みなさんこんにちは!ガクセイ基地のエイトです。今回は、芸術の秋ということで僕が訪れたことのある建築形美術館と、訪れてみたい美術館、企画展等について紹介していきたいと思います!
目次
①寺田倉庫
寺田倉庫は、天王洲アイル駅にある美術館倉庫であり、実に様々な芸術作品が保存されています。常設展である建築模型の展示と、企画展では構造力学をもとに考えられた5重の塔や橋などの木で作られた模型が展示されていました。建築倉庫にある模型の数は実に多く、大小様々なスケールの作品や、最新のコンペで入賞した作品の建築模型が多く展示されていました。さらに、構造力学関係では、「さまざまな日常物が本当にその構造で良いのか」を考察する展示が行われていました。五重塔の真ん中の巨大な一本木とその周りの特殊な木の組み方によって揺れを吸収する仕組みはよく知しられているかもしれません。他にも斬新な分野にも建築の構造力学の観点は取り入れられています。例えば、宇宙船の形を構造力学的に最適な形にすることです。実際に高度な知能を持っている宇宙人がいるとしたら、こんな形の宇宙船を作るのではないかといろんな方法でみなさんも考えてみてくださいね。
現在の特別展示では、諏訪敦さんの「君は美しい」展が展示されているそうです。諏訪淳さんの作品は、人間の極限状態を、写実的に描写したものが多く、人の死生観というものを非常に強く表したものと言えます。そちらも合わせて訪れてみてください。
②練馬区立美術館
練馬区立美術館は、練馬区にある美術館で、去年の平田晃久さんの人間の波打ちぎわという展示会に行きました。平田さんの作る、波のようにその建造物とそこを使う人々の境界を緩やかに繋いでいく建築に圧倒されました。平田さんにとって建築は生き物であり、新しい建築の形というものを学ぶことができました。人間の生活と建物の境界を設計することが、本当の作り方だと僕は考えます。僕も、建築のデザインにとても興味があるので、初心者から始められるソフトがあればいいなぁなんて考えています!
③自身が最近興味のあるアーティスト
オルファー エリアソンについて
僕が最近気になっているアーティストであり、2024年には日本で個展が行われていました。オルファー エリアソンさんのアトリエでは、アーティストがいるだけではなく、エンジニア等他の分野に精通した職業の方とともに作品を生み出しています。今グローバル社会といっても職業ごとのコミュニティから抜け出して生まれるアート作品はまだ多くありません。僕はアートはアイデアだと考えています。だからこそ、さまざまな人々の共創で新しいものが作れる環境が今よりずっと多く簡単に生まれていけばいいなと考えました!
④寺田倉庫企画展
(一年前に訪れたときの内容になっています)
最後に、寺田倉庫に一年前に訪れた時に、非常に面白い企画展をやっていたので紹介させてください!企画展は、主に構造家の形の作品が多く展示されていました。構造家というのは、わかりやすくいうと、日常物のその形が本当に最適かどうかを吟味する職業のことです。構造力学は、一見建築的な側面を多く持っているように見られがちですが、これが宇宙産業と繋がっているから、また面白いと思います!例えば、月に宇宙船が着陸した後に、居住場所を組み立てますよね。この時の居住モジュールというものの最適な構造は、どのようにするのが良いか。ここで、構造家の出番です。ロケットの格納庫に、このモジュールを格納しなければいけないので、ペットボトルを上からまっすぐ力を加えて潰した時のような形にすることで、効率よく収納することができます。これが、紙とかといった伸縮性に富んだ素材なら良いわけですが、宇宙の極限環境下で耐えうる材質というのは、アルミニウムといった金属になってきます。これを収納するには、計画的に構造を設計しなければなりません。このように、宇宙建築というものも、まだまだ奥が深い成長産業と言えるのではないでしょうか。僕も構造力学に興味が出てきたので、とっつきやすいテンセグリティテーブルから学んでいきたいなと思います。テンセグリティテーブルとは、テーブル板自体の重力と、張力の釣り合いによって梁いらずで作られたテーブルのことです!みなさんも調べてみてくださいね!
いかがだったでしょうか?みなさんも建築やアートに興味が出てきたのではないでしょうか?他にもアートイベントがたくさんあると思うので是非訪れてみてくださいね。
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