皆さん、こんにちは!ガクセイ基地のノドカです🌞
早速ですがあなたに質問です。
観光客としての視点で、自分の地元を探索してみたことはありますか?
「ある!」という方、なかなか少ないのではないかと思います。
「地元=日常生活を送る場所」というイメージも強いので、観光という視点で地元を見つめるってなかなかできませんよね。
少なくとも、私は地元で生活していたころ、慣れ親しんだ土地について観光の視点から考えたことはありませんでした。
そんな私だったのですが、今年の夏(この記事を執筆しているつい1週間ほど前)初めて、「地元を観光の視点から捉える」という経験をしました。
大学の友人たち(皆関東出身)と観光客として地元を巡ってみたんです。
「観光でここにやってくる人はこんなところに不便さを感じるのか!!」と新たな発見があったり、
「普段都会で生活している人は田舎のこんなところに癒しを感じるのか…」としみじみ感じたり…。
予想通りのことや予想外のこと。
今回の記事では、そんなたくさんの発見についてお話ししようと思います!
目次
1. 私の地元、奄美大島について
はじめに、少し私の地元についてご紹介します!
私の地元は奄美大島という南の離島です。地理的な位置(鹿児島より沖縄に近い)ので、
「沖縄?」と聞かれることも多いのですが、鹿児島県に属しています。
美しい自然を持つ島で、世界自然遺産にも登録されている山々には貴重な動植物が生息しています。その生態系の豊かさから「東洋のガラパゴス」と呼ばれることもあります。
文化面では、鹿児島とも沖縄とも異なる独特の文化を形成しています。
もっと奄美について知りたい人はこちら
2. 発見、奄美の良さ
まずは、奄美の良さから!!
①フレンドリーな人が多い
一緒に奄美を巡った友人たちが何度か呟いていた言葉。
それが「優しい人が多いねー」です。
基本知らない人同士での会話でも敬語はなし!(笑)
「あれ、この人知り合いだったっけ?」と思うくらい、皆自然に話しかけてきます。
マングローブのカヌー体験に行った際も、ガイドのおじちゃんたちが気さくに話しかけてきてくれました。
【私】手を挙げる
何だろう、島のおじちゃん・おばちゃんのコミュ力には頭が上がりませんね(笑)
わざとらしさはなく、自然にさらっと会話をつなげていきます。
ちなみにこのガイドのおじちゃんには帰り際、
「美人の友達ばっかりだがねー。東京でカヌーの宣伝してね」とちゃっかり宣伝のお願いをされました(笑)
フレンドリーに感じるのは、方言の可愛らしさもあるのかしら??
↑この写真は黒潮の森マングローブパークのガイドさんが撮影してくれました!
②なんか…全部鮮やか
山や海が綺麗。特に海の透明度は本当に美しい。
ということは言わずもがな、私も気づいています。
私が驚いたのは、東京出身の友人のこの一言です。
「なんか、どこを撮っても色が濃いね」
今まで気にしたことなかったけど…言われてみると確かにそうかも!!
山の緑も濃い、海の青も空の青も濃い。南国らしい、色鮮やかな景色が続いています。
山や海の色が濃いのはなんとなくわかるけど…空の色が濃く感じるのはなぜ???
すみません、奄美生まれ奄美育ちの私にもわかりません(笑)
↑ 言われてみると色素濃いめな気がする写真たち(撮影:大浜海浜公園)
③バスの到着時刻ぴったりすぎ
これは私が上京してから実感したことなのですが、奄美のバスの時間の正確さはやばいです!
人の往来が多いせいでしょうか、東京のバスを利用するとき、バスが時刻表の時刻ぴったりにバス停に現れることはほぼありません。(私だけ?)
ですが、奄美を走る「島バス」はまじで時刻表通りにバス停にやってきます。
バス停に到着するのが1分遅れてしまえば、100%バスには乗れません。
逆にそんなときにバスに乗車できたとしたら、それは本当にラッキーです。
バス時刻通り到着
というやり取りが何度かありました(笑)
3.あれ、奄美のここはちょっと不便かも…
①公共交通機関、交通系ICが使えない
奄美大島における公共交通機関はバスのみ。そして、このバスでの支払方法は現金のみ。
加えて、バス内で両替できるのは1000円札・500円玉・100円玉・50円玉のみです。
10000円札・5000円札の両替はできません。
そして、2024年8月21日時点では新札の両替もできませんでした。
交通系ICが使えない環境に初めて来た友人たちは
「え、PASMO使えないのっ??」とびっくり。
「奄美では交通系IC使えないから、バス用の現金持ってきてね~!」と言っておくべきだったと後悔しました。
ピッとするだけで必要な分を払うことができる交通系ICの便利さ…。
奄美も導入すればいいのに…。でも電車通ってないしなぁ…。
と思う今日この頃です。
②奄美の22時は東京の深夜3時?!
奄美の22時、もうバスも走っていません。
盛り上がっているのは市街地にある飲み屋街のみ。コンビニも少ないので、町にはちらちらと街灯の灯がともっています。
うーん。結構暗いかも!!
人通りも全くと言っていいほどないので、夜の一人歩きはおすすめしません。
22時の奄美を見て…
友人は「夜中の3時みたい」と言い放ちました!!(笑)
私も東京でなら22時過ぎに駅から自宅まで歩いて帰宅することもありますが、奄美で22時に一人で夜道を歩くのは怖いかも。
「奄美の夜は寝る時間」かもしれません。
とはいっても、20時が最終バスなのはちょっと不便ですね。
4.奄美大島。総じて、いいところ!!
友人たちには
「思ってたより、暮らしやすそう。スーパーもあるし、コンビニもあるし」
と言われました。
そう、その通り!!納得しました。
娯楽を求めなければ暮らしやすい島なんです。
大きい病院もあるし、学校もあるし、決して多くはないけど少なくもない人もいるし…。
それと同時に、友人の言葉を聞いて、
「でも…刺激がまったくない!!」とむずむずしていた幼い頃の気持ちを思い出しました。
何にもなくて、でもあったかい人がいて、色鮮やかな自然がある。
上京して、都会生まれ都会育ちの友人たちと巡ったからこそわかる奄美大島の魅力がありました。
私の故郷、奄美大島。総じて、いいところです!!
ホッと一息つきたい人にはぴったりの場所かもしれません。
ぜひ一度は訪れてみてくださいね〜!!
奄美大島の高校生活について知りたい人はこちら