食品業界

【インタビュー】味の素に聞く!”Cook Do”誰でも美味しく手軽に!食卓を彩る調味料に込められた想い

皆さんこんにちは~!ガクセイ基地のまなみです🥢

大学を卒業するまでに叶えたい、私が密かに抱えている野望― 自炊をできるようになりたい

自分で自分の胃袋を満たせるようになる、ゆくゆくは他の誰かのためにご飯を作れるようになることって、一種の成長の到達点ではないか?と考える今日この頃。でも、私は悲しいことに周りの人を困惑させてしまうほどに壊滅的なぶきっちょ。

簡単に作れて、おかわりもたくさんしたくなるような美味しさが保障されていて、出来れば栄養のバランスもいい感じに摂れる、そういう料理ができたらなぁ…
まなみ(筆者)
まなみ(筆者)
そういえば、私がピーマンとかナスとかの強敵認定されがちな野菜たちを比較的小さいころから食べられていたのってなんでだろう………?
まなみ(筆者)
まなみ(筆者)

いろいろと考えた結果。私が辿り着いた答えは、昔から我が家の食卓の覇権を握っていた「Cook Do」シリーズ青椒肉絲麻婆茄子回鍋肉など、いろいろな料理を大皿を親や兄弟と囲んで半分競いながら食べて、おかわりのしすぎで炊飯器が空になって母親が困ってしまうことが多かった、中華調味料の王道街道―!

その美味しさのこだわりや、調理のしやすさについて突き詰めた工夫について、ぜひ一度お話を伺いたい…!そこで、「Cook Do」シリーズを世に送り出している味の素株式会社に取材をしてきました!

シリーズの軌跡や、製品開発にあたってのこだわりなど、様々な角度からお話を伺っています。

では早速!

今回お話を伺ったのは……🎤
浅生 博信様

現在「Cook Do」メニュー用中華合わせ調味料の開発マーケティングに従事。新商品の企画・開発や顧客向けコミュニケーションを担当。これまでのキャリアは、関西エリアでの家庭用商品営業6年、家庭用商品の開発・販売マーケティング7年で、うち2年は新領域グループで新たな価値創出に取り組み、その後約5年間「Cook Do」シリーズのマーケティングを担っている。


「Cook Do」の軌跡―家庭で本格中華を、手軽に美味しく

社内イベントでの浅生様

―本日はよろしくお願いいたします!浅生様は「Cook Do」シリーズの開発にどのくらい関わってこられたのでしょうか。その中でも、特に印象に残っている製品や企画についても伺いたいです。

「Cook Do」シリーズには、メニュー専用調味料以外にもオイスターソース、豆板醤、コチュジャン等の汎用中華調味料もあり、そちらを4年間。回鍋肉や青椒肉絲等のメニュー専用調味料を1年間担当しています。

特に印象に残っているのは、「Cook Do」オイスターソースを多くのご家庭で手軽に使ってもらうことを目指して、混沌(カオス)ソーメンという新メニューを考案し、渋谷でポップアップ店舗展開と共に世の中に発信したことです。

↑混沌(カオス)ソーメン
これからやって来る夏にぴったり☀️

また「Cook Do」極(プレミアム)シリーズの開発も印象的です。もともと家族皆の抜群のおいしさを追求してきた「Cook Do」シリーズの中で、大人が驚き、感動することだけを考えて商品開発をしました。社内の試作品確認の中でも、毎回「ここまで辛くて大丈夫かな……」や「これは癖があり過ぎるかな……」などの心配の声も上がる程、突き抜けた品質を追求しました。

↑「Cook Do」極(プレミアム)シリーズの商品たち

―ありがとうございます。半世紀近くの歴史を持つ「Cook Do」シリーズの軌跡も追っていきたいと思います。改めて、「Cook Do」が1978年に誕生した背景やきっかけを教えてください!

「Cook Do」は当時まだまだ家庭料理としては普及していなかった中華料理を、手軽に家庭で作ることが出来、より家族で囲む食卓を豊かにしたいという想いで発売しました。「Cook Do」は、レトルトの中でも特に家庭での料理体験を豊かにする存在として、食文化に影響を与えました。

― 今更…!という質問で恐縮なのですが、改めて「Cook Do」の名前の由来を教えていただけますか?

