こんにちは!ガクセイ基地です。
本記事では、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の実現を目指す、ディーセントワーク・ラボについてご紹介します。
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目次
ディーセント・ワークとは
では、そもそも「ディーセント・ワーク」とは一体どのような仕事のことなのでしょう。
ディーセント・ワーク(Decent Work)は、「働きがいのある人間らしい仕事」と訳すことができます。
実はこのディーセント・ワーク、近頃様々な場で耳にする「SDGs」において明記されている言葉なんです。
ディーセント・ワークが登場するのはSDGsの8番目、「働きがいも経済成長も」。
この目標のターゲットとして「働きがいのある人間らしい仕事を増やしたり、会社を始めたり、新しいことを始めたりすることを助ける政策をすすめる。特に、中小規模の会社の設立や成長を応援する」ことが挙げられています。
では、この「働きがいのある人間らしい仕事」とは一体どんな仕事なのでしょう。
それは働くことで賃金がもらえるのはもちろん、誰かの役に立っていると感じたり、人からありがとうと言われたりする仕事。
働くことで得られる賃金と、働く喜びや働きがいが両立すること。そして、家族も含めて社会保障が充実していること。それらによってディーセント・ワークが実現するのです。
ディーセントワーク・ラボとは
ディーセントワーク・ラボは、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の実現を目指し活動されている事業者さまです。
ディーセントワーク・ラボが行っているのは、大きく分けて3つの活動です。
①ソーシャルワーカー…実際の現場に行き、障がいのある方とその方を取り巻く環境がもつ強みを、周囲の方と共に見つけ、活かす方法を提案する。
②コンサルタント…もう1つは、障がい者雇用をきっかけにして、最終的には組織や職場環境を変革する仕組みづくりやCSV、SDGsにつながる障がい者雇用の戦略立案を行う。
③研究者…専門家としての知識や現場での知見、教育機関や多分野との繋がりを活かしあらゆる人にとっての「ディーセント・ワーク」を追求し、発信する。
これら3つの活動を通して、「ディーセント・ワーク」の実現に向けて尽力されています。
目指す「障がい者雇用像」
ディーセントワーク・ラボが目指すのは、強みを活かしたポジティブな障がい者雇用。
人間は誰しも得意なこと(凸)と不得意なこと(凹)を持ち合わせています。その差が大きいのが「障がい」という言葉で表されています。
ディーセントワーク・ラボが目指すのは、不得意な部分(凹)に着目するのではなく、得意な部分(凸)に注目した雇用。
不得意な部分(凹)は他の人の得意な部分(凸)で補おう、という考え方です。
ここでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、この考え方は障がい者雇用に限ったものではなく、すべての人の雇用にとって重要なものです。
その重要性が高い障がい者雇用を見直すことで、すべての人の雇用の理想に近づいていけるのではないでしょうか?
おわりに
ディーセント・ワークという言葉を初めて知った方も、知っていたよという方も、この記事が雇用・障がいについて考えるきっかけになってくれると嬉しいです。










