取り入れることほど難しいものはないと理解できますが、当時は悩みすぎてドツボにハマっていました。
私が辞めずに続けた理由
-「合わない」と思いながらも、なぜ2年続いたのか?
理由は単純で、辞めるのがもったいないと思ったから!辞める勇気がなかったから!
入って数回しか参加していないのに、それだけで全部わかった気になるのは失礼だと思ったし、短絡的に辞めると決めつけるのではなく色々な人に相談する選択を取ったからです。
ボランティアサークルに入っていたので、ボランティア観が違う、これはどうなのか疑問に思うという話を教授に聞いてもらい、アドバイスをいただいたり。
話しやすそうな先輩に声をかけて、自分の思っていることを素直に伝えてみたり。
自分も知る努力をしないといけないし、相手にも知ってもらう努力をしないと理解しあうことは難しいと思います。
なかなか意見を出せなくて苦しかったこともあったけど、とあるMTGで初めて自分の意見がいいね!と評価してもらえたときは嬉しかったし、優秀すぎる同期と比べて落ち込むことがあったけど、その同期と仲を深めることで比べて落ち込む➡尊敬に気持ちを切り替えることができました。
つまり、①時間が解決してくれた、②自己開示によってほどよい距離感を掴めるようになったことで今まで続けることができました。
他にも、サークルとの関わり方を変えて一歩引いて考えてみたり、先輩や他のサークルの子に話を聞いてもらって視野を広げたりすることも有効でしょう。
あとはバイト・その他の子との交流などサークル以外のコミュニティを持つことも、苦しいとき一時避難できる場所を確保することにつながるのでオススメです!
辞めてもいい。続けてもいい。大事なのは「選び方」
-判断軸:「逃げ」じゃなく「選択」にするために
大事なのは、「辞めたい」と思っている気持ちを細分化して、本当の理由を探ること。
疲れから何となく辞めたいと思っているのか、理想と現実のギャップで辞めたいと思っているのか、体力的にしんどくて辞めたいのか。
「辞めたい」をもう少し深掘りすることで、辞めるか続けるか決める軸を見つけることができるでしょう。
以下に4つの質問を用意したので、答えてみてください。
質問1「今やめたら後悔する?」と自分に問いかけてみる
・”今”すぐに辞めるべきなのかな
・後悔するとしたら何に後悔するのだろう?
・辞めて気まずくなるくらいなら続けた方がストレスじゃないかも など
質問2「それは一時の感情?それともずーっと続く価値観のズレ?」
・そもそもサークルに求めていることが他の人と違うのかな?
・自分はサークルにどれだけの時間とお金と労力をかけられるのかな?
・バイトや学業、恋愛に旅行と比較して、サークルはどの程度やりたいことなんだろう?
・苦手な人はなんで苦手なんだろう?勘違いしていることはないかな?
・自分のやりたいことは3年になってもできないことなの?
質問3「もし辞めたら、その時間他に何をしたい?」
・辞めても居場所はいくらでもあるけど、何をしたい?
・サークルの時間を他に充てるなら何に挑戦したい?
・サークルに入ってない人もいるけど、自分も辞めていいのでは?
質問4「サークルを続けるなら、関わり方はどうしたい?」
・時期によって注力するものを変えてもOK!
・サークルによっては一時お休みもできる
・自分が得意なことを担当できないか交渉してみる
辞めても、続けても、関わり方を変えても大丈夫!辞めたいという感情に支配されて苦しくなる前に、自分はどうしたいか、なんで辞めたいのか考えてみるのもいいかも!
まとめ
辞めてもOK。続けてもOK。自由だからこそのサークル。
どんな選択を取ったとしても「自分が納得できるかどうか」は大事な判断軸にしてください。サークルを辞めたら、ダメな人という烙印が押されるわけではないです。
自分に合わないものを見つけられたというポジティブな側面もあるから、安心して!好きなものも嫌いなものもわからない人より、嫌いなこと、苦手なことがはっきりしている人の方が次に選択が必要な時に悩まないよ~!と先輩としてアドバイスさせてください:)
誰かに相談してみてもよし、この記事を通して決心が付いたなら辞めてもよし。長いようで短い4年間の大学生活を存分に楽しむために、サークルとの付き合い方を見直してみてください!
筆者情報