「Do Cook Yourself(手作りしましょう)」を馴染みやすくアレンジし、「Cook Do」と名づけられました。単に簡便に中華料理が作れるというだけでなく、料理を楽しむことを促すメッセージを込めております。

↑1978年のシリーズ発売当時から愛され続ける回鍋肉
当時のキャッチコピーは「Cook Doしましょう」だった🥢

―1970年代はレトルト食品やインスタント食品が普及した時代だと伺っています。その中でも、「Cook Do」はどのように差別化を図ったのでしょうか。

1970年代は、日本でレトルト食品が盛んに発売され始めた時期で、食の利便性が注目されるようになりました。その中で「Cook Do」は3つの点で差別化を図りました。

 一つ目は、「本格中華の再現」という点です。「Cook Do」は、家庭で本格的な中華料理を簡単に再現できる調味料として登場しました。当時、中華料理は人気がありましたが、専門的な調味料が手に入りにくく、家庭で本格的な味を出すのは難しかったため、「Cook Do」はそのニーズに応える形で開発されました。

「かける」「煮る」など幅広く調理で使用できる
オイスターソース。
筆者(まなみ)は卵かけご飯に
醤油代わりにかけるのにドハマり中😌

二つ目は、「Cook Do」が用途別調味料の先駆けになったという点です。「Cook Do」は、用途別調味料の一つとして、特定の料理に特化した調味料を提供しました。これは、従来の調味料とは異なり、特定のメニューを簡単に作れるという利便性を家庭に提供しました。

三つ目は、ブランドの信頼性です。味の素株式会社のブランド力を活かし、品質と信頼性を兼ね備えた商品として市場に受け入れられました。また、既存発売商品で築き上げてきた流通力を活かして広く普及し、家庭での中華料理の幅を広げました。

「Cook Do」が挑む社会課題―美味しく持続的に、食卓を豊かに

―味の素株式会社でのASV経営は「事業を通じた社会課題の解決」を重視していると伺っています。「Cook Do」では、どのような社会課題に取り組んできたのか教えてください!

家庭での本格中華料理の再現中華料理は人気がありながら、家庭で本格的な味を再現するのが難しいという課題がありました。「Cook Do」は、専門的な調味料を使う本格的な中華料理を家庭で簡単に作れるようにし、料理の幅を広げました。

調理の簡便化忙しい家庭において、手間をかけずに美味しい料理を作ることが求められていました。「Cook Do」は、調理時間を短縮し、簡単に美味しい料理を作れるようにすることで、家庭の負担を軽減しました。

食材の利用促進・調理スキルアップへの貢献「Cook Do」は、特定の食材を使ったメニューを提案することで、食材の利用を促進しました。(例.キャベツを使用したメニュー=回鍋肉、ピーマンを使用したメニュー=青椒肉絲のように)これにより、消費者は新しい食材の使い方を学び、食材の消費が促進されました。またCook Doを機会に、料理にチャレンジするという動きもあり、「Cook Do」の裏面に沿って、料理の基本を学べるといった影響もありました。

↑「Cook Do」シリーズで愛されている青椒肉絲
15分程度で簡単に調理ができるそう🫑

―健康志向の高まりや環境配慮のニーズに対し、「Cook Do」はどのように応えてきましたか?

まずは「Cook Do」が目指してきたのは、家族皆で抜群においしい中華料理が食べられることであり、長年追求してきました。

近年では「Cook Do」が幅広い年代の多くのお客様に使用いただくようになり、社会全体としても健康志向の高まりも顕著になってきた中で、2022年春季に「おいしさはそのままに、塩分相当量を減らす」品質改訂を行いました。

また環境配慮の観点では、商品だけでなく、商品を製造する過程から含めて様々な取り組みを行ってきました。例を三つほど挙げると、

一つ目は製造プロセスの効率化です。製造プロセスにおいて、エネルギー効率を高めるための技術的な改善を行い、環境負荷を低減する努力を続けています。(例:単位時間あたりの生産数量の最大化、ロスの最小化)また、レトルトの設定にもこだわりがあります。美味しい品質が長く保てるような温度、時間を設定し、賞味期限切れすなわち廃棄減少に繋がるよう取り組んでいます。

二つ目は持続可能な原材料の使用です。持続可能な原材料の調達を進め、環境に優しい製品作りを目指しています。また地元の食材を活用することや、環境に配慮した農業方法で生産された原材料を選ぶことが含まれます。

