最近、よく耳にする「CSR活動」という言葉。
よく「社会貢献活動」と訳されますが、抽象的でわかりにくいですよね。
また、CSR=ボランティア活動と誤解されることもしばしば。
今回は、CSR活動について猿でもわかるようにご説明いたします!
目次
そもそも“CSR”って何の略?
“CSR”とは、Corporate Social Responsibilityの略です。
直訳すると、「企業の社会的責任」となります。
これを踏まえ、CSR活動は
“企業の社会的責任を意識した活動”
と一般的に定義されています。
「企業の社会的責任を意識した活動」…?
抽象的でわかりにくいですよね。
一体どういうことなのでしょうか。
わかりやすくするために、
① 誰のために
② 何をするか
という2軸で見ていきましょう。
① 誰のために
CSR活動の対象は、ステークホルダー(利害関係者)です。
具体的には、従業員、顧客、取引先、仕入先、消費者、株主、地域社会、自治体etc…
つまり、企業の活動に関わる人すべてを指します。
企業は、これらステークホルダー(企業の活動に関わる人すべて)への利益還元と信頼関係の構築を目的に、様々なCSR活動を行います。
あるいは、これらステークホルダーと企業の属する”社会全体”を対象とするCSR活動もあります。
② 何をするか
ステークホルダーにも様々な人がいるため、
「何をするか」は「誰を対象とするか」によって異なります。
例えば、CSR活動の代表格であるIR(*1)は投資家を対象に、雇用創出は地域社会を対象に、行われています。
また、社員を対象とした働きやすい環境作りも、CSR活動に含まれるのです。
さらに、社会全体を対象とすると、環境問題に対する取り組みや、教育支援活動などもCSR活動の一環となります。
まとめ
少しイメージは膨らんだでしょうか?
CSR活動が、単なるボランティア活動でないことも、おわかりいただけたかと思います。
要するに、CSR活動とは
「企業がお世話になっている人すべてに自分たちの利益を還元し、信頼関係を築くための様々な取り組み」
を指すんですね。
参考文献:
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