メディア 企業研究

広告とは何が違う!?そんなあなたに教えます/電通パブリックリレーションズ

PRという業界をご存じですか?私たちがメディアで目にする流行やイベントは、実はこの業界から発信されているものが多いのです。
今回は、皆さんをPRの世界へご案内します。これを読めば社会の新たな見方が生まれること間違いなしです!今回取材にご協力頂いたのは、株式会社電通パブリックリレーションズさんです。
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そもそもPR会社とは何なのでしょうか。社員の方にお聞きした内容をもとに、学生にもわかりやすく説明していきます。

PR会社ってなに?

これから世に出る新商品や、企業・行政などが広めたいと思っているコンセプトや活動などを世の中に伝えるお手伝いをしている会社です。

広告代理店とはどう違うの?

大きな違いは2つあります。「ビジネスを行うフィールド」と、「情報を直に伝える対象」です。

         広告代理店   PR会社 

フィールド    広告枠     編集枠

直に伝える相手  生活者    第三者(口コミやメディアなど)

広告代理店は、基本的にテレビや新聞・ウェブサイトなどのメディアの広告枠を買って、その中で広告を作ったり告知をしていきます。しかし、PR会社は広告枠を買いません。クライアントが世に広めたい情報を、多くの人が語りたくなるように加工して広めていくのです。

つまり、メディアにお金を払って「この情報を載せて下さい」ということはしません。あくまでもPR会社が扱うのは情報で、その作りだした情報を如何にメディアや第三者に興味を持ってもらい取り上げてもらうか、を考えています。PRは、第三者の推薦をもらうために働きかける仕事なのです。

このように、PR会社では情報を生み出し取り扱う仕事をしています。

企業と広報部の違いとは?

PR会社と企業の広報部には同じ点と違う点があります。共通項は、その企業の商品のメッセージを作り上げ、それを世の中に伝える、という点です。

違うところは、広報部はそれ以外にも日々入ってくる取材依頼の対応やそのための社内調整、株主総会の対応など、プロモーション以外に多くの業務を行う必要がある点です。(※企業によって業務内容は異なります。)また、企業の広報部に行きたくても総合職という枠で採用されると、必ず広報の仕事に就けるという保証はありません。

 

それでは具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。今回はディレクション局に所属する森さん(2009年入社)にお話を伺いました。

 

どのようなお仕事をされていますか?

PR会社は、それぞれ会社によって組織体制が違います。弊社には私が所属しているディレクション局とコミュニケーションデザイン局があります。ディレクション局では、クライアントの窓口となり、依頼事項に対するコミュニケーションの全体計画をプランニングしています。

一日のスケジュールを教えて下さい。

9:30 出社(通勤中にメールのチェック)

~10:00 メールの返信

~12:00 お客様の要望に応える企画書の作成

~13:00 お昼

13:00~外出、お客様や協力会社さんとの打ち合わせ

17:00~ 会社に戻る、メールの返信や企画の練り直し

21:00 退社

1日のスケジュールはかなり流動的です。内容はもちろん違いますが、午後は外出して打ち合わせを行っていることが多いですね。

現在担当されているスターバックスさんとのお仕事のエピソードを教えて下さい。

概要:スターバックスさんとは日々様々なお仕事をさせていただいていますが、今回は去年の9月に担当させていただいたプロジェクトをご紹介します。スターバックスさんからのご依頼は、「コアであるコーヒー、中でもエスプレッソの再ブランディングをしたい」というものでした。

この企画を考える上で大切だったのが、どのようにお客様にスターバックスのエスプレッソの良さを伝えていくか、でした。エスプレッソを題材にしたドラマや小説を作る、など様々な案がでましたが、やはりお客様に直にエスプレッソを体験してもらうことが大切だと考え、エスプレッソビバレッジのみを提供する「スターバックス エスプレッソ ジャーニー」(以下、SEJ)というお店を期間限定で出店することになりました。

