人材・教育 企業研究

チャイナラボ/女性が立ち上げた新しいベンチャービジネスとは。

急増する日本企業の中国ビジネスを語学の面からサポートしようと株式会社チャイナラボを起業した岡本さんに、事業内容や今後の展望、女性で社長であることについての本音までお聞きしました。インターンシップ情報もぜひご覧ください!

お仕事の内容を教えて下さい。

中国語を学びたい人達を対象に、スカイプを使って中国語レッスンを提供するというビジネスをしています。中国語を教えるのは私ではなく、日本語堪能な中国上海にいる中国人の方々です。ChinaLabのウェブサイトを介して、都合のよい日時と講師を選択しレッスンを予約したら、あとは予約した当日にパソコンとスカイプを立ち上げて中国語講師からのスカイプコールを待つだけ。「スカイプを使って手軽に気楽に中国語が学べる」というのが特長です。

このお仕事の楽しさは何ですか?

全てゼロから始めることと付き合う人を選べることです。事業立ち上げにあたり、スタッフの採用や研修、お客様へのアプローチなど、すべてゼロから開拓です。苦労もありますが、好きなように仕事を設計して動かせるのはとても楽しい。そして、自分が好きだなと思う人と関わっていける。自分で選択できること、仕事を自分で好きなように設計し動かせることがとても面白いです。楽しくなかったら起業した意味がない!」と思って、あらゆることを楽しんでやっています。いろんな分野の方々と出会う機会が多いのも楽しさのひとつですね。

御社の今後目指すものと、課題を教えてください。

現在、中国の最低賃金は大よそ日本の1/3であるおかげで、日本と中国の賃金格差を利用したこのビジネスモデルは、お客様に対してコストメリットを提示できています。これから中国の経済成長がさらに進むと、中国の賃金は上昇するため、このビジネスモデルは否応なく変容を求められます。「低価格でのサービスの提供」というコスト面での強みだけでなく「リアルな中国人とやり取りする中で得られる新しい発見や経験」といった付加価値もアピールしていきたいと考えています。中国語の習得を通じて、アジアで活躍するリーダー創出に貢献することが私たちのミッションです。そのためには、ビジネス中国語や中国に関する知識などのコンテンツを充実させて、お客様に提供していきたいと考えています。

今、中国語を学ぶことはなぜ必要なのでしょうか?

これには2つ理由があって、1つが中国ビジネスにおいて情報を正しく収集するためです。2010年から約2年間、私は中国上海で就業していました。上海には既に多くの日系企業が進出しています。中国の日系企業ではたらく現地従業員は日本語が話せます。これは日系企業が日本語を話せる現地従業員を採用しているためです。日本人が中国語を話せなくても現地従業員とのコミュニケーションは図れますが、相手は言いたくないことや細かいことは伝えない可能性がある。正しい情報を得られているのか正確に認識できないまま業務をすすめるリスクは否めない。やはり、現地に入れば現地の言葉を使わなければ、本当のコミュニケーションは図れないと考えます。現地従業員のマネジメントを通じて組織のパフォーマンスをあげることや、中国市場の情報を適切に収集するのであれば、中国語の習得が必要ではないかと。 2つ目の理由として、日系企業の成長のためには、アジア、特に中国・香港・台湾・シンガポールなどの中華圏の人たちとのビジネスは無視できないと考えるためです。国内市場は既に縮小傾向にあります。市場を開拓する場合、先進国よりも、これから成長する新興国、なかでも日本と距離の近いアジアにターゲットを設定することは効率的です。そして、10億人以上の人口を抱える中国市場は無視できない存在であることは確かです。そのため、中国ビジネスをすすめるには中国語の習得が必要だと考えています。

岡本さんが社長になられたきっかけを教えてください。

2011年の東北大震災のとき、私は上海にいたのですが、日本の家族や友人が不安で辛い思いをしているなかで、私は海外で暮らし続けることは果たして良いことなのかと悩んでいました。メディアやメール、電話を通じてしか情報は得られないし、私の大切な人達はみな、日本で不安な気持ちを抱えて生活をしている。家族や友人のそばにいたいから日本に帰ろうと思いが変化した。しかし、上海の勤務先を辞めて日本で転職活動するのも時間がかかるし、転職先が見つかるかわからない。中国での経験を活かせるかもわからない。「仕事も働く場所も自分で選ぼう。自分で仕事を作ればいい。」と思いました。最初から社長になりたかったというわけではなく、自分の理想の働き方と生き方を考えたら、会社を作るほうが合理的だと思ったのがきっかけです。

