メーカー 企業研究

株式会社ニチレイフーズ/日本の食品企業として海外で働くうえで大切にしていたこととは?

どこに行っても共通して相手の考え方をよく理解した上で自分の意見を伝える、というコミュニケーション力は非常に大切だなと思っています。

誰もが一度は口にしたことがある冷凍食品を生産している株式会社ニチレイフーズ。今回はタイに3年間の駐在経験があり、現在は商品本部でご活躍される入社9年目の杣谷さんに取材しました。 【取材内容(一部)】 ・海外の工場に関わる仕事をする上で大変だと感じたことはなんですか? ・仕事をする上で大切にしている考え方はなんですか? ・現在就活期ということで、就活に取り組んでいる学生に向けて先輩社会人としてのメッセージをお願いします。

貴社の事業内容について教えてください。

冷凍食品を中心とした加工食品を製造・研究開発・販売をしている食品メーカーです。家庭用、業務用、ウェルネス食品等、幅広い分野の商品を扱っています。

現在携わっている仕事について教えてください。

私は商品第三部というところに所属しています。商品本部の中には主に3つの部門があり、第一部は調理加工品、第二部は冷凍野菜と水産事業、そして私の所属する第三部ではチキンの加工品を扱っています。商品本部ではマーケットリサーチから始まって、どんな商品を作るのかを企画し、実際に商品を完成させるところまで、商品に幅広く携わっています。     弊社の製品の中にはタイで生産しているものも多くあり、担当工場もタイなので、よくタイの工場と打ち合わせをしています。私自身今年(2012年)の3月まで約3年間タイに駐在していました。

タイに駐在していた時はどのような仕事をされていたのですか?

当時の仕事はいくつかあるのですが、そのうちの一つは現地で製造する製品の品質の管理です。ほぼ毎日工場に行き、品質のチェックや生産の確認・指導などを行なっていました。現地には日本人がいる工場もありますが、それ以外の場合は英語であったり、タイ語と英語を混ぜたような言葉で話していました。どのように話したら現場のタイの人達が理解してもらえるかを常に考えながら話をしていました。

社員にはどのような方が多いですか?

 まじめな人が多いと思います。派手さは少ないけど信頼出来る人が多いように感じます。食品会社はそういう部分がすごく大事だなと入社してから思っていて、社内には安全・安心なものを提供するということを最重要視している人たちばかりです。そのため私も安心して自信を持って商品作りに取り組むことができています。

社員との単純比較は難しいですが、弊社に応募いただく学生さんや内定者にはやはり食べ物が好きな人が多いと感じます。 文系理系のバランスは部署によって異なりますが会社全体で見ると半々くらいではないでしょうか。

ニチレイフーズを選んだ決め手はどのようなことでしたか?

 元々身近にあるものに携わりたいと思っていたので食品会社を第一希望として就職活動をしていました。就職活動中、様々な企業の方とお話をする機会に恵まれたのですが、その中でも当時話をした弊社の社員の人たちがすごく雰囲気が良くて話しやすい人たちだったということが印象に残っていました。そしてこれから長く働いていく上で人間関係は大切だなと思ったことと、当社の面接では一番気負わずに自然体で臨むことが出来たということもありニチレイフーズへの就職を決めました。

入社後に気付いた貴社の魅力はなんですか?

会社というより冷凍食品事業についての話になってしまいますが、入社して初めて「こんなものまで冷凍食品として作れるんだ」と驚くことが多くありました。冷凍食品市場のうち約6割を占めているのは業務用冷凍食品なので、普段知らず知らずの内に食べている冷凍食品って意外と多いんですよ。入社前は業務用の冷凍食品にどのようなものがあるか、あまりイメージが湧いていなかったのですが、入社してからは、世の中には今まで見えていなかったところで使われていた冷凍食品の方が多い、ということを知った時は面白いなと思いました。 (業務用冷凍食品には寿司に使われるシャリ、大福、プリン等のデザートなどもあるそうです。) 会社の魅力としては、お客様の所に足を運ぶ度に、弊社の品質や安心安全に関して高く評価いただく事が多く、先ほどお話した、安心・安全な商品を提供するという考えや品質第一という考えが幅広いお客様から受け入られ・評価いただいているという事を感じました。更に、取り扱い商品(分野)が多いので様々な商品を扱う事ができるという事も魅力の一つです。 後は、ひたすら人、人、人です。仕事は一人ではなく、周りの色々な人たちと協力し合って一つの成果を出していけると思います。入社して9年経ちましたが、仕事が辛かった時も周りの同僚がいたから頑張って乗り越える事ができました。

杣谷さんは3年間タイに駐在していたということですが、会社として海外で働く機会は多いのですか?