店舗の詳細:SEJは書斎をコンセプトとして、店内に約1万4千冊の本を並べました。本の中身は真っ白なのですが、ポイントはブックカバーにあります。この店舗で提供するエスプレッソビバレッジに合わせて9種類のブックカバーに各商品の紹介文を載せました。来店者はその紹介文を読みながら好きなビバレッジの本を選ぶのです。そして、その本をカウンターに持っていくと、そこに載っている商品が出てくる、という仕様にしました。また、そのブックカバーはお持ち帰り頂けるのですが、切り取るとタンブラーの台紙としても使えるようにしました。

このような工夫には、”SEJというお店やそこでの体験をその場だけのものにしてほしくない”、“エスプレッソビバレッジに愛着を持ってほしい”という思いを込めました。

 

 (写真)全9種類のブックカバーとSEJ限定のカップ。ブックカバーの中には各ビバレッジの作り方などが載っている。

影響力:SEJへは、22日間で約2万人の方にお越しいただきました。また、その月はスターバックスさん全店でエスプレッソビバレッジの売り上げが前年同月比で120%になり、翌月以降もしばらくは同105%ほどの売り上げが続きました。もちろん、この結果は、SEJの影響だけでなく、各店舗でもスタッフの方々がエスプレッソビバレッジをお客様におすすめして下さったことも大きな要因の1つだと思っています。このSEJの取り組みはアメリカ本社のハワード・シュルツ会長の耳にも届き、”ブランドの価値を高める素晴らしい取り組み”という評価もいただきました。

アイデアはどのように生み出していますか?

とことん自分の頭で考えることが大事だと思います。アイデアの質は考えた時間に比例します。決まった法則はないと思いますが、既存のアイデアを、切り口を変えたり新しい形で組み合わせたりすることで、新しいアイデアに変化させていきます。

そのためには日頃の情報収集多くの人との会話が重要です。どんな些細なことでも、将来のアイデアに役立つかもしれません。なので、たくさん人と会話したり、色々な方面で情報を収集して、それを自分の頭で咀嚼して考えられることが大切です。

 

PRという仕事をされている上で気を付けている点は何ですか?

大前提として、嘘をつかないことです。事実をどのように伝えていくことが一番効果的か、ということを考えています。

そして、お客様のゴールを理解して、コミュニケーションプランに落とし込むことが、実際に仕事を進めている中で大切にしているところです。

御社の魅力を教えて下さい。

人が良く雰囲気が良いところです。すごく居心地がいいですね。

社員に共通して言えるのは、自分で考えられる人が多く、ただ“仕事をしたい”というよりも、“仕事を楽しみたい”という思いを持っているところだと思います。

 

今後の目標は何ですか?

自分の人生で、“自分と自分の周りにいる全ての人を幸せにする”という目標があります。それを実現する方法は色々あると思いますが、まずは笑って仕事をする時間を増やせるような、そんな仕事に取り組んでいきたいと思います。

学生へのメッセージをお願いします。

“就活しなければ”、“会社員にならなければ”、というのが当たり前だと思っている学生さんが多いと思いますが、それだけが道ではありません。自分が本当に何をやりたいのか、仕事をする時間をどのように過ごしたいかを突き詰めて考えながら、自分の人生を幅広く考えてほしいなと思います。

お話頂いた森さん、ありがとうございました!

 

 

電通PRさんが、書籍を出版しました!

PRの考え方やPRの在り方について、事例を交えながら分かりやすく解説しています。

今回ご紹介したスターバックスさんの事例も詳しく載っています。

PRや広告について勉強したい方、必読です!是非読んでみてください!

会社名:電通パブリックリレーションズ

事業内容:PR業務

住所:東京都中央区築地5丁目6番4号 浜離宮三井ビルディング

電話番号:03-5565-1055 (代表)

HP:http://www.dentsu-pr.co.jp/

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atsushi

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