女性で社長であることについて。

最初は意識していなかったのですが、周囲が変わっていくのを感じています。会社員の頃と今とでは私は変わっていないと思っていますが、「女社長」なんて呼ばれたり、仕事に生きる女性のように見られたりします。仕事のやり方を変えただけで、こんなにも周りからの見方が変わるのかと気がつきました。周囲の見方と実際の私のギャップがあって、それを埋めていく必要があるのかなと思っています。

学生の頃は何をされていましたか?

勉強が好きではなかったので、学部生の頃はアルバイトや飲み会、旅行などをして自由に過ごしていました。友人3人とともに、メキシコのユカタン半島をめぐって、3週間バックパッカーをしたのは楽しかったですね。社会人になって働き始めたコンサルティング会社の仕事を通じて、勉強したいという思いが生じました。当時の同僚には優秀な人が多く自分の知識のなさや自分の能力の限界を感じて、すごく辛い時期がありましたね。もっと勉強して仕事の幅を広げたい、自信をつけたいという思いから会社を辞めて、慶應義塾大学大学院に入学しMBAを取得しました。

起業を目指すには?

学生のうちは、事業を立ち上げてマネタイズする経験ができればいいですね。ベンチャーのインターンシップなどを通じて、事業を立ち上げ収益化することを肌で感じておく。大学を卒業してすぐ起業するのは、若さを強みにして柔軟な発想と対外的な注目度が高いなどの側面があるものの、営業活動や仕事の進め方など誰にも教わることもないままチャレンジするので分からないことが多く、効率的でないという側面もあります。社会に出て2~3年のキャリアを積み、ビジネスの一連の流れを学んでから始めた方が、学生のまま起業するよりも効率的かなと感じます。私もまだまだ未熟で成長段階ですので、お互いたくさん失敗しましょう。そこから学んで前に進めば良いのかなと考えています

インターンシップの募集にあたって求める学生像と、そこで働くメリットを教えてください。

上海の中国人講師のレッスンのスケジュール調整や彼らが作成する記事などのレビューを手伝っていただきたいと考えています。ベンチャーでゼロから事業を創っていくことに興味のある人や海外とのやり取りに興味のある方に来て欲しいですね。私たちが学生の皆さんにできることは、会社を経営するにあたり必要なことを肌で感じる機会を提供できること。ターゲットとするお客さんを設定しどのようにリーチしていくか。マーケティング戦略はどのように策定するか。これから人材採用をすすめるので、会社にとって人材とはどのような位置づけであるかなど、組織形成のプロセスも見えると思います。こちらで働いていただければ、みんなで食事に行くことや就職相談にものれるので、ビジネスを学ぶ上でも社会人と関わる良い機会になるのではないでしょうか。

最後に学生に向けてメッセージ

学生の皆さんには、”自分で人生をデザインする”という気持ちを持って欲しいです。大学を卒業し、社会に出た後に、会社や外部の環境に依存し過ぎることなく、自分は何がしたいのかを明らかにして物事に取り組んでいくことは大切だと思います「~にならないように頑張る」、「~をしてもらう」という受け身の考え方はせず、もっと主体的に自ら進んで選択していくと、人生をより楽しめるはずです。受け身でいるのはもったいないです。

取材後記

「主体的に自分で進んで選択」され、社長となった経緯をお聞きし、はっきり自分のやりたいことを選んでここまで来られた岡本さんは、同じ女性として憧れです。これから社会に出る前に、こういったお話をお聞きできてとても良かったです。大変楽しい取材でした。岡本さん、ありがとうございました! ☆インターンシップ情報!! 今回取材をさせて頂いたチャイナラボでは、学生のインターンシップを募集しています。 詳細はこちらから→ http://ch-re.jp/chinalab/contents/punit_dtl.php?pkind=50&pc=1&x=1361767965&keyid=23 ぜひチェックしてみてください♪

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atsushi

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