こんにちは〜!ガクセイ基地のまなみです。
8月になり、課題も落ち着き本格的に夏休みが始まった人が多い時期だと思います🌻
以前こちらの記事を書くにあたって大学生といろいろ話をしていたところ、「予定がない」ことに悩む人が多いことが発覚。
やりたいこと、やらなくちゃいけないことに対してあまりにも時間が多い……
社会人には「いいな~!」と言われそうですが、大学生にとっては切実な悩みですよね🌀
そこで今日は北欧の「何もしない」文化について調べてきました!
私が去年スウェーデンの現地で体験してきたことにも触れながらまとめていきます☕
では早速!
目次
デンマーク流「何もしない」:Hygge(ヒュッゲ)
最初に紹介するのはヒュッゲ。
日本語にぴったり当てはまる言葉は存在しないデンマーク特有の単語で、「居心地がいい空間」や「楽しい時間」と訳されることが多いようです。
実は、ヒュッゲのブームは約10年前に起きています!
ヒュッゲは、コリンズ英語辞典による2016年に最も話題になった単語トップ10に
・「ブレグジット(イギリスのEU離脱)」
・「トランピズム(トランプ主義)」
といった言葉たちと一緒にランクインしています👑
そんなヒュッゲ流の居心地のいい空間づくりのポイントは、
①部屋を片付ける
コーヒーや紅茶を飲んだり、本を読むのに合っている場所を作る📚
②照明にキャンドルを使う
電気式でも問題ないそう!! 「明るすぎない」ことが大切。
③ふわっふわのブランケット
暑い?いやいや、冷房をガンガン付けた部屋の布団やブランケットに包まれることこそ至高なのです🧸
自分がどんな環境で過ごすのかって、物理的な意味でも人間関係のようなものでも、かなり体調やメンタルを左右すると思っています。
自分の部屋や家の中を居心地いい場所にすることは、病み感情を軽くするのにとても役立つのではないでしょうか。
上に挙げたような環境でお茶を楽しんだり、読書や編み物をしたり溜めていた映画やアニメを観たり……🐈
ちなみに、締め付けの無いゆったりした服装でいることも大切なんだそうです!
自分にとって一番楽で落ち着くスタイルを突き詰めましょう🍪
スウェーデン流「何もしない」:Fika(フィーカ)/Lagom(ラーゴム)
次に紹介するのは、スウェーデン流の「ほどほどに」概念のフィーカとラーゴム。
「何もしない」という概念からは逸れますが、日々を取り囲む焦燥感をぐっと減らしてくれそうな言葉たちなのでご紹介します。
1.フィーカ
「Ska vi fika?」
こちらはスウェーデン語で「お茶しない?」という意味です☕「スカヴィフィーカ?」という風に発音します。
フィーカはコーヒー休憩のことで、スウェーデンの学校や会社では10時台や15時台に行われることが多いそうです。
もちろん、家族や友人とカフェでお茶することもフィーカに当てはまります◎
北欧の長い冬、部屋にこもりきりになって精神衛生が悪化してしまうことを打破するために、人と会う口実に生まれたともされているフィーカ。
なので、誰かとのコミュニケーションが必要不可欠なんです……!!
私はスウェーデンに研修で行った際に、ウプサラ市庁舎とウプサラ大学を見学する機会がありました。
そこでウプサラ市の副市長さん、ウプサラ大学の教職員や学生の方々が私たちに「お茶にしましょう」と呼びかけてくださり、本場のフィーカを2回も楽しむことができました✨感激!!
同じ机を囲んで一緒のものを飲み食いしながら話すおかげか、場の雰囲気もかなりほぐれてリラックスして現地学生と交流できた気がします。
スウェーデンの街中も、フィーカを楽しむためかとてもカフェが多い印象を受けました!
どこかに目的があって出かけるわけでは無いけれど、連絡を取り合っていろいろなカフェを巡ったり、一緒に何か作業をしていて煮詰まったらお茶の時間を挟んだりしてもいいかもしれません✨
おまけースウェーデンの甘いもの事情
フィーカのお供と言えばシナモンロールはもちろん、
・「クラッデコーカ」と呼ばれるフォンダンショコラに似たチョコレートケーキ🍫
・プリンセスケーキ👸
・「一口糖分がほしい」というときにピッタリな小さめのクッキー🍪
などなど……。
挙げるのにキリがないほど種類があります。笑
また、欠かしてはいけないのはだいたいクリスマスの翌日からイースター辺りまで楽しまれる「セムラ」の存在🥚🌼
スウェーデンの国民的スイーツでもあり、春を迎える季節の象徴ともされています🌞
日本も桜もちが出回ると春を実感しませんか……?
見た目はかなりシュークリームに近いのですが、セムラを形作るのはパンと生クリームとアーモンドペーストです。スイーツというか菓子パン?
少し前に流行ったマリトッツォはイタリアのお菓子で、セムラとも若干材料が異なります🤔
日本国内にあるスウェーデン料理屋さんやイケアでも、セムラシーズンになると取り扱われていることが多いのでぜひチェックしてみてください🫡
2.ラーゴム
ラーゴムは Laget om(ラーゲト オム)という言葉が短くなって生まれた単語です。
直訳すると「適度な」「適量な」という意味。日本の競走馬の名前にもなっているそうでびっくり。
スウェーデンには、かつてヴァイキングと呼ばれる民族集団が船で交易や侵略を行っていた歴史があります🚢🏴
そんなヴァイキングたちによる、食べ物や飲み物を「自分に必要な分だけ飲み食いする」という習慣がラーゴムのもとになっているのだそう。
日本で言うと腹八分目の概念に近いですね🥢
そんな「ほどほどに・ちょうどいい」マインドを心に留めておくだけで、日々の生活からいい意味で力が抜ける気がします☕
食事の制限をし過ぎていないか、予定を詰め込みすぎていないか、自分に厳しすぎる瞬間はないか、人間関係で無理をしていないか、などなど📅
情報が溢れかえる世の中で、つい「こうすべき」とか「理想の」過ごし方に執着してしまいそうになりますが、身の丈に合った生活ってめちゃくちゃ大切です。
いきなり生活習慣を全部変えたり予定をキャンセルしたりすることは現実的ではありません。
なので、今の生活が自分にとって「ちょうどいいのか」を振り返るだけでも十分だと思います!
少し先のことを考える時間があるなら、4月に組むだけ組んでおいた後期の履修計画はそのままでも大丈夫そうか考えてみてもいいかもしれませんね。
「いけるでしょ!」は大抵いけないので。
それも人生🎵
まとめ:「何もしない」をする
ここまでデンマークとスウェーデン、それぞれの日常の息抜きの仕方や考え方について紹介してきました🥄
暇で病んだり虚無になったりしてしまう皆さんは多分とことん真面目で、毎日のいろんなことで手を抜くことが苦手なのではないかと思うのですが、どうでしょうか……!!
毎日活動的に動く中で、ひたすらYouTube観たりネトフリ周回したりアイス食べる日があっても全然いいと思うんです。そうしないとやっていられない日だってある!
その中でたまたま見つけた作品や活動者さんの存在が後に自分のメンタルをめちゃくちゃ支えてくれるようになるかもしれない。食べたアイスは幸せを保障するし。
単純に「暇」な時間を「映画観る日」、「断捨離する日」、「アイスいっぱい食べる日」に格上げして毎日をちょっとずつ楽しんでいきましょう👯♀️
もちろん、「ガクセイ基地」の記事巡りもおすすめです🌟
それでは!
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