三つ目はリサイクルの促進です。個箱のリサイクルを推奨しており、消費者に対してリサイクルの重要性を会社全体としても啓発しています。

↑2010年秋から表示されている、
味の素株式会社独自の環境マーク・「味なエコ」マーク

選べる「美味しい」、誰でも簡単に!「Cook Do」シリーズ開発のポイント

―「Cook Do」シリーズの製品の開発プロセスを教えてください。素材選びや調理法の再現には、どのような工夫やこだわりが込められているのでしょうか。

大枠のプロセスとしては、「コンセプトの立案」→「コンセプトの魅力度の調査」→「試作品の作成」→「試作品の魅力度の調査・アップデートの繰り返し」→「レシピ確定」→「工場製造テスト」→「発売」です。

メニューに使用する素材選びや調理方法については、“極力安価に抑えることが出来る”“極力手間がかかり過ぎない”ことを重視しつつ、それぞれのターゲットや品種に応じた抜群のおいしさに繋がるように工夫しています。

―家庭の調理器具や調理環境の違いに対応するための工夫には、どのようなものがありますか?

あらゆる調理器具、調理環境を想定して、研究所での調理テストを繰り返しています。例えば、電子レンジは研究所の試作品開発室に、大きさやワット数、機種の違いで7個以上あります。

―麻婆豆腐や回鍋肉など、地域ごとの味を再現したラインナップの広さに込めたこだわりは何ですか?開発時の難しさについても伺いたいです。

「Cook Do」自体、忙しく働く調理者に、省手間で家族が喜ぶ抜群においしい中華料理が作れることを可能にしています。中華料理には様々なメニューがありますが、「Cook Do」からも様々なメニューを揃えることで、365日ある食事作りの担い手の方々に、選ぶ楽しさやレパートリーを提供することを大事にしています。

「広東式」と「四川式」が揃った麻婆豆腐
まろやかさや香ばしさをそれぞれで実現している

―「干焼蝦仁」など、一般的には馴染みが薄い料理を展開する理由や狙いを教えてください。新しいメニューを追加する際の基準やプロセスはどのようなものですか?

新しいメニューを開発する時に気を付けている事は、あまりにマニアックすぎたり、聞きなれないメニューにしすぎないことです。名前を聞き、料理の出来上がりを想像したときに味のイメージが湧かないメニューだと、食卓に出す際に家族に喜んでもらえない…といった調理者の不安につながる可能性がある為です。この辺りは新しい商品を開発する上で難しいことの一つです。

メニュー名は干焼蝦仁(カンシャオシャーレン)、麻婆茄子(マーボーチェズ)のように、本場を意識した名称や読み方であることを大事にしています。

漢字が並ぶ名称は、定着するまでは分かりにくいというデメリットがある反面、本格感を感じて試してみたいという欲求をくすぐるメリットもあります。例えば、<豚肉とピーマンの中華炒め>よりも<青椒肉絲>の方が本格感を感じられやすいですよね。

―確かに。本場の独特の発音に引き付けられますし、「本物」を食べている感じがします……!

最初は回鍋肉も青椒肉絲も日本国民は読めない人が多かったことは事実ですが、1978年の発売以降、半世紀近くかけてTVCMをはじめとする広告コミュニケーションを続けてきたことで、皆様の食卓にかなり定着してきたのではないかと思っております。

失敗知らず、野菜を主役に、食べきりサイズ―様々なニーズに応え続ける工夫とは

「Cook Do」シリーズのパッケージデザイン🌟
統一感はありつつ、それぞれの料理の個性がガツンと伝わる

―パッケージデザイン(QRコード、レシピの説明文、ビジュアル)に込めた工夫やこだわりを教えてください。

大きく3点、①圧倒的においしそうと感じるシズル ②ひと目でメニューが分かること ③安心と信頼感のある「Cook Do」ブランドであることの要素がしっかりと伝わること を重視しています。

QRコードや裏面の作り方は、初めて作る人でも迷う事なく、絶対に失敗なくおいしく作って頂けるように、誰が読んでもわかりやすい工夫をしております。

Manami’s MEMO
シズル:広告やデザインの分野で使われる言葉で、特に食品の魅力を視覚的に伝えるための表現技法のこと。肉や揚げ物がジュージュー音を立てる様や肉汁があふれる様子を表す英単語の”sizzle”に由来する。