これは部署によります。私の所属する商品部や研究開発部等、海外と係わる機会の多い部署は多々あります。しかし、国内工場の管理を中心として働いている社員もいますし、その人の携わっている仕事や部署によってバラバラですね。

海外の工場に関わる仕事をする上で大変だと感じたことはなんですか?

駐在3年間色々なことがあり、いつも様々なことで悩んでいました。文化が違うので価値観の違いがあります。そのため、現地の工場の状況を聞きながらも我々の品質管理に関する考え方を理解してもらうまでに多くの時間がかかることもありました。 分かりやすい例でお話すると、鶏って毛が生えていますよね。しかしほとんどの日本人の想像する鶏の唐揚げには毛は生えていないと思います。そのため唐揚げに毛が生えていると消費者がそれを不安に思う可能性もあると思います。我々は、お客様が不安に感じるような事は取り除いて安心できる商品を提供したいという考えで工場に話をしますが、工場にとって羽は「夾雑物」であって「異物」や「毒」ではないと考えるんですね。そのような異なる文化環境同士の価値観の違いがある上でどうしたら日本人の感じる「安心」のための取組みを現地の人に理解してもらえるか、ということはいつも考えていました。 その他、様々な違いによって仕事が思うように進められないという事がありましたが、最終的には根気強く話し合うという事と、相手の考えや文化を理解して先回りして対策を打つという事を駐在していた3年間で覚えました。

仕事をする上で大切にしている考え方はなんですか?

今まで営業部で営業をしたり、タイに駐在したり、現在商品本部で新商品の企画をするなど様々な仕事に携わってきましたが、どこに行っても共通して、相手の考え方をよく理解した上で自分の意見を伝える、というコミュニケーション力は非常に大切だなと思っています。 海外の方との仕事になると文化が違うので価値観が違うのは当たり前です。しかし単純に自分の考え方を押し付けても絶対にうまくいかないので、どうして相手はそれを出来ないと言っているのか、ということをしっかり理解したうえで、それに対して、我々と現地の工場の人が共に納得出来るような解決策を探して行く事がお互いwin-winな関係になれるポイントだと考えてます。 あと、成長の鍵は、主体性を持つことだと思います。その為には、常に自分なりの考えをしっかり持ちながら仕事を行っていく事がとても大切な事だと考えてます。

仕事をしていてやりがいを感じるときはどんな時ですか?

一つの商品が出来上がった時です。 スケジュール調整や社内・工場との交渉など色々な課題を乗り越えて一つの商品が出来上がるので、完成品を目にした時はすごく達成感を感じます。また自分の作った商品が近所のスーパーで販売されていたりするので、常に自分の仕事が自分の生活の一部になっていることを実感出来るということはこの仕事の魅力の一つだなと思います。

現在就活期ということで、就活に取り組んでいる学生に向けて先輩社会人としてのメッセージをお願いします。

就職活動の時って数十社受けて落ちることも多くあると思います。 私の場合、当時は自分自身を否定されたような気分になり自信喪失でものすごくふさぎ込んだ時期もありました。しかし今社会人になって当時の自分を振り返ってみると全くそのような自己否定をする必要はなかったのではないか、と思います。 例えば面接で何かをうまく説明出来なかった、とか筆記試験がうまく出来なかったとか、そういう部分に関しては反省して次の機会までにちゃんと対応出来るようにする必要はあると思うのですが、落ちたからといって自分を否定する必要は無いと思います。会社というのは相性だということを入社してから強く実感したので、ぜひ前向きに頑張ってほしいなと思います。 また就職活動期に様々な業界を見たほうが、自分の本当にやりたいことを明確にしていく上で良いのかなと思います。就職活動という機会を利用して、多くの社会人と話し、ちょっとずつでもそれぞれの企業の雰囲気を知ることができれば、自分は将来こういうことをやっていきたい、というイメージが最初は何も無かったとしても段々形になって見えてくるのではないかなと思いますね。     杣谷さん、貴重なお話をありがとうございました! ※記載の部署名、役職名は訪問当時のものです。     今回取材した株式会社ニチレイフーズのホームページです! http://www.nichireifoods.co.jp/

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atsushi

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