 
―「Cook Do」は野菜をたっぷり摂れる点が魅力です。この点での開発上のこだわりや、消費者からの反響を教えてください。

肉も野菜もおいしくたっぷり食べて頂けるように製品開発をしています。

例えば青椒肉絲に使用するピーマン麻婆茄子に使用する茄子など、年齢や嗜好により好き嫌いが分かれるような素材については、「Cook Do」を使うことで美味しく食べられるようにソースの味わいを考えて設計しています。

生活者の方からは、『「Cook Do」青椒肉絲を使うとピーマン嫌いの子供がピーマンを食べてくれる」』、『「Cook Do」麻婆茄子は茄子がおいしくなるのでもりもり食べられる」』というような声を多くいただきます。

極(プレミアム)シリーズの辣香麻婆茄子🍆🍆
こっちのシリーズももりもり食べられるようになりたい……!!(Byまなみ)

―二人前用の商品は一人暮らしや少人数世帯の大学生に好評です。製品を展開するにあたっての工夫はどのようなものがありますか?

ラインナップとしては、回鍋肉、青椒肉絲、麻婆茄子、四川式麻婆豆腐、干焼蝦仁の5品種であり、3〜4人前においても人気の高く、中華料理として知名度が高い品種を揃えています。

現在はスーパーをはじめとする流通でのお取り扱いに注力しております。興味を持っていただきスーパーに買いに行ったときに、ご購入いただける状態を作ることが何より大切であると考えています。

起こせ自炊革命!大学生必見のおすすめ製品&今日からできるアレンジレシピ

―浅生様が特におすすめする「Cook Do」の製品や、個人的に好きなメニューを教えてください。

特におすすめするのは「干焼蝦仁」です。海老は、冷凍エビを使えば安価で簡単にエビチリが食べられて贅沢な気持ちになります。何よりソースが素晴らしくおいしい。トマトベースに豆板醤の辛みやにんにく・生姜等の香味野菜がコク深いのが特徴で、私のおすすめポイントです。

アレンジメニューとしては、海老の代わりに鶏もも肉を使用し、片栗粉をつけて揚げ焼きにした鶏肉と、玉ねぎ、ピーマンと炒めて鶏チリにして食べるのがおすすめです!

干焼蝦仁(カンシャオシャーレン)🦐
えびと長ねぎと片栗粉があれば約15分で調理できるそう🌟

―大学生でも簡単に試せるアレンジレシピや、意外な食材の組み合わせがあれば教えてください!

大学生はお一人暮らしをされている方も多く、キッチンはきっとそこまで広くなく、また出来るだけ洗い物もしたくないという方も多いかと思います。

そんな大学生の皆さまにぜひ試して頂きたいのは「Cook Do」青椒肉絲用を使用した肉野菜炒めです!野菜はカット野菜を使って頂くと、切る手間も省けて超簡単になります。

「Cook Do」青椒肉絲用はとても万能で、コク深いオイスターソースをベースに、3種類の醤油、香味野菜が効いた味わいとなっているので、肉と野菜をフライパン1つで炒めるだけで、超簡単に超美味しく作ることができます。ぜひ試してみてください。

「Cook Do」のこれから―食文化の多様化に挑み、日本の食卓に幸せを 

―「Cook Do」への思いと今後の展望をお聞かせください。

「Cook Do」は長年、多くのご家庭で手間なく抜群においしい中華料理を作り、家族皆が笑顔なシーンを作って来ました。これからもそのシーンは増やし続けていきたいと思っております。

さらに、昨今の食文化として日々の食事を極力スマートにタイパ・コスパよく済ませたい」と思うことが多い一方で、「たまには少し贅沢をしつつ楽しい食事をとりたい」という傾向が高まっており、ご家庭でも贅沢気分を楽しむことが出来るプレミアムな商品群が伸長しています。

「Cook Do」でプレミアム欲求にお応えできる領域に新たにチャレンジしきたいと思い、2023年に「CookDo極(プレミアム)」シリーズ」を発売したところ生活者の方からご好評いただいております。

家族皆で食べるシーンで愛される商品はもちろんのこと、社会の流れや個人の嗜好の変化に合わせて特定の領域でも愛される商品にも挑戦し、日本の食卓に幸せを増やしていきたいと思っております。

韓国料理を作るときにも使える合わせ調味料の展開も、
「Cook Do」ブランドの一つとして広がっている🏃🏻‍♀️

料理で誇りを!「Cook Do」開発者が大学生に届けたい想いと自炊の魅力

「極(プレミアム)」シリーズだけでなく「ひき肉入り」シリーズも!

―浅生様にとって「Cook Do」とはどのような存在ですか?開発者としての思いを教えてください。

「Cook Do」は常に自分をワクワクさせてくれる存在です。

「Cook Do」を使う方の多くは、裏面の材料や作り方通りに作っていただいております。

もちろんそれは「Cook Do」を美味しく食べて頂ける最適な方法なのですが、私は「Cook Do」の真の価値は、そのソースにあると思っております。ソース自体が完成されているので、多少材料を変えて作って頂いても美味しくまとまります。

私は、材料を変えて作ることがとても楽しく、一体どんなおいしさが待っているのだろう……!と想像して、自宅で日々いろんな方法で調理し、家族と一緒に食べ、楽しんでおります。 

―今後実践していきたい、新しい挑戦や企画はありますか?

あくまで私の構想ではありますが、「Cook Do」極(プレミアム)シリーズは拡大させたい想いがあります。食が多様化し、様々なおいしい食事が手軽に食べられるようになった現代においても、「Cook Do」極は、本格中華料理店に負けない味わいが家庭で手作り出来る唯一の商品である自負がありますし、お客様からも多くの要望をいただいているので、期待に応えられるよう頑張りたいです。 

主力商品では多くの方に刺さる広いニーズを捉えつつ、特定の方に向けた狭く深いニーズに刺さる商品にもチャレンジしていきたいです。

―「ガクセイ基地」の読者である大学生に向けて、「Cook Do」を活用した自炊の魅力や、食を通じて伝えたいメッセージをお願いします。

私は子どものころから料理が大好きです。料理を作る事の楽しさはもちろん、自分が作った料理を食べてくれた人に「おいしい」と言ってもらえることが心から嬉しく、何か自分が存在していることを認められているような気持ちになります。

大人になってから、自分で何かを物理的に創造し、人に評価されるという行動は、アーティストでも無い限り、ほぼないのではないかと思います。私は食事作りをそのような創造的な活動として思って貰えるような啓蒙も行っていきたいですし、私の開発する商品を通じて、家族に喜ばれ、作り手が誇らしい気持ちになってくれればこれほど嬉しいことはありません。

 ―自炊にハードルを感じる学生へのアドバイスがあれば、ぜひ教えてください!

まずは是非「Cook Do」で自炊を始めてみてくれたら嬉しいです!オススメは麻婆豆腐品種です。安価な豆腐とネギ、ひき肉だけで簡単に作る事が出来ます。

ぜひ近くのスーパーで買い求め頂き、実践してみてください。

―ありがとうございました!

「ひき肉入り」シリーズのものとも合わせて
麻婆豆腐パーティを開いて食べ比べしても楽しそう♬

味の素株式会社 公式SNS

💻味の素株式会社 公式ホームページ

🍳「Cook Do」ブランドサイト

🐔味の素株式会社 公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/ajinomoto

味の素株式会社 SNS公式アカウント一覧

編集後記

石原愛珠/Ishihara Manami小さな頃から身近な存在だった「Cook Do」シリーズについてお話を伺うことができ感無量です……!忙しい毎日を過ごす私たちにとって、いかにコスパやタイパ良く、効率よく過ごすかという基準は欠かせないものになっていると思います。ただ、ご飯を食べて味わって、ただただひたすら「おいしい」と感じる瞬間や、自分や誰かのために「何か作ろうかな」「一緒に食べたいな」と思うことは、きっと短縮されてはいけない、能率という二文字に奪われてはいけない”何か”なんだろうなぁと感じました。「Cook Do」の製品は、きっと忙しくせわしない毎日の中の、そういった彩りを守りながら、より私たちが身近に感じられるようにしてくれる、そんな存在なのだと取材を通して考えるようになりました。きっともっとこれからは、スーパーに出かけるのが楽しくなりそうです🧑🏻‍🍳

改めて、浅生様を始めとした今回のインタビューに携わってくださった皆様に心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました!

取材・執筆・編集を行いました🌟

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